妹がいるからお前は用済みだ、と婚約破棄されたので、婚約の見直しをさせていただきます。

「やっと来たか、リリア。お前との婚約は破棄する。エリーゼがいれば、お前などいらない」

セシル・ベイリー侯爵令息は、リリアの家に居候しているエリーゼを片手に抱きながらそう告げた。

え? その子、うちの子じゃないけど大丈夫?

いや。私が心配する事じゃないけど。

多分、ご愁傷様なことになるけど、頑張ってね。

伯爵令嬢のリリアはそんな風には思わなかったが、オーガス家に利はないとして婚約を破棄する事にした。

リリアに新しい恋は訪れるのか?!


※内容とテイストが違います

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