【作家日記】小説とシナリオのはざまで……【三文ライターの底辺から這い上がる記録】

第375回『削るのは簡単、半減だってできる』

自作の脚本や小説を削る作業。
ワタクシは苦になりません。
サクサク、バッサバッサ切っていきます。
半減だってできます。
むしろ増やすほうが大変です。
30枚を15枚にするのは平気ですが、30枚を45枚にするとなると悪戦苦闘。

削る作業って余分なものをそぎ落とし、引き締まるんですよね。
そして読みやすくなる。
ただ、どうしてもここは外せないという部分を泣く泣く切ることも。
増やす作業は、時として描き込んで厚みが増すこともあるのですが、どちらかというと冗長だったり薄まる感じがして。
特に枚数の規定がある場合の無理やり増やしてる感。

映画の編集でもそうじゃないでしょうか。
尺の関係で仕方なく削る場合があると思いますが、増やす場合は素材がなかったり。

削るのが平気というのは、ワタクシの性格によるものなのかもしれません。
日常生活でも、物をどんどん捨てるので。