お気に入りが僕を抱いてくれない！

突然の入舎

新一年生ズ 3

　なんとか、１年生たちがくるまえに一通りの手続きを終わらせた。
　ああ、体がだるい。
　こういう資料作業ってめんどくさいよね。僕はあんまり得意じゃないから強要されると嫌なんだよね。でも、これをしないと新しい宿生を迎えることが出来なくなっちゃうからね。
　そう考えたら、時間どうりに終らせることができて本当に良かったよ。
　もし、終わらせられなかったら……。

　いや、そんな恐ろしいことは考えないようにしよう。ただでさえ、今日の夜は同級生に燈哉君とのエッチをみられちゃうらしいから……。
　いや、あの燈哉君が前言撤回するわけないだろうから絶対に公開プレイはされちゃうんだけどね。
　なんでだろう。もう、今から緊張してきちゃった……！みられながらって言っても、もう既に僕とエッチをした宿生だけでヤってたからそこまで抵抗なかったけど、ましてや今日が初対面で、どんな人なのかも知らない。
　それに、燈哉君とのエッチは焦らし意地悪エッチだから他の人としてるのを見られるよりも恥ずかしいっ……。
　いつも２人ですることが多かったし、２人だと僕も楽しめるし、素直に甘えられるから今日ヤってくれるんだったらちゃんと２人でやりたかったなぁ……。
　今日途中でお願いしたら、聞いてくれるかなぁ？流石に初対面の人たちの前でいつもどうりにヤっちゃうのは、駄目だよね……。
　うう……。憂鬱だなぁ。

　そんなことを考えていたら、いつの間にか時間が立っていたみたいだった。

　「こんにちはー！あのぉ！今日からお世話になる１年のメルです！」
　誰かぁー！誰かぁー！っとさっきから元気な声が聞こえる。うん、そんなに大きな声で呼ばなくたって充分聞こえてるよ。あと、そんなに大きな声出してると絞められるよ……。
　「うるさい……。頭に響くだろうが……！」
　
　すると、鈍い音が聞こえた。