【作家日記】小説とシナリオのはざまで……【三文ライターの底辺から這い上がる記録】

第402回『監督がいなくても映画は作れるのか？』

オーケストラで指揮者がいなくても成立するのか……というのは、よく話題になりますね。
となると、映画制作において監督がいなくでも成立するのでしょうか？

超低予算というか無予算映画の場合で考えてみます。
監督だけでなく助監督など演出部はいない設定です。
だけどプロデューサーはいて、撮影場所の確保やスケジュールの管理連絡、予算や現場の手配などはするけれども、撮影そのものには口出ししない。
美術や衣装はいないので、役者が自前で用意するけれども、特にお金がかかるようなことはせず。
小道具もありきたりのもので十分。
メイクはいてもいなくても。
あとは撮影と録音。
照明はもし必要があれば、撮影が兼任。
これでいけますかね？
誰がスタートとカットの声掛けをするのでしょうか？
キャメラマンが「回りました」と言えば演技を始められるけど、終わりは？
演技も撮影も録音も、それぞれの担当がOKと思えばそれでよし。
ダメだと自分が思ったら、テイクを重ねる？
全部撮り終わったら、編集や劇伴の担当に。

どうでしょうか？
無理ですかね？
そういう映画があったら見てみたいです。
というか、超短編で作りませんか？