【作家日記】小説とシナリオのはざまで……【三文ライターの底辺から這い上がる記録】

第87回『お金がないため、脚本に参加できず……』

脚本依頼をノーギャラで請け負うことに批判的な意見は多々ありますが、今の時代、脚本家がお金をわずかに出して執筆することもたまにあるくらいです。
それほど脚本案件が少ない、採用されない、実現しない現状なので。
その反面、書きたい人間は山ほどいて。

そんなこんなで脚本で得た収入は脚本実現のために全部消える日々。
そして、お金をちょっと出したからといって、自分の好きなことを書けるわけでもなく、逆にダメ出し・直しの連続。
それでも実現させるためには頑張るのみです。

ですが、この前、某オムニバス企画が立ち上がったのですが、参加費が今までより一桁多くてさすがにこれは無理だとあきらめました。
無念。
あと、不参加を決めたもう一つの理由が、脚本家がプロデュースも兼ねるということだったので。
ワタクシ、監督や制作をまったくできない、絶対にやりたくない人間なので。
現場も大嫌いですしね。
その時間があれば、執筆していたいです。