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第10話 召喚されし勇者日向、ダンジョンの最下層へ
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ジェルマンさんに連れてこられた場所は森のさらに奥へと続く何もない場所だった。
「ここら辺でいいでしょう」
「ここで何をするんですか?」
「…………日向様、突然ですが、ここで知識テストをしましょう。この世界にはダンジョンがいくつあるかわかりますか?」
ダンジョンの知識に関しては、ある程度、把握している。
「え、たしか、7つですよね。一つの大陸に一つのダンジョンがあって、いまだ一つも攻略できていないとか」
「はい、その通りです。素晴らしい、よく勉強していらっしゃる。では、ダンジョンとはいったい、何なのか、説明できますか?」
「ダンジョンは、はるか昔、突如現れた未知の遺跡です」
そうダンジョンはいまだに謎が多く、解明されていないことが多い。
ダンジョンの誕生自体も未だ何もわかっておらず、説としてはダンジョン出来上がったのは勇者と魔王が誕生した時代ではないのかといわれている程度。
まさしく、謎の多い遺跡だ。
だからこそ、ダンジョンとは何かと聞かれれば、未知の遺跡になるわけだ。
「ふん、なかなか勉強していますね。ダンジョンはレベル上げにとって最も効率がいい場所、それは知っていますね?」
「はい、それはまぁ…………」
「故にダンジョン内のことを知っているかいないかで、生存率は大きく変わります。ダンジョンのことを少しでも勉強していて、少し感心しましたよ、日向様」
「あ、いえ」
初めて褒められた。
そういえば、この世界に来てからほめられたことなんてなかったけ、て別に元の世界でも褒められたことあんまりないか。
「しかし、実に残念です。ここで日向様とお別れになるなんて」
そういいながら、ジェルマンはパチンっと指を鳴らした。
すると、僕の足元に紫色の陣が現れた。
「え、それはどういう…………こ、これはっ!?」
突然、視界が歪み、重りがのしかかったかのように体が重くなり、膝をついた。
「全く、手間を貸せさせくれましたね。大図書館に罠を張ろうにも、結奈様が頻繫に出入りするせいで下手にうごけなかったじゃないですか。結局、ギリギリに…………はぁ」
「じぇ、ジェルマンさん…………」
ダメだ、体が重くて動けない。
徐々にのしかかる重さがさらに重くなり、身動きが取れず、意識が薄れていく感覚に襲われる。
「安心してください。ほかの勇者様にはきっちりと説明しておきますから。そうですね~~日向様はみんなの力になるために修行しに行った、とかでどうでしょう?死んだ後でもあいつは立派に死んだってなりません?」
何を言っているんだこの人は…………。
うまく聞き取れない。何を言っているのかわからない。
顔を見上げようにも上げることさえできない。
「って、貧弱な日向様にはこの重さにも耐えられませんよね」
「ど、どうして、ぼ、ぼくは…………」
頑張ってきた。できないなりに頑張った。元の世界にいた時とは違う。ちゃんと、努力したんだ。
なのに、どうして僕がこんな目に合わないといけないんだ。
痛い、苦しい。こんな痛みは初めてだ。
徐々に苦痛に苛まれていき、ついていた膝が崩れる。
「日向様が今から転移する場所はとあるダンジョンの最下層。運が良ければ、外に出られるはずです。ただし、外に出たとしても日向様の居場所はもうないかもしれませんが…………」
ダンジョン?最下層?
押しつぶされる重圧の中で聞こえてくる単語。
僕はここで殺されるわけではないのか?
