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3・事件です!!
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時は巡り、穏やかな春の空気に包まれた八歳のとある日。
お父様とシリウスお兄様と三人で、王宮にやってきた。
「俺は、こんな悪役令嬢何かと結婚なんかしない!!婚約は破棄だ!!」
色とりどりの花が咲き乱れる王宮の中庭で開かれる本日のお茶会は、八歳から十ニ歳の子供達が集められ、王妃主催で行われている。お茶会という名目ではあるけれど、実のところ王子達の側近や婚約者選定の場でもあるのだ。
当然私も、普段着慣れないフリルのついた赤のドレスを身に纏わされ、お父様に連れられて初めて王城に足を踏み入れた。遠い天井に絵画に彫刻。どれもこれも私の感性を刺激するものばかりに、瞳を輝かせ感動を覚えながら、会場が視界に見えたところで、いきなりこの小僧に指を差され暴言を吐かれたのである。
(うわーっ…まさかコイツも転生者?失礼な奴…誰かちゃんと教育しなさい!!)
輝く金色のストレートヘアは肩付近で切り揃えられており、王族に連なる者に多く見られる特徴である薄紫色の瞳が、怒りを露わにしてこちらを睨みつけていた。
思わず一歩、後退りはしたものの、喉まで出かかった言葉は、前世のアラフォー精神が押し留めた。
「あく…やく…れいじょう…?」
如何にも初めて耳にしたと言わんばかりの無表情を顔に貼付け、小首を傾げ、呟いてみせる。それから側にいたお父様に尋ねた。
「お父様?私は、いつの間にこの方と婚約していたのですか?初見でお名前すら存じ上げませんのに。」
「ああ、ルナは初めてだったね。第二王子のルイベルト・ファビリア様だよ。さて?婚約の件については、私には全く覚えが無いのだが…とにかくご挨拶を。」
(この国大丈夫なのかしら…?)
一抹の不安を感じつつも、ドレスのスカートをつまみ、軸がブレることのない堂々としたカーテシーをしてみせる。
「お初にお目にかかります。私は、エディントン辺境伯家が長女、ルナマリア・エディントンと申します。以後お見知りおきを。」
婚約者でも無いのにこの扱いっていうのは、さっきの『悪役令嬢』のせいよね。指は間違いなく私を差していた。
自分が転生者である事を思い出した時点で嫌な予感はしていたけど…ゲーム?ラノベ?ラノベは結構読んでいたけれどルナマリアもルイベルトも記憶の中には無い。乙女ゲームだとしたら厄介よね。娘は嵌ってたけど私は全く興味を持てなかった。娘の話は聞いてたけど、右から左へ脳内通らず擦り抜けてたし。
あーあ、もうちょっと耳を傾けてあげれば良かったかな。忙しいも疲れてるも理由には為らないもんね。今更だけどちょっと反省。
さて、この世界がゲームに準ずるとして、ストーリーがわからず、攻略対象もわからない。『悪役令嬢』の末路がどういうものかわからないうえにフラグ回避すら出来ない。この状況、『貴方だったらどうする?』って目の前の君に聞くわけにもいかないわよね。
挨拶した後、苦笑しながら第二王子に話しかけている父と兄の横でひとり脳内を巡らせていたのだけど、突如近付いてきた別の声に遮られた。
「ルイ、どうかした?」
「兄上…」
声の方に目をやると、こちらは銀色の少し癖のある短髪に第二王子よりやや濃色の紫の瞳。背は私より少し高いくらい。落ち着いていて如何にも賢そうな印象の少年がこちらに近付いてきた。(多分、第一王子ね)
アレクシス・ファビリア第一王子。文武両道で眉目秀麗。いかにも乙女ゲームのヒーローらしい所作で、欠点が見当たらないのが欠点と囁かれる程、女性にも庶民にも大人気の人である。
今度は直ぐに頭を下げカーテシーして御挨拶させて頂いた。
「君はさっき……」
「「…ッ!!」」
第一王子から話しかけられたと同時に、強い殺気と小さな光が目の前のお茶会会場の更に奥から感じられた。
その瞬間本能的に駆け出していた私は、後に後悔することになるのだが、行動は間違っていなかったと思う。
無数の光と会場との間に立ち、両手を前に向け透明の大きな盾を展開し叫んだ。
「暴風の盾!!」
向かってくる無数の氷の矢のすべてを弾き、誰一人怪我人を出すことなくその場を凌いだ。
私の背後では、何が起きたのか理解できず固まったままの子供達。慌てて走り出す騎士や侍女等大人達。会場の平穏は守れなかったらしい。
美味しいお菓子食べれなかったわね。などと思いつつ薄れゆく意識に身を任せた。
◇◇◇◇◇
窓から差し込む光に眩しさを感じて目が覚めた。見覚えのない天蓋天井画に、天使が舞うのを見上げながら(絵で良かったわ)と心の中で呟き、ゆっくりと体を起こす。
ぼーっとした頭を無理矢理働かせて記憶を辿っていると、部屋に人が入ってくる気配がした。
「目は覚めたかい?」
「お父様…ここは?」
「王宮の客室だよ。昨日はよくやったね。あの後直ぐに会はお開きになったけど、怪我人もなく皆落ち着いてたよ。」
「そうですか…良かったです。」
「体の調子は?起きられそうかい?後で陛下に謁見をと言われているのだが…」
「少し食事をさせて頂ければ大丈夫ですわ。ほぼ回復してるので。」
「ああ、そうだね。直ぐに用意してもらおう。」
お父様は立ち上り、そのまま部屋を出ていった。
数分後、エルザと王宮侍女に手伝ってもらい身支度を整え、食事を済ませると扉がノックされ、返事の後、少年が部屋に入ってきた。
お父様とシリウスお兄様と三人で、王宮にやってきた。
「俺は、こんな悪役令嬢何かと結婚なんかしない!!婚約は破棄だ!!」
色とりどりの花が咲き乱れる王宮の中庭で開かれる本日のお茶会は、八歳から十ニ歳の子供達が集められ、王妃主催で行われている。お茶会という名目ではあるけれど、実のところ王子達の側近や婚約者選定の場でもあるのだ。
当然私も、普段着慣れないフリルのついた赤のドレスを身に纏わされ、お父様に連れられて初めて王城に足を踏み入れた。遠い天井に絵画に彫刻。どれもこれも私の感性を刺激するものばかりに、瞳を輝かせ感動を覚えながら、会場が視界に見えたところで、いきなりこの小僧に指を差され暴言を吐かれたのである。
(うわーっ…まさかコイツも転生者?失礼な奴…誰かちゃんと教育しなさい!!)
