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第1章 ― 性契約『アリストナル』 ―
第9話 お姉様はテクニシャン【女×男】
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司祭に名を呼ばれ、ルシカがシャロンの前へ立つ。
司祭の呪文により、シャロンの体がルルクの時同様少し浮いた。
そして再びルシカの手が青く光り始める。
「じゃあ始めるわ。リラックスしてね」
シャロンの目を見て微笑み、静かに囁いた。
そして、彼の前に跪き、躊躇うことなく腰のベルトを緩め始めた。
「ちょちょちょちょっとまってルシカさん!!?なんかそんな感じもしてたけどちょっといきなりすぎでは!?」
あまりの展開の速さに動揺しまくるシャロン。
思わずルシカの頭を両手で押しのける。
それでも彼女は動じることなく、再びベルトに手を伸ばす。
「あ…あの~…」
恥ずかしさからなんとか逃れようと体を捩るシャロン。
だが、宙に浮いているためどうすることもできない。
先程のルルクの気持ちが良くわかる。
カチャリとベルトが外れた音がし、腰回りが楽になった。
ズボンの前が開かれ、いよいよ中の下着に手がかかる。
「いやいやいやいや!ダメですって!まって!!」
その先に進まれることをなんとか拒もうと足をばたつかせる。
それを制するかのように、じっとシャロンの顔を見るルシカ。
「ルルクは…」
相変わらず感情が良く分からない抑揚で話始める。
「ルルクは耐えたのよ。ここまできてあなたがこの儀をやめるの?」
静かだが深く刺さる言葉。
そうだ…。
そもそもこれを始めたのは自分達だ。
自分らが勝手に始めたことをルルクは逃げずに堪えてくれた。
こんな目にあっても…。
「お……お願い…します…」
何をお願いするのかはわからないが、シャロンはルルクのために身を預ける覚悟をした。
ルシカは小さく頷くと、再び彼の下着に手をかけ、少しだけ下にずらした。
ブルンっとシャロンのものが目の前に飛び出す。
まだ柔らかさのあるそれをルシカはそっと青く光る両手で包み込む。
―― !!!! ――
温かく、フワフワのようなヌルヌルのようなスベスベのような…なんとも表現しがたい心地よさが全身を駆け巡る。
やばい……やばいやばいやばい……これは…これはすぐに…。
チラッとルシカに目をやる。
彼女は大切なものを扱うように自分のモノを両手で擦っている。
突然姉となった見知らぬ彼女。
そんな姉と今度はこんな行為を…。
パニックになる頭をよそに、体は心地よさに反応していく。
モノはすっかり硬くなりそそり立っていた。
「う……くっ……」
思わず声が漏れる。
「そろそろ出る?」
まるで日常会話のように尋ねるルシカ。
「いやっ…あの…!?」
言葉に反応したのかモノがビクついた。
手の中でビクビクと震えるモノを、ルシカはスピードをあげて擦り回した。
「ぅあっ…!…ぁっ……」
勢いが増し先ほどよりも握る力が強くなっているが、すごく心地よい。
「いいなあれ、プロか?」
バルトがうらやましそうにつぶやく。
隣ではアルトが目を輝かせている。
そう思えてしまうほど自然な手つきだった。
シャロンの息遣いがどんどん荒くなっていく。
「ちょ……ちょっと待って……ルシカさん……もう……」
足をガクガクさせるシャロン。
その様子を見て、ルルクは更に勢いを強めた。
「だいじょうぶだから……私の手の中に出して」
その言葉で全身にゾクっと快感が走った。
「ぁっ……あっ……もう…やめっ……でっ……!!」
グッと息を呑み、シャロンが身体を大きく震わせた。
ルシカが両手で先端を覆う。
―― ビューーー ビューーーーッ ――
ルシカの両手の中からくぐもった水音が聞こえてくる。
その音からどれほどの勢いで噴出されているのかがわかるほどだ。
全てを出し終えたのかシャロンがぐったりと脱力すると、ルシカの両手が強く発光した。
「あとの身なりは自分で整えてね。お疲れ様」
発光が収まり、普通に一仕事終えた後のように声をかけるルシカ。
「シャロンって言葉で感じちゃうのね~!か~わいいっ!」
テレテレと悶えながら体をくねらせるアルト。