「それでは、さような…………」
僕は上がらなかった顔を無理に上げてジェルマンと目を合わせた。
そして、歯を食いしばりながら、ゆっくりと告げた。
「…………覚えてろ」
その一言にジェルマンは後ろに一歩下がった。
瞳には今までに見たことない怒りを宿し、自分の中に一つの疑問が浮かび上がる。
果たして、この勇者は本当に弱いのか。
そこで、勇者日向は力尽きたように意識を失い、謎の光に包まれた。
「なぜ、私はあんな弱いやつに足がすくんでいる…………」
手汗が止まらなかった。
ジェルマンはゆっくりと呼吸と身なりを整えた。
そして、ゆっくりと後ろを振り返り言葉をかけた。
「…………ふぅ、これでよろしかったでしょうか、ゼニス王女」
「ええ、ご苦労様です、ジェルマン」
茂みから二人の武装したメイドを連れたゼニス王女が姿を見せた。
「しかし、ゼニス王女らしくありませんでしたね」
「なにが言いたいのかしら?」
「わざわざ、転移させなくとも、殺せと命令すれば、早かったはず」
ジェルマンの言葉にゼニス王女は鋭い目つきで黙り込んだ。
「さすがのゼニス王女でも、女神の天罰が怖かったですか」
「ジェルマン、黙りなさい。いくら、あなたがお父様のお気に入りだろうと、許しませんよ」
「これはこれは、気に障りましたか。しかし、もし転移先であるダンジョン最下層で生き残り、外に出てきた場合、どうするおつもりで?」
「その時はその時です。今大事なのは、他勇者4人が一人かけた環境に慣れていただくことです。それでは引き続き、お父様にばれないよう頼みましたよ、ジェルマン。失敗は許されないのですから」
「わかっています。すべてには魔王討伐のため…………」
勇者日向の排除はゼニス王女の命令。そして、私はその命令を受け入れた。念の為、カーセル王にも確認はとったが予想出通りの返答が返ってきた。
しかし、もしかしたら、勇者日向を排除する方針は間違っていたのかもしれません。
最初は優しく、控えめで戦闘には向かない性格をしていると思っていた。ステータスも勇者にあるまじき平均以下。しかし、あの瞳からは獣のような何かを感じた。
もし、ダンジョン最下層から脱出し、再び会うことがあれば…………。
「最悪な事態に備えておく必要がありそうですね」
罪を犯した者が待つ結末はわかりきっている。
そのものは最後、苦痛の悲鳴を上げ、助けを求め、火の海の中へ落ちていく。
この身に宿す業が、真っ黒に燃え盛る業が、灰となるまで焼き尽くす。それでも…………前へ、その先へと求め続ける。
自らの意思に逆らって…………。
「誰か、私を…………」
少女は願う。
たとえその願いが自分の意志でなくても罪に刻まれた願いが告げる。
「助けて」
真っ暗な暗闇の中でただひたすらに虚空を見つめて願い続ける。
「ここら辺でいいでしょう」
「ここで何をするんですか?」
「…………日向様、突然ですが、ここで知識テストをしましょう。この世界にはダンジョンがいくつあるかわかりますか?」
ダンジョンの知識に関しては、ある程度、把握している。
「え、たしか、7つですよね。一つの大陸に一つのダンジョンがあって、いまだ一つも攻略できていないとか」
「はい、その通りです。素晴らしい、よく勉強していらっしゃる。では、ダンジョンとはいったい、何なのか、説明できますか?」
「ダンジョンは、はるか昔、突如現れた未知の遺跡です」
そうダンジョンはいまだに謎が多く、解明されていないことが多い。
ダンジョンの誕生自体も未だ何もわかっておらず、説としてはダンジョン出来上がったのは勇者と魔王が誕生した時代ではないのかといわれている程度。
まさしく、謎の多い遺跡だ。
だからこそ、ダンジョンとは何かと聞かれれば、未知の遺跡になるわけだ。
「ふん、なかなか勉強していますね。ダンジョンはレベル上げにとって最も効率がいい場所、それは知っていますね?」
「はい、それはまぁ…………」
「故にダンジョン内のことを知っているかいないかで、生存率は大きく変わります。ダンジョンのことを少しでも勉強していて、少し感心しましたよ、日向様」
「あ、いえ」
初めて褒められた。
そういえば、この世界に来てからほめられたことなんてなかったけ、て別に元の世界でも褒められたことあんまりないか。
「しかし、実に残念です。ここで日向様とお別れになるなんて」
そういいながら、ジェルマンはパチンっと指を鳴らした。
すると、僕の足元に紫色の陣が現れた。
「え、それはどういう…………こ、これはっ!?」
突然、視界が歪み、重りがのしかかったかのように体が重くなり、膝をついた。
「全く、手間を貸せさせくれましたね。大図書館に罠を張ろうにも、結奈様が頻繫に出入りするせいで下手にうごけなかったじゃないですか。結局、ギリギリに…………はぁ」
「じぇ、ジェルマンさん…………」
ダメだ、体が重くて動けない。
徐々にのしかかる重さがさらに重くなり、身動きが取れず、意識が薄れていく感覚に襲われる。
「安心してください。ほかの勇者様にはきっちりと説明しておきますから。そうですね~~日向様はみんなの力になるために修行しに行った、とかでどうでしょう?死んだ後でもあいつは立派に死んだってなりません?」
何を言っているんだこの人は…………。
うまく聞き取れない。何を言っているのかわからない。
顔を見上げようにも上げることさえできない。
「って、貧弱な日向様にはこの重さにも耐えられませんよね」
「ど、どうして、ぼ、ぼくは…………」
頑張ってきた。できないなりに頑張った。元の世界にいた時とは違う。ちゃんと、努力したんだ。
なのに、どうして僕がこんな目に合わないといけないんだ。
痛い、苦しい。こんな痛みは初めてだ。
徐々に苦痛に苛まれていき、ついていた膝が崩れる。
「日向様が今から転移する場所はとあるダンジョンの最下層。運が良ければ、外に出られるはずです。ただし、外に出たとしても日向様の居場所はもうないかもしれませんが…………」
ダンジョン?最下層?
