【作家日記】小説とシナリオのはざまで……【三文ライターの底辺から這い上がる記録】

第333回『20年くらいスランプ状態』

キャリア22年になるのに、いまだに無名の脚本家・高橋祐太です。
デビューして数年後、スランプ状態になりました。
教室でも仕事でもひたすらダメ出しを食らって分からなくなり、自信も失って。
習作時代やデビュー直後は、実力もないのに根拠のない自信があって。
叩かれても全然平気だったのに。
それが壁にぶち当たって。
仕事も来ない状態だったのですが、自発的に書くこともできなくなりました。
1年以上、脚本を書かなかったと思います。

やがて、いろいろ企画が来て忙しくなり、書くしかない状況になり。
復調しても、またスランプになって、そんな時期が交互にあり、今ではすっかり不調の日々です。
若き日にあった自信もメンタルも、もはやかけらもありません。
でも、書くしかない。
いや、書きたい。
若い人たちの台頭により、だんだん敬遠されがちになって先行きが暗い中、年々、執筆意欲だけは異様にあがっています。
意欲だけでスピードが追いつかないのですけれど……。