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第4章 迷宮探索(ダンジョン・アタック)
第21話 オルフェリアの教え
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「うおおりゃあ!」
ヴァルが雄叫びを上げて、四匹の黒魔犬に突っ込んでいく。
大鬼殺しを最上段に構えて突進する様は、大鬼もかくや、と言わんばかりだ。
四匹中、二匹がヴァルの目の前に残り、残りの二匹が脳筋戦士を迂回して、扉の前の柔らかそうな奴らに向かう。
「え? え?」
ヴァルが何の指示も出さずに勝手に突っ込んで行ったため、何をすればいいのか分からず軽く混乱しているロウドに、腰に差した魔剣オルフェリアが活を入れる。
「何をわたわたしとる! あの脳筋馬鹿が突っ込んでった以上、お前のやることは一つ! そのご大層な鎧と盾は何のためにある! 今、お前がやるべきことは、あの向かってくる二匹を迎え撃って足止めし、後ろの術者どもに攻撃が行かないようにすることじゃ! 分かったか? 分かったなら、さっさと妾を抜け!」
慌ててオルフェリアを抜き、真銀の凧型盾と共に構えるロウド。
チロチロと火を吹きながら走り寄ってくる子牛ほどの大きさの黒い犬。
目前に迫った二匹にビクつきながらも、
「やれるか、僕に? いや、やるんだ! コイツら程度で手こずってたら、一生リーズには勝てない!」
宿敵・リーズを思い出し、自分を奮い立たせる。
「吐息が来るぞ! 盾を前に出して体をカバーしろ!」
オルフェリアが指示を出す。
言われたとおりに真銀の盾を体の前にかざし、火の吐息に備える。
一匹の黒魔犬が立ち止まり、口を大きく開けて炎を吹き出した。
竜の吐息に比べれば、か細い蝋燭の火のようなものだが、それでも低レベルの冒険者にとっては致命的な攻撃となり得る。
炎はロウドのかざした真銀の盾の表面を直撃した。
「さすが、真銀!」
買ったばかりの新しい盾はあっさりと炎を受け止め、四散させた。
ロウドの方へは少し熱気が来たぐらいで実ダメージは無いと言っていい。
「ボケッとするな! もう一匹が来るぞ!」
オルフェリアの声にハッとなるロウド。
「ガゥアア!」
唸り声と共に、もう一匹の黒魔犬が左の前方から飛びかかってきた。
一匹が真っ正面から吐息を吐いて敵の注意を引きつけ、その隙を狙って、もう一匹が横から襲う。
なかなかのコンビネーションであり、いいとこ硬革鎧ぐらいしか着ていない新人ならば、やすやすとその牙に掛かっていただろう。
しかし、今彼らが相手にしているのは、守りの堅さだけならば中堅を凌ぐ新人だった。
正面に構えていた盾を斜め上に向け、黒魔犬を迎え撃つロウド。
飛びかかってきた黒魔犬が盾に激突し、子牛並の重量が一気にのしかかる。
「ぐうう」
オルフェリアを持った右手も盾の裏に添えて支え、両脚に力を篭めて踏ん張る。
もしロウドの防具が軽い物であったならば、踏ん張りきれずに押し倒されていたかも知れない。
しかし、軽量化の呪紋を彫ってあるとは言え、金属製の重鎧だ。
鎧の重量を重しとして耐えきり、黒魔犬を押し返した。
一声、甲高い子犬のような声を上げ、床に着地した黒魔犬は、少し後退して、もう一匹と合流する。
低い唸り声を上げながら、ロウドの隙を探る二匹。
「ふ~ん。あの魔剣、ハズレかと思ったけど、どうしてどうして。きっちり、ロウドくんに的確な指示を出してる」
後ろから一連の攻防を見ていたイスカリオスが呟いた。
「そうね。あの脳筋が何の指示も出さずに突っ込んでった時にはどうしようかと思ったけど。さすがは知性持つ魔剣ね」
ミスティファーも感心したように、ロウドの右手に握られたオルフェリアに視線を向ける。
おそらく、オルフェリアは過去の主たちと歩んだ戦いの経験を生かして、ロウドにアドバイスをしているのだろう。
この〈自由なる翼〉には王道パターンがあった。
とは言え、そんなたいしたものではなく、ヴァルが敵の群れに飛び込んで暴れ、ミスティファーとイスカリオスが術で補佐、こぼれた敵をコーンズが仕留めていく、というものだ。
