【作家日記】小説とシナリオのはざまで……【三文ライターの底辺から這い上がる記録】

第352回『その昔、洋画のリメイク企画の募集があった』

00年代中頃のことだったと思います。
当時存在した、メジャーな映画会社。
知り合いに誘われ、若手脚本家たちが会議室に集められて。
いくつかの企画。
提出はしましたけれど、はなから無理だなとあきらめモード。
自分には敷居が高すぎるし、周りの脚本家たちのほうがはるかに優れていて。
すぐに呼ばれなくなったか、企画が消滅したか。

そんな中で思い出す企画。
洋画を日本でリメイクするので、タイトルをたくさん求めているとのこと。
これなら何も考えなくて済むし、気楽でした。
どうせ自分が脚本を書くなんて機会はないし、洋画のリメイクなんてまず実現しないだろうと。
そうしたら何年か後に、ワタクシが提案したものではないけれど、本当にリメイクした映画が公開されていました。
びっくり。