押しつぶされる重圧の中で聞こえてくる単語。
僕はここで殺されるわけではないのか?
「それでは、さような…………」
僕は上がらなかった顔を無理に上げてジェルマンと目を合わせた。
そして、歯を食いしばりながら、ゆっくりと告げた。
「…………覚えてろ」
その一言にジェルマンは後ろに一歩下がった。
瞳には今までに見たことない怒りを宿し、自分の中に一つの疑問が浮かび上がる。
果たして、この勇者は本当に弱いのか。
そこで、勇者日向は力尽きたように意識を失い、謎の光に包まれた。
「なぜ、私はあんな弱いやつに足がすくんでいる…………」
手汗が止まらなかった。
ジェルマンはゆっくりと呼吸と身なりを整えた。
そして、ゆっくりと後ろを振り返り言葉をかけた。
「…………ふぅ、これでよろしかったでしょうか、ゼニス王女」
「ええ、ご苦労様です、ジェルマン」
茂みから二人の武装したメイドを連れたゼニス王女が姿を見せた。
「しかし、ゼニス王女らしくありませんでしたね」
「なにが言いたいのかしら?」
「わざわざ、転移させなくとも、殺せと命令すれば、早かったはず」
ジェルマンの言葉にゼニス王女は鋭い目つきで黙り込んだ。
「さすがのゼニス王女でも、女神の天罰が怖かったですか」
「ジェルマン、黙りなさい。いくら、あなたがお父様のお気に入りだろうと、許しませんよ」
「これはこれは、気に障りましたか。しかし、もし転移先であるダンジョン最下層で生き残り、外に出てきた場合、どうするおつもりで?」
「その時はその時です。今大事なのは、他勇者4人が一人かけた環境に慣れていただくことです。それでは引き続き、お父様にばれないよう頼みましたよ、ジェルマン。失敗は許されないのですから」
「わかっています。すべてには魔王討伐のため…………」
勇者日向の排除はゼニス王女の命令。そして、私はその命令を受け入れた。念の為、カーセル王にも確認はとったが予想出通りの返答が返ってきた。
しかし、もしかしたら、勇者日向を排除する方針は間違っていたのかもしれません。
最初は優しく、控えめで戦闘には向かない性格をしていると思っていた。ステータスも勇者にあるまじき平均以下。しかし、あの瞳からは獣のような何かを感じた。
もし、ダンジョン最下層から脱出し、再び会うことがあれば…………。
「最悪な事態に備えておく必要がありそうですね」
罪を犯した者が待つ結末はわかりきっている。
そのものは最後、苦痛の悲鳴を上げ、助けを求め、火の海の中へ落ちていく。
この身に宿す業が、真っ黒に燃え盛る業が、灰となるまで焼き尽くす。それでも…………前へ、その先へと求め続ける。
自らの意思に逆らって…………。
「誰か、私を…………」
少女は願う。
たとえその願いが自分の意志でなくても罪に刻まれた願いが告げる。
「助けて」
真っ暗な暗闇の中でただひたすらに虚空を見つめて願い続ける。
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