憧れの同級生がくすぐられていた話

かふぇいん

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宮本さん編

授業中にくすぐられる宮本さん

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宮本さんがくすぐられているところを見てしまった日の翌日の月曜日、登校して目にしたのは普段通りの宮本さんだった。いつものように友達と笑い、楽しそうに過ごす僕の想い人。
しかし、皆が席に着くと否応無しに昨日のことを思い出す。宮本さんの席は一番左端の列の後ろから2番目。その後ろと右隣の席はなんと昨日宮本さんをくすぐっていた男子達の内の二人だ。そして、僕の席は宮本さんの右斜め後ろの席だ。

6限目の授業中、またしても宮本さんはくすぐられてしまう。

授業が始まると、宮本さんの右隣の男子は教科書を忘れたと言って、宮本さんに教科書を見せてもらっていた。自分の机を宮本さんの机にくっつくまで寄せている。
心配な気持ちで時々見ていた僕は、宮本さんが途中から机に突っ伏して寝てしまっていることに気づいた。
6限目は皆眠くなるからな…とまた前を向きかけた僕の目に、隣の男子が左腕を宮本さんの方に伸ばしている光景が映った。
そっと身体を動かして角度を変えると椅子の隙間から様子が見えてきた。

女子制服のスカートの上を怪しく這い回る男の指。
宮本さんはスカート越しに太ももをくすぐられていた。

昨日ぶりに息が止まりそうな気持ちになる僕。右太ももをこそばされても綺麗に閉じられた宮本さんの脚は微動だにしない。宮本さんは眠りの中にいて、くすぐられていることに気づいていないように見えた。
しかし、目線を上げると。
宮本さんの左手がギュッと握りしめられる瞬間がちょうど目に入った。

宮本さんは起きていた。顔を埋めて、くすぐったさに必死に耐えていたのだ。

隣の男子はさらに腕を伸ばし、両脚の中間付近までこそばし始めた。たまらず脚を開いてしまう宮本さん。起きていることを気づかれ、右腿の上を縦横無尽にくすぐり回されるようになってしまった。宮本さんは右脚を内へ外へと小刻みに揺らし、必死に耐えている。

小刻みに震え、耳を真っ赤にした宮本さんの様子に気付いた後ろの席の男子がゴソゴソと何かを取り出す。
数十センチメートルはあろうかという長い竹の定規。普段なら長すぎる定規だが、今は文化祭の準備期間なので教室には何でもある。
後ろの男子はその定規を机の下で握りしめ、宮本さんの椅子の背もたれと座面の間の部分を通して、宮本さんの腰や脇腹の辺りを定規の先で撫で始めた。

宮本さんはビクッと反応し、少し前に横に逃れようとするように身体を揺らし始めた。
脚を開いて閉じて、身体を小刻みに震えさせて必死に耐える宮本さん。
憧れの人が目の前でまたしてもくすぐられている様を僕はただ見ていることしかできなかった。そんな時…

「おい!宮本起きろ!」
先生の大きな声が教室に響く。
反射的に宮本さんは立ち上がり、先生に謝っていた。
先生の声が響いた瞬間、隣の男子と後ろの男子は凍りついていた。何もしていないのに僕も凍りついて先生の方を向いていた。後ろの男子に至っては思わず身を屈めたせいで、定規が宮本さんの椅子の先の方まで出てしまうという却って見つかりそうな状態だったが、なんとか気付かれずに済んだようで、先生はまた黒板に板書を再開した。

宮本さんは席に着いたが、後ろの男子が伸ばしていた定規を尻に敷いてしまった。
苦笑した宮本さんだったが、次の瞬間、目を見開いた。

シュッ!シュッ!と木の擦れるような音が小さく鳴っている。
後ろの男子は両手で持った定規を前後に動かしている。
宮本さんはお尻と椅子の間に定規を差し込まれ、抜き差しされていた。

「っ…!くっ…!」
椅子の縁を握りしめ、俯いて口を真一文字に結んで必死に耐える宮本さん。
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
抜き差しの動きはどんどん早くなっていく。
口も開いてきて、声にならない叫びをあげる宮本さん。
口の動きから「やっ…!んっ…!」と読み取れて、僕は居た堪れない気持ちになる。

たまらず尻を浮かした宮本さん。
だが、定規も浮かされ追いかけられる。
摩擦で引きずり出されてきたスカートの裾が定規の上にかかり、激しい往復運動が可視化される。

「っ…!…!?」
再び腰を下ろした宮本さんだが、状況は悪化していた。今まで水平方向を向いていた定規の目盛部分はいまや垂直方向を向いている。

シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
「ゃ…ゃ…!ゃ…んっ…!」
より鋭角な部位で強く擦り上げられてしまう宮本さん。顔を上気させ、目をギュッと閉じて必死に耐えている。

シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
「ゃ…ぁ…!ゃ…んっ…!んん~~~っ…!」
口を塞いで必死に耐えるが、もう限界寸前の宮本さん。涙を浮かべるその姿に僕も声を上げそうになったその時。

キーンコーンカーンコーン…
授業が終わった。
挨拶が終わると共に宮本さんは教室の外へ駆け出して行った。

何も出来なかった僕は心を落ち着けるのにただただ必死だった。
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