【作家日記】小説とシナリオのはざまで……【三文ライターの底辺から這い上がる記録】

第47回『人生で初めて、映画館ひとり観客状態で鑑賞しました』

先日の水曜に行ってまいりました。
横浜シネマノヴェチェントで開催される、毎年恒例の国沢実監督特集「いけいけ！タイガー祭」。
ワタクシはこの日しか空いていなくて。
毎回のごとく、横浜駅からテクテクと歩きましたよ、陸の孤島に向かって。

今回上映されたのは、切通理作さん脚本の２本『溢れる淫汁　いけいけ、タイガー』『裸のタイガー　エロス狩り』
１作目は観賞するのは、たぶん４度目。
自分のピンク脚本作でもせいぜい２回、たまに３回くらい。
さすがにこの回数、見るのはなかなかハードルが……。

２作目は初見。
初公開時、１か月も上映していたのですが、行けなくて。
ちょうど４月撮影の長編脚本が終わらなくて終わらなくて、半べそ……（略）。
このパート２がものすごく良かったのです。
やはり日常ドラマをベースにしていると、見ていて没入できます。

さて、この日の上映、観客はワタクシ一人だったのです。
何と贅沢な。
ワタクシが行かなければ、上映されなかったみたいです。
一度でいいから一人観賞会をしてみたかったので、その念願が叶ったのですが、自分の脚本作で体験したかったな、なんて。
あと、『ボクたちの制服は喪服だった』のチラシも置かせていただきました。

このパンデミックのご時世で、ピンク業界はかなり厳しい状況みたいですが、少しでも生きながらえたらいいなと願っています。