病気かもしれない

亀吉

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バルトの過去 4

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 「ねぇ、君まだ生きてるよね?……もうそろそろ起きてもいい頃だよ?」
 誰かの声が聞こえてきた。
 これは幻想かなんかなんかなぁ……。あぁもう、なんでもええわ。頭がよおまわらん……。
 あかん、生きてると思ったら天使の声聞こえてきたわ。もしかして、俺ほんまに死んだんかな。
 「んー……、疲れてるのは分かるけど、マジで早く起きてくんないと俺が死ぬんだけど。」
 なんやなんや、物騒なこと言っとんなぁ。
 あー、もしかして助けてくれはった人かなぁ。申し訳ないな。俺は家族から捨てられた身で倒れてたんで、別に助けてくれへんくても良かったんだけどなぁ。でも、命の恩人をここで殺したらあかんよな。
 しゃあない。少し頑張って起きるか。

 「……んぁぁ。……。」
 起きたら、俺を助けてくれたっぽいその人は驚いた顔して、めぇ真ん丸にしとったわ。
 いや、自分が起きてほしいって言ったんやろが……。
 「うっそぉ、マジで起きたわ。」
 は?何そのゾンビが起きてきたみたいなリアクション。もっと普通は感動的なシチュエーションにならへんの?それか、「おおっ!生きとったわ!」ぐらいの暖かいリアクションくれや。
 うっそぉ、マジで起きたわってなんやねん。地味にきずつくやろ。
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