聖女に婚約を申し込んで断られた王子は

 平民上がりの女が聖女に選ばれた。それも破格の力の持ち主として。

 教会はまだお披露目できる状態ではないとして面会を拒んだが、王家としても強力な力を持つ聖女であれば王家に取り込みたい。

 そこで王子との婚約を申し入れたがやんわりと断られた。そういった役目が出来る者ではないと。

 平民であるならばそうだろう。だが聖女の力があれば身分などどうにでもなる。

 教会が頑なであるなら本人を落とすしかないと、王子は聖女に面会を求めた。
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