【作家日記】小説とシナリオのはざまで……【三文ライターの底辺から這い上がる記録】

第526回『「恋の仕返し」の実写化は無理？』

今回、朗読劇化される自作小説『恋の仕返し　～Gift of Love～』
この作品、メディアミックス化は初めてです。
他の媒体に翻案したことはなくて。
こうして台本化したのですから、今後いろいろ展開できたらいいなと思います。

でも！
実写化は不可能に近いです。
ワタクシがやっている超低予算映画の世界では。
なぜなら、ロケ。
ショッピングモールと縁日が登場するので、こんな場所で撮影するのはハードルが高すぎます。
どんな監督やプロデューサーでも却下するでしょう。

実はこの小説、映像用の脚本にしたことがあるのです。
前回の記事にあったように、この小説の原型を書いたのは2004年。
それを基に脚本にして、コンクールに応募したり、自己PR用のサンプルにしたり。
10数年以上、まったくダメでしたけれど、最終的には小説として結果を出せたので、今はそれで正解だったと喜んでいます。

ちなみに、今回の朗読劇台本は10ページなので10分尺くらい？
小説は8枚だったような。
そして、映像用脚本は20分尺以上もあったんです。
もっとエピソードがてんこ盛りで。
小説は削ぎ落してシンプルにしたのですが、それもかえって良い効果だったと思います。