輝く金色のストレートヘアは肩付近で切り揃えられており、王族に連なる者に多く見られる特徴である薄紫色の瞳が、怒りを露わにしてこちらを睨みつけていた。
思わず一歩、後退りはしたものの、喉まで出かかった言葉は、前世のアラフォー精神が押し留めた。
「あく…やく…れいじょう…?」
如何にも初めて耳にしたと言わんばかりの無表情を顔に貼付け、小首を傾げ、呟いてみせる。それから側にいたお父様に尋ねた。
「お父様?私は、いつの間にこの方と婚約していたのですか?初見でお名前すら存じ上げませんのに。」
「ああ、ルナは初めてだったね。第二王子のルイベルト・ファビリア様だよ。さて?婚約の件については、私には全く覚えが無いのだが…とにかくご挨拶を。」
(この国大丈夫なのかしら…?)
一抹の不安を感じつつも、ドレスのスカートをつまみ、軸がブレることのない堂々としたカーテシーをしてみせる。
「お初にお目にかかります。私は、エディントン辺境伯家が長女、ルナマリア・エディントンと申します。以後お見知りおきを。」
婚約者でも無いのにこの扱いっていうのは、さっきの『悪役令嬢』のせいよね。指は間違いなく私を差していた。
自分が転生者である事を思い出した時点で嫌な予感はしていたけど…ゲーム?ラノベ?ラノベは結構読んでいたけれどルナマリアもルイベルトも記憶の中には無い。乙女ゲームだとしたら厄介よね。娘は嵌ってたけど私は全く興味を持てなかった。娘の話は聞いてたけど、右から左へ脳内通らず擦り抜けてたし。
あーあ、もうちょっと耳を傾けてあげれば良かったかな。忙しいも疲れてるも理由には為らないもんね。今更だけどちょっと反省。
さて、この世界がゲームに準ずるとして、ストーリーがわからず、攻略対象もわからない。『悪役令嬢』の末路がどういうものかわからないうえにフラグ回避すら出来ない。この状況、『貴方だったらどうする?』って目の前の君に聞くわけにもいかないわよね。
挨拶した後、苦笑しながら第二王子に話しかけている父と兄の横でひとり脳内を巡らせていたのだけど、突如近付いてきた別の声に遮られた。
「ルイ、どうかした?」
「兄上…」
声の方に目をやると、こちらは銀色の少し癖のある短髪に第二王子よりやや濃色の紫の瞳。背は私より少し高いくらい。落ち着いていて如何にも賢そうな印象の少年がこちらに近付いてきた。(多分、第一王子ね)
アレクシス・ファビリア第一王子。文武両道で眉目秀麗。いかにも乙女ゲームのヒーローらしい所作で、欠点が見当たらないのが欠点と囁かれる程、女性にも庶民にも大人気の人である。
今度は直ぐに頭を下げカーテシーして御挨拶させて頂いた。
「君はさっき……」
「「…ッ!!」」
第一王子から話しかけられたと同時に、強い殺気と小さな光が目の前のお茶会会場の更に奥から感じられた。
その瞬間本能的に駆け出していた私は、後に後悔することになるのだが、行動は間違っていなかったと思う。
無数の光と会場との間に立ち、両手を前に向け透明の大きな盾を展開し叫んだ。
「暴風の盾!!」
向かってくる無数の氷の矢のすべてを弾き、誰一人怪我人を出すことなくその場を凌いだ。
私の背後では、何が起きたのか理解できず固まったままの子供達。慌てて走り出す騎士や侍女等大人達。会場の平穏は守れなかったらしい。
美味しいお菓子食べれなかったわね。などと思いつつ薄れゆく意識に身を任せた。
◇◇◇◇◇
窓から差し込む光に眩しさを感じて目が覚めた。見覚えのない天蓋天井画に、天使が舞うのを見上げながら(絵で良かったわ)と心の中で呟き、ゆっくりと体を起こす。
ぼーっとした頭を無理矢理働かせて記憶を辿っていると、部屋に人が入ってくる気配がした。
「目は覚めたかい?」
「お父様…ここは?」
「王宮の客室だよ。昨日はよくやったね。あの後直ぐに会はお開きになったけど、怪我人もなく皆落ち着いてたよ。」
「そうですか…良かったです。」
「体の調子は?起きられそうかい?後で陛下に謁見をと言われているのだが…」
「少し食事をさせて頂ければ大丈夫ですわ。ほぼ回復してるので。」
「ああ、そうだね。直ぐに用意してもらおう。」
お父様は立ち上り、そのまま部屋を出ていった。
数分後、エルザと王宮侍女に手伝ってもらい身支度を整え、食事を済ませると扉がノックされ、返事の後、少年が部屋に入ってきた。
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