置き去り放置された妻

斗紅

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第弐

見知らぬ男達

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 遠くの方で、人の声のような足音のような。錯覚なのか、静かな中にかすかに物音らしきものが聞こえるように思え、孤独感に恐怖が過り出した時です。
 錯覚と感じていた足音が段々と近付いてくるのです。私は声を殺し、物音を立てないように動かずジッとするしかないと。
 声の感じからすると若い2人組のようでした。
 
 前も見えない、手も動かせない。

 身の危険を感じ、静かに後退りするように壁のように見えないところへ隠れたつもりでした。まさか、それが逆行動だったとは知らず。

「ん?なんやこれ。なんや見えとるで」
 1人が私の存在に気付いてしまったようです。
「誰かいてんの?」
 私は息を殺し、こないで!と心の中で叫びました。
 でも、その思いは通じず
「おい!女や!女がおるで」
バタバタバタバタ。。。
 慌ててもう1人も駆け寄ってくるのが分かりました。
「おぃ!どうするよ」
「はぁ?俺に分かるか!」
 小声で、ゴチャゴチャ言い合ってるようです。
「でもさ、こんなチャンスないで」
「お姉さん、そんな透けたシャツ着てどうしたの?んー、乳首が勃ってるの丸見えだけど、何してるのかな?」
「いえ、何も・・・すいませんが、ロープを解いてくれませんか。置いてかれたんです。」
「ん?誰に置いて行かれたの?その割には、かなり恥ずかしい格好してるよね」
「は、はい。実は、主人にこの格好で迎えにくるように言われまして。」
「ふーん。そっかぁ。でも、旦那さんらしき人なんていてないよ。見渡しても、だーれもいてないもん。」
「え・・・」
「あららぁ・・・ホントに置いてかれたんだね。」
「そんな・・・」
「それにしても、その薄いスカート。お股にピッタリひっついてるけど?大事なところも綺麗にお手入れしてるんかな?透けて割れ目までうつってるよ。もしかして、俺達きたから、濡れてるとか?お尻の下も湿気てるみたいだしね」
 無意識に体育座りをしていたせいか、まともに見えたのでしょうか。恥ずかしさのあまり、濡れてるのは自分にも分かってはいましたが、ハッキリと言葉に出されると全く声が出なくなりました。
「さて。他の人が来ると困るよなぁ」
「ほんまやでぇ。それとも誰か呼ぼっか?びしょ濡れの奥様が迷子になってますよって。」
「やめてください」
「ほな、御馳走さまという事でいいかな」
ピクッ・・・
「・・・あっ・・・」
 いきなりスカートの上から私のアソコを軽く撫でながら指で弄り始めたのです。
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