他のパーティと共同で戦ったことはあっても、この基本戦術は崩れずにいたのだが、今回正式にロウドが加入したことによって色々と変更しなければならなくなった。
中衛に立たせ後衛を守らせる、ということは決まっていたものの、脳筋が指示も出さすに突っ込んでしまったので、後衛の三人は頭を抱えていたのだ。
そこをオルフェリアが的確な指示をロウドに出して事なきを得た。と言うのが、今の状況である。
「おい。いくら守り固めてるとは言え、アイツの技量で二匹相手はきついだろ。手ぇ貸していいよな?」
コーンズが不安げな声で、年長者二人に伺いを立てる。
正直、コーンズはヒヤヒヤしていた。
吐息も跳躍攻撃も捌いたものの、オルフェリアの指示があって何とかなったようなもので、危なっかしくて見ていられない、と言うのが本音である。
口こそ悪いものの、このメンツの中では普通に近い感性の持ち主であるコーンズは、ロウドに加勢すべきだと判断したのだ。
「ん? ああ、そうね。弓で牽制するぐらいなら、いいわよ。でも、やり過ぎないようにね。彼自身に頑張って貰わないといけないから」
最年長者の許可が出たので、攻撃の準備に入るコーンズ。
背の矢筒から矢を取り出し、弓につがえる。
弓は大きさこそ同サイズだが、以前の短弓ではなかった。
ボンタック商店にて買い換えた複合弓に変わっている。
単一素材で作られていた以前の短弓と違い、木や動物の腱・皮などの複合素材で作られた弓で、サイズこそ短弓と変わらないが、威力は長弓並。
魔族と激しくやり合っている東方より流れてきたとの事で、戦力増強を目指して買い換えたのだ。
「さて試させてもらうぜ」
そう言って矢を放つ。
鉄の鏃は、ロウドに襲いかかろうとしていた黒魔犬の肩口に当たり気勢を削いだ。
悲鳴を上げ動きの止まった黒魔犬に、オルフェリアが振り下ろされる。
首筋に刃を食らい血を吹き出して盛大に悲鳴を上げる魔獣に、蹴りを入れて突き飛ばすロウド。
「ありがとう、コーンズ!」
後一匹の黒魔犬に注意を払いつつ、礼を言う。
「礼なんざ後にしろ!」
そう言って、次の矢をつがえるコーンズ。
「最後の一匹じゃ気張れよ、ロウド」
オルフェリアが檄を飛ばす。
そう、もう最後の一匹であった。
玄室中央の戦いは、とっくにケリがついており、手持ち無沙汰なヴァルがこっちを見ている。
「良く相手の動きを見ろ。いいな、ロウドよ」
オルフェリアの言葉を脳裏に刻み込むロウド。
「はい!」
黒魔犬が足に力を篭めるのが見える。仕掛けてくるか。
真っ正面から走ってくる黒魔犬に身構えるロウド。
が、黒魔犬が視界から消えた。
真っ正面から行くと見せかけて、盾を持ってるせいで見づらい左にサイドステップしたのだ。
先程もそうなのだが、利き手じゃなく反応が鈍い左から狙っている。
知性があるとは思えないが、本能的にそちらの方が反応が鈍いと分かるのだろうか。
ロウドの左斜め前方から視認しにくい低い姿勢で突進してくる魔獣。
完全に不意を突かれたロウド。
「させっか!」
コーンズの一喝と共に飛んでくる矢。
それは見事に黒魔犬の片目を射抜いていた。
怯む魔獣。
「ボケッとするな!」
オルフェリアの声と共に、凧型盾を振り抜く。
盾の一撃が、黒魔犬の鼻っ面を直撃。
悲鳴を上げて仰向けに倒れた黒魔犬の胸にオルフェリアを突き立てる。
オルフェリアの刀身は、魔獣を貫き、切っ先が床に突き刺さった。
「うわあ!」
ジタバタ暴れる黒魔犬の抵抗を押さえ込み、そのまま縫い止め続ける。
やがて、動きは止まった。
「はあ、はあ……」
息の荒いロウドに、オルフェリアの一言。
「もう、コイツは死んでおる。さっさと抜くがよい」
慌ててオルフェリアを引き抜くロウド。
「ロウドよ。切れ味の良い剣であろうと、使い手次第でなまくらと同じになる」
「はい……」
「魔剣を持ったからといって強くなれる訳ではない。どんなに性能が良かろうと、所詮は武器。使う者次第なのじゃ。分かるな? まあ、中には使い手を付属品扱いする言語道断な奴もおるがな」
オルフェリアの薫陶は続く。
