お気に入りが僕を抱いてくれない！

突然の入舎

新一年生ズ 2

　「ええと、……僕はそんな性癖持ってませんよぉっ！」
　そんな性癖持ってないし、朝から盛りすぎじゃない？！
　あ、いや、まぁ僕も朝から類君と中だしセックスして、説得力ないのは分かってるんだけど！
　僕がさっきシャワー浴びてたのしってるよね？なのになんでエッチな触り方やめてくれないの？ううっ……。
　「ん……。何言っても前言は撤回しないよ。」
　燈哉君が意地悪な顔をしていった。それに、僕の乳首に与える甘い刺激もずっと続けている。流石に、下半身が危ない。
　それに、気づいた燈哉君が満足そうに言った。
　「あーあ。こんなにして……。まぁいいや、今夜僕の部屋に来てね？」
　そう言うと、何もなかったかのようにその場を後にした。



　２時間後、まだ日は高かった。
　それもそのはずだ、まだ新宿生は来ない時間だから。今は新宿生が入宿するための手続きをしていた。
　空き部屋よりもの片づけよりもこっちの方がめんどくさい。
　まず、この宿舎自体結構レベルの高い能力の持ち主じゃないと入宿は不可能で、そのために実力を示すための書類とかをまとめなきゃいけないんだ。それから、今現在所属している宿生全員を紹介して、やっと空き部屋の鍵を渡せるんだ。
　学校と連携しているここの宿舎はその学校での身分証明みたいなものなんだ。どこの宿舎に所属しているかによってその人の実力とかがわかっちゃうんだ。僕らが通う学校だと宿舎は全部で５つあるんだ。
　そのなかでも、一番人数が少ないのが僕が管理している宿舎なんだ。
　３年生２人、２年生２人、１年生は僕を含めて４人（入ってくる予定）なんだ。
　そのなかで、僕は特別生徒と呼ばれていて、いわゆる特待生みたいなもので、連携している一宿舎の管理を任されるんだ。