【作家日記】小説とシナリオのはざまで……【三文ライターの底辺から這い上がる記録】

第268回『コミック（コメディ）リリーフを多用する』

ワタクシの脚本では、コミックリリーフをよく使います。
シリアスな展開の中に、時折コミカルな描写を入れて。
これは、ずっとシリアスな場面が続くと、緊張感や集中力がなくなってだるくなってしまうので、見ている人に目を向けてもらおうと。
逆の場合もあります。
コメディなのに、ど～んとシリアスなものをぶち込んだり。
そのシリアスなものが目立って、それが物語の核心だったり、訴えたいことだったり。

とにかく単調にならないよう、重い・軽い、陰と陽、静かさと激しさ、会話劇とアクション……みたいに織り交ぜて、感情を揺さぶっていくのであります。
全編ふざけているのに、最後になってマジになるとか、よく見かけるでしょう、高橋祐太脚本に。