「強くなれ、ロウド。他の奴らと相まみえたとき、妾が使い手を誇れるように」
「はい! 強くなります」
オルフェリアの教え 終了
ヴァルが雄叫びを上げて、四匹の黒魔犬に突っ込んでいく。
大鬼殺しを最上段に構えて突進する様は、大鬼もかくや、と言わんばかりだ。
四匹中、二匹がヴァルの目の前に残り、残りの二匹が脳筋戦士を迂回して、扉の前の柔らかそうな奴らに向かう。
「え? え?」
ヴァルが何の指示も出さずに勝手に突っ込んで行ったため、何をすればいいのか分からず軽く混乱しているロウドに、腰に差した魔剣オルフェリアが活を入れる。
「何をわたわたしとる! あの脳筋馬鹿が突っ込んでった以上、お前のやることは一つ! そのご大層な鎧と盾は何のためにある! 今、お前がやるべきことは、あの向かってくる二匹を迎え撃って足止めし、後ろの術者どもに攻撃が行かないようにすることじゃ! 分かったか? 分かったなら、さっさと妾を抜け!」
慌ててオルフェリアを抜き、真銀の凧型盾と共に構えるロウド。
チロチロと火を吹きながら走り寄ってくる子牛ほどの大きさの黒い犬。
目前に迫った二匹にビクつきながらも、
「やれるか、僕に? いや、やるんだ! コイツら程度で手こずってたら、一生リーズには勝てない!」
宿敵・リーズを思い出し、自分を奮い立たせる。
「吐息が来るぞ! 盾を前に出して体をカバーしろ!」
オルフェリアが指示を出す。
言われたとおりに真銀の盾を体の前にかざし、火の吐息に備える。
一匹の黒魔犬が立ち止まり、口を大きく開けて炎を吹き出した。
竜の吐息に比べれば、か細い蝋燭の火のようなものだが、それでも低レベルの冒険者にとっては致命的な攻撃となり得る。
炎はロウドのかざした真銀の盾の表面を直撃した。
「さすが、真銀!」
買ったばかりの新しい盾はあっさりと炎を受け止め、四散させた。
ロウドの方へは少し熱気が来たぐらいで実ダメージは無いと言っていい。
「ボケッとするな! もう一匹が来るぞ!」
オルフェリアの声にハッとなるロウド。
「ガゥアア!」
唸り声と共に、もう一匹の黒魔犬が左の前方から飛びかかってきた。
一匹が真っ正面から吐息を吐いて敵の注意を引きつけ、その隙を狙って、もう一匹が横から襲う。
なかなかのコンビネーションであり、いいとこ硬革鎧ぐらいしか着ていない新人ならば、やすやすとその牙に掛かっていただろう。
しかし、今彼らが相手にしているのは、守りの堅さだけならば中堅を凌ぐ新人だった。
正面に構えていた盾を斜め上に向け、黒魔犬を迎え撃つロウド。
飛びかかってきた黒魔犬が盾に激突し、子牛並の重量が一気にのしかかる。
「ぐうう」
オルフェリアを持った右手も盾の裏に添えて支え、両脚に力を篭めて踏ん張る。
もしロウドの防具が軽い物であったならば、踏ん張りきれずに押し倒されていたかも知れない。
しかし、軽量化の呪紋を彫ってあるとは言え、金属製の重鎧だ。
鎧の重量を重しとして耐えきり、黒魔犬を押し返した。
一声、甲高い子犬のような声を上げ、床に着地した黒魔犬は、少し後退して、もう一匹と合流する。
低い唸り声を上げながら、ロウドの隙を探る二匹。
「ふ~ん。あの魔剣、ハズレかと思ったけど、どうしてどうして。きっちり、ロウドくんに的確な指示を出してる」
後ろから一連の攻防を見ていたイスカリオスが呟いた。
「そうね。あの脳筋が何の指示も出さずに突っ込んでった時にはどうしようかと思ったけど。さすがは知性持つ魔剣ね」
ミスティファーも感心したように、ロウドの右手に握られたオルフェリアに視線を向ける。
おそらく、オルフェリアは過去の主たちと歩んだ戦いの経験を生かして、ロウドにアドバイスをしているのだろう。
この〈自由なる翼〉には王道パターンがあった。
とは言え、そんなたいしたものではなく、ヴァルが敵の群れに飛び込んで暴れ、ミスティファーとイスカリオスが術で補佐、こぼれた敵をコーンズが仕留めていく、というものだ。
他のパーティと共同で戦ったことはあっても、この基本戦術は崩れずにいたのだが、今回正式にロウドが加入したことによって色々と変更しなければならなくなった。
