僕を貴方のマスターにしてくださいっ!

亀吉

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中等部と高等部の交流会 4月

春樹先輩の想い人

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 「おーい、ゆたかー?早く来いよ!さっさと行かねーと交流会に遅れんぞ?」
 僕に声を掛けてきたのは、入学当初から仲良くなった暁(あかつき)君だった。僕に向かって大きく手を振って、僕が来るのを待ってくれている。
 「ごめんね!待っててくれてありがとう!」
 「たっく、こんなところで何してるんだよ。あんまり一人でうろちょろすんなよ、特にお前みたいな可愛い系の奴はな。」
 自分ではそうは思わないんだけど、何て言うか、僕はその襲われやすい?類いの人間らしいんだよね。というか、入学式後僕は誰とも知らないやつに早々襲われました。
 言っとくけど、僕はビッチじゃないからね?ちゃんと抵抗もしたからね?
 でも、僕は150センチぐらいしか身長ないし、力もあんまり強くなくて、やめて欲しくて相手睨んだら逆に興奮されて本当に最悪だったんだから!
 服は破かれるし、肌舐められて体臭も嗅がれて、終いには
 「じっくり可愛がってあげるから番になってくれない?」
 なんて言われたんだよ!?思い出すだけで、鳥肌ものだよ。
 その時ちょうど暁君も居なくて、助けを呼んでも誰も来なくて、もう自分の処女は知らないキモいその人に無理矢理奪われると覚悟したんだけど、実は僕、入学式後早々に襲われて二人の四天王に助けてもらっちゃっていました。
 
 僕は知らないうちに気を失っていて、気がついたら僕は、僕の物じゃない白と青のローブを身に纏っていたんだよね。まあ、入学して1日も経っていなかったけど、この学園の制度はしっかり把握してるから直ぐにピンと来たよ。
 この学園は東西南北のグループにわかれてるって言ったよね?で、どこのグループに所属しているか一目で分かるようにローブ、制服、靴、名札やバッチの色が分けられているんだ。
 東は薄い紫と黄色。南は緑と赤。西はオレンジと黒。北は白と青。みたいにね。
 で、このローブは中等部3年以上の学年にならないと発注できないんだ。だから、まずこれが知らない先輩のものであるのは確かなんだ。
 でもね、さっきのレイプ魔の物じゃないのは確実だったんだよね。あのレイプ魔のローブは南のグループのカラーだったから。
 
 「あ、気がついた?豊……だよね?大丈夫?」
 僕がひたすら思考回路を回していたら、優しい声が聞こえた。その声の持ち主は僕の頭を指で優しく撫でてくれた。
 めちゃくちゃイケメンなんですけど? そして、なんで僕の名前しってるんですか?





……………………
こんにちは、黒亀丸です。
スマホ壊れて修理に出すので多分更新できません。もしかしたら、アカウント変えなきゃいけなくなるので、そのときは″貴方のマスターになりたいっ!2″という題名で再スタートします。
多分大丈夫だとは思いますけど、もしもにそなえて、一応連絡しておきます。
アカウントを変えないですむときはこのまま、この作品のまま、また更新していきたいと思います。お手数をおかけします。
これからもよろしくお願いします。
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