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第31回『山新文学賞に準入選し、山形新聞に短編小説が掲載されました!』
しおりを挟むワタクシの短編小説『天狗の棲む山』が、山形新聞の山新文学賞で準入選をいただきました!
そして、先月20日に紙面に全文が掲載されました。
当初、本当に受賞したのか、紙面に掲載されたのか不明。
ネットにも一切情報が載らないので、半信半疑でした。
先月末に賞金が振り込まれており、今月に入ってから掲載紙と賞状(立派な楯)が届いたのでした。
全面に掲載されていて、びっくり。
ワタクシの顔写真付き。
大学教授による深い選評までいただきました。
軽い気持ちで応募したので、連絡が来るまですっかり忘れていました。
その頃、しめきりを破りまくって、大ピンチの脚本を書いていたものですから。
謎の電話が紙面掲載の4日前にかかってきて。
その場で電話取材されました。
それが紙面のプロフィール欄に書かれている内容のごく一部なのですが、いやもう、行き当たりばったりの受け答えをしてしまいまして。
しどろもどろ状態。
興奮や緊張ではありません。
電話口でいきなり、作品の中身に関することを聞かれても、ワタクシ、正直、そこまで考えていなくて。
打ち合わせなんかでも、書いたものに対していろいろ質問されると、さも、前から考えていたかのように、その場で適当に出まかせを言ってしまうのと同じように。
さらに別の作品と混同し、勘違いの発言もしてしまいました。
この山新文学賞って、あとから調べたら、過去の受賞者に、柚月裕子さん(映画『孤狼の血』原作者)、深町秋生さん(映画『渇き』原作者)もいて、自分がもらっていいのかと恐縮してしまいました。
しかも、内容が内容だけに。
軽い気持ちで応募……と書きましたが、これも実は執念の企画でした。
何年も前、ふと思い立って、プロットを自発的に書き、ピンク映画として提案。
そう、ピンク映画です。
取材でワタクシはずっとホラーと連呼していたのですが、エロス作品用だったのです。
というより、これ、ジャンルとしてはミステリーですよね。
今、気づきました。
ピンク映画ではあえなくボツになりましたが、あきらめきれず。
たまたま短編のシナリオコンテストがあったので、シナリオ化。
長編の発想だったのに、20分尺くらいで収まってしまいました。
だけど、落選。
時が経ち、ふと思い出して、小説に。
まさかの受賞です。
あきらめなくてよかったです。
でも、不思議ですよねえ。
脚本ではダメなのに、小説ではOKになるなんて。
脚本版と小説版、内容も描写もまったく同じなんですよ。
特に今回は小説化する際、ちょっと苦労した部分もあったのです。
書いた本人が言うのもなんですが、脚本のほうが手慣れている分、上手いし、面白いです。
だけど、映像化するとしたら、大変なんですよね。
人里離れた田舎町や山奥が舞台で。
それだけで予算がかかってしまいます。
というわけで、この小説、アルファポリスに載せます。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/207112395/305604978/episode/5428088
出版する際は申請して許可をもらわなくてはいけないのですが、投稿サイトなどネットに掲載することは構わないと。
あと、映像化、舞台化などの二次利用も自由にしていいとのことです。
それから言い忘れましたが、『天狗の棲む山』ってタイトル、仮で付けていて、応募する際に本命の題名に置き換えるのを忘れました。
ま、いっか。
小説をぼんやり始めたのが、2019年秋。
本格的にやろうと思い立ったのが、2020年暮。
これまで脚本の公募では賞をまったく取れなかったのに、小説では賞と名の付くものを、4年連続、これで5個目になります。
どうしてしまったのでしょう、ワタクシ?
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