#歌は世界を救う？～異世界おっさん探訪記～

2章 旅立ち

#98 おっさんたち、中ボスと戦う？

/* 前回のあらすじ */

おっさんたち、凄く黒くてテラッテラにショックを受ける。
おっさん、扉で中ボスを挟む。
おっさんたち、警戒しつつ中ボス部屋へ。

/* あらすじここまで */


やけにワセリン臭い部屋の中に招かれたおっさん一行、改めてミノタウロス（仮）が


「よく来たわね、冒険者たち（ぽーじんぐ）」

「はじだん☆３Fの臨時中ボスをやっている、ビーチェよ（ぽーじんぐ）」


いちいちポージングをとるミノタウロス（仮）、ビーチェの筋肉ぱぅわーに気おされたおっさん一行がSAN値チェックとはいかないまでも直視しにくく気分が悪くなってくるのも仕方がない事である。


「アナタたちはワタシを倒しに来た、そう言うことで間違いないワね（ぽーじんぐ）」

「でも、ワタシ戦いは好きじゃないの（ぽーじんぐ）」

「別のことでワタシを満足させてくれれば通してあげても構わないワ（ぽーじんぐ）」


「殺るか」
[殺りましょう]
[殺るっす]


直視もしたくないし触りたくもないので遠距離から最大威力の魔術をぶっ放そうとしていたアーリアエルヤク核弾頭ズを止めつつ建設的な話を（頑張って）聞こうとするおっさん。


「それで、ナニをすればマンゾクして頂けるのですか？」

「ええ、簡単なことよ（ぽーじんぐ）」

「アナタたちに筋肉を求めても面白くはないワ（ぽーじんぐ）」

「ワタシをアナタたちの可愛さでマンゾクさせなさい（ぽーじんぐ）」


「やはり殺るか」
[やはり殺りましょう]
[やはり殺るっす]


やはり倒した方が早いとばかりに最大威力の魔術をぶっ放そうとしていたアーリアエルヤク核弾頭ズを、必死に止めつつ次善策に対して考えるおっさんであった。


「あと、アルト。　汚れるからそれを触るんじゃありません」