中衛に立たせ後衛を守らせる、ということは決まっていたものの、脳筋が指示も出さすに突っ込んでしまったので、後衛の三人は頭を抱えていたのだ。
そこをオルフェリアが的確な指示をロウドに出して事なきを得た。と言うのが、今の状況である。
「おい。いくら守り固めてるとは言え、アイツの技量で二匹相手はきついだろ。手ぇ貸していいよな?」
コーンズが不安げな声で、年長者二人に伺いを立てる。
正直、コーンズはヒヤヒヤしていた。
吐息も跳躍攻撃も捌いたものの、オルフェリアの指示があって何とかなったようなもので、危なっかしくて見ていられない、と言うのが本音である。
口こそ悪いものの、このメンツの中では普通に近い感性の持ち主であるコーンズは、ロウドに加勢すべきだと判断したのだ。
「ん? ああ、そうね。弓で牽制するぐらいなら、いいわよ。でも、やり過ぎないようにね。彼自身に頑張って貰わないといけないから」
最年長者の許可が出たので、攻撃の準備に入るコーンズ。
背の矢筒から矢を取り出し、弓につがえる。
弓は大きさこそ同サイズだが、以前の短弓ではなかった。
ボンタック商店にて買い換えた複合弓に変わっている。
単一素材で作られていた以前の短弓と違い、木や動物の腱・皮などの複合素材で作られた弓で、サイズこそ短弓と変わらないが、威力は長弓並。
魔族と激しくやり合っている東方より流れてきたとの事で、戦力増強を目指して買い換えたのだ。
「さて試させてもらうぜ」
そう言って矢を放つ。
鉄の鏃は、ロウドに襲いかかろうとしていた黒魔犬の肩口に当たり気勢を削いだ。
悲鳴を上げ動きの止まった黒魔犬に、オルフェリアが振り下ろされる。
首筋に刃を食らい血を吹き出して盛大に悲鳴を上げる魔獣に、蹴りを入れて突き飛ばすロウド。
「ありがとう、コーンズ!」
後一匹の黒魔犬に注意を払いつつ、礼を言う。
「礼なんざ後にしろ!」
そう言って、次の矢をつがえるコーンズ。
「最後の一匹じゃ気張れよ、ロウド」
オルフェリアが檄を飛ばす。
そう、もう最後の一匹であった。
玄室中央の戦いは、とっくにケリがついており、手持ち無沙汰なヴァルがこっちを見ている。
「良く相手の動きを見ろ。いいな、ロウドよ」
オルフェリアの言葉を脳裏に刻み込むロウド。
「はい!」
黒魔犬が足に力を篭めるのが見える。仕掛けてくるか。
真っ正面から走ってくる黒魔犬に身構えるロウド。
が、黒魔犬が視界から消えた。
真っ正面から行くと見せかけて、盾を持ってるせいで見づらい左にサイドステップしたのだ。
先程もそうなのだが、利き手じゃなく反応が鈍い左から狙っている。
知性があるとは思えないが、本能的にそちらの方が反応が鈍いと分かるのだろうか。
ロウドの左斜め前方から視認しにくい低い姿勢で突進してくる魔獣。
完全に不意を突かれたロウド。
「させっか!」
コーンズの一喝と共に飛んでくる矢。
それは見事に黒魔犬の片目を射抜いていた。
怯む魔獣。
「ボケッとするな!」
オルフェリアの声と共に、凧型盾を振り抜く。
盾の一撃が、黒魔犬の鼻っ面を直撃。
悲鳴を上げて仰向けに倒れた黒魔犬の胸にオルフェリアを突き立てる。
オルフェリアの刀身は、魔獣を貫き、切っ先が床に突き刺さった。
「うわあ!」
ジタバタ暴れる黒魔犬の抵抗を押さえ込み、そのまま縫い止め続ける。
やがて、動きは止まった。
「はあ、はあ……」
息の荒いロウドに、オルフェリアの一言。
「もう、コイツは死んでおる。さっさと抜くがよい」
慌ててオルフェリアを引き抜くロウド。
「ロウドよ。切れ味の良い剣であろうと、使い手次第でなまくらと同じになる」
「はい……」
「魔剣を持ったからといって強くなれる訳ではない。どんなに性能が良かろうと、所詮は武器。使う者次第なのじゃ。分かるな? まあ、中には使い手を付属品扱いする言語道断な奴もおるがな」
オルフェリアの薫陶は続く。
「強くなれ、ロウド。他の奴らと相まみえたとき、妾が使い手を誇れるように」
「はい! 強くなります」
オルフェリアの教え 終了
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