【作家日記】小説とシナリオのはざまで……【三文ライターの底辺から這い上がる記録】

第191回『歌舞伎町を初めて訪れたのは、中学2年生の時』

初めて歌舞伎町を訪れたのは、ワタクシが中学2年生、1985年の12月だったと思います。
クラスの友人たちに誘われて、一緒に映画を見に行ったのです。
ジャッキー・チェンの『ポリス・ストーリー／香港国際警察』

映画って、なんて面白いんだろう。
この時、映画の魅力に憑りつかれ、以後、一人で見に行くほど、はまりました。
そう、ワタクシの映画人生の始まり。
脚本家としての原点の一つであります。

観賞した映画館は新宿オデオン座。
現在のアパホテルがある場所に、当時、四つの映画館が入っていました。
ここだけでなく、広場を囲んで四面、たくさんの映画館があり、本当によく通いました。
今ではその当時の映画館は一つもなく、東宝、続いて東急が新しいシネコンを作りました。
ネットで映画を見られる時代になり、ワタクシ自身、映画館に行くことは時間的・経済的にもなかなか難しい環境となってしまいましたが。

余談ですが、今は亡き歌舞伎町にあった新宿ミラノ座（新宿ミラノ１）。
1000席以上もあるこの劇場で、ワタクシの脚本作『新大久保物語』が3週間上映されたんですよね……。