「うっ…!うるせー!あれでどうにもならない方がおかしいだろうがっ!」
シャロンは怒鳴ることで恥ずかしさを紛らわせ、いそいそと身なりを整えた。
司祭の呪文により、シャロンの体がルルクの時同様少し浮いた。
そして再びルシカの手が青く光り始める。
「じゃあ始めるわ。リラックスしてね」
シャロンの目を見て微笑み、静かに囁いた。
そして、彼の前に跪き、躊躇うことなく腰のベルトを緩め始めた。
「ちょちょちょちょっとまってルシカさん!!?なんかそんな感じもしてたけどちょっといきなりすぎでは!?」
あまりの展開の速さに動揺しまくるシャロン。
思わずルシカの頭を両手で押しのける。
それでも彼女は動じることなく、再びベルトに手を伸ばす。
「あ…あの~…」
恥ずかしさからなんとか逃れようと体を捩るシャロン。
だが、宙に浮いているためどうすることもできない。
先程のルルクの気持ちが良くわかる。
カチャリとベルトが外れた音がし、腰回りが楽になった。
ズボンの前が開かれ、いよいよ中の下着に手がかかる。
「いやいやいやいや!ダメですって!まって!!」
その先に進まれることをなんとか拒もうと足をばたつかせる。
それを制するかのように、じっとシャロンの顔を見るルシカ。
「ルルクは…」
相変わらず感情が良く分からない抑揚で話始める。
「ルルクは耐えたのよ。ここまできてあなたがこの儀をやめるの?」
静かだが深く刺さる言葉。
そうだ…。
そもそもこれを始めたのは自分達だ。
自分らが勝手に始めたことをルルクは逃げずに堪えてくれた。
こんな目にあっても…。
「お……お願い…します…」
何をお願いするのかはわからないが、シャロンはルルクのために身を預ける覚悟をした。
ルシカは小さく頷くと、再び彼の下着に手をかけ、少しだけ下にずらした。
ブルンっとシャロンのものが目の前に飛び出す。
まだ柔らかさのあるそれをルシカはそっと青く光る両手で包み込む。
―― !!!! ――
温かく、フワフワのようなヌルヌルのようなスベスベのような…なんとも表現しがたい心地よさが全身を駆け巡る。
やばい……やばいやばいやばい……これは…これはすぐに…。
チラッとルシカに目をやる。
彼女は大切なものを扱うように自分のモノを両手で擦っている。
突然姉となった見知らぬ彼女。
そんな姉と今度はこんな行為を…。
パニックになる頭をよそに、体は心地よさに反応していく。
モノはすっかり硬くなりそそり立っていた。
「う……くっ……」
思わず声が漏れる。
「そろそろ出る?」
まるで日常会話のように尋ねるルシカ。
「いやっ…あの…!?」
言葉に反応したのかモノがビクついた。
手の中でビクビクと震えるモノを、ルシカはスピードをあげて擦り回した。
「ぅあっ…!…ぁっ……」
勢いが増し先ほどよりも握る力が強くなっているが、すごく心地よい。
「いいなあれ、プロか?」
バルトがうらやましそうにつぶやく。
隣ではアルトが目を輝かせている。
そう思えてしまうほど自然な手つきだった。
シャロンの息遣いがどんどん荒くなっていく。
「ちょ……ちょっと待って……ルシカさん……もう……」
足をガクガクさせるシャロン。
その様子を見て、ルルクは更に勢いを強めた。
「だいじょうぶだから……私の手の中に出して」
その言葉で全身にゾクっと快感が走った。
「ぁっ……あっ……もう…やめっ……でっ……!!」
グッと息を呑み、シャロンが身体を大きく震わせた。
ルシカが両手で先端を覆う。
―― ビューーー ビューーーーッ ――
ルシカの両手の中からくぐもった水音が聞こえてくる。
その音からどれほどの勢いで噴出されているのかがわかるほどだ。
全てを出し終えたのかシャロンがぐったりと脱力すると、ルシカの両手が強く発光した。
「あとの身なりは自分で整えてね。お疲れ様」
発光が収まり、普通に一仕事終えた後のように声をかけるルシカ。
「シャロンって言葉で感じちゃうのね~!か~わいいっ!」
テレテレと悶えながら体をくねらせるアルト。
「うっ…!うるせー!あれでどうにもならない方がおかしいだろうがっ!」
シャロンは怒鳴ることで恥ずかしさを紛らわせ、いそいそと身なりを整えた。
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