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初デートってことでいいんですかね!?
ブン回しますよ!
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ゲーム中盤を過ぎてのパルスは、かなり痛い。体力が半分くらい回復できる医療キットを持っているとはいえ、なるべく戦闘以外でのダメージは負いたくない。イアさんを倒した敵は私の存在にも気付いているはず。
距離を取りながらパルス際を右へと迂回していく。
ゾンビにはなれないので、もうイアさんとは音声が繋がっていない。衝立越しに話せるものの、イアさんからは話しかけてこないと思う。
(ここからは、一人でどうにかしないと)
一人で残されたのは初めてだ。いつだってイアさんが的確に支援してくれてた。ダウンを取られたとしても、安全を確保してからリバイブしてくれていた。
パルスの収縮が止まり、私は木陰で最後の包帯を巻き、注射器を腕に刺す。
これで何とか早足程度では歩ける。
先刻手に入れたばかりのミニガンを体の右に構えて、次の収縮に備えて少しずつ移動を開始。
もうフィールドの端まで視認できるくらいに行動可能なエリアは狭まっている。バイザーに表示された生存者数は六。つまり、敵はあと五人。
さっきの人がスナイパーの片割れだとしたら、あとツーペアで連携してくると考えておいた方がいいよね。
ところどころにある大きめの岩、そして木立と灌木の茂み。真っ平らというわけでもないから、ちょっとした窪みや傾斜にも気を配って、と。
タン、と軽快な音がした。目の端にマズルフラッシュらしきものが見えて、そちらへと足を向ける。
音からして、かなり近い。で、私に気付いたわけじゃなくて、誰か他の人を狙っている。
(これはチャンス!)
ミニガンの場合、マズルフラッシュどころか炎を吹き上げてるのかってくらい悪目立ちしてしまう。引き金を引いたが最後、こんな拓けた場所では「ここにいますよー!」ってアピールしているようなもの。
他の銃みたいに単発で撃つことも出来ないし、連続使用しすぎるとオーバーヒートするという難儀な得物だったりする。
大きいからほかの武器は持てないし、重い(という設定)から、走ることも出来ない。
(でも)
割と大きめの岩場に一人、その数メートル先の起伏に一人腹ばいになっているのを視認。
(射程、よし!)
足音を忍ばせて近付いた私は、斜め後ろから二人を薙ぎ払うように連射した。
一気に二人がダウンし、返す銃身で片方が崩折れ、相方も自動的に死亡。それを文字で認識する前に、左前方からの射撃をギリギリで躱す。
(ひーっ、これはさっきの人だね)
気配を探りつつも、死体が転がる岩陰から木陰へと進む。
この銃の特性として右側を撃ちづらいのもあって、右側の安全を確保しながら移動したいんだよね。
(もう二人、何処にいるのかなぁ。多分、さっきの二人が見ていた方向のはず)
(撃ってこないなあ……)
左にいるはずの人が静かなのが気になる~。次のエリアが二人組〔予想〕の方に寄るから移動したいんだけど。
あっちも外れるから動くの待ってるんだけどなあ。どうせ位置バレしてるし、出るべき?
二人組〔仮〕が、さっきも撃ち返していなかったからな。命大事にタイプなのかも。
私ともう一人がやり合って潰れてくれたら、自動的に優勝だしなあ。
(ふむ)
残弾、百発。たったの百発。これであと三人沈めるには、距離が空きすぎている。
次の収縮までのカウントダウンが始まった。
距離を取りながらパルス際を右へと迂回していく。
ゾンビにはなれないので、もうイアさんとは音声が繋がっていない。衝立越しに話せるものの、イアさんからは話しかけてこないと思う。
(ここからは、一人でどうにかしないと)
一人で残されたのは初めてだ。いつだってイアさんが的確に支援してくれてた。ダウンを取られたとしても、安全を確保してからリバイブしてくれていた。
パルスの収縮が止まり、私は木陰で最後の包帯を巻き、注射器を腕に刺す。
これで何とか早足程度では歩ける。
先刻手に入れたばかりのミニガンを体の右に構えて、次の収縮に備えて少しずつ移動を開始。
もうフィールドの端まで視認できるくらいに行動可能なエリアは狭まっている。バイザーに表示された生存者数は六。つまり、敵はあと五人。
さっきの人がスナイパーの片割れだとしたら、あとツーペアで連携してくると考えておいた方がいいよね。
ところどころにある大きめの岩、そして木立と灌木の茂み。真っ平らというわけでもないから、ちょっとした窪みや傾斜にも気を配って、と。
タン、と軽快な音がした。目の端にマズルフラッシュらしきものが見えて、そちらへと足を向ける。
音からして、かなり近い。で、私に気付いたわけじゃなくて、誰か他の人を狙っている。
(これはチャンス!)
ミニガンの場合、マズルフラッシュどころか炎を吹き上げてるのかってくらい悪目立ちしてしまう。引き金を引いたが最後、こんな拓けた場所では「ここにいますよー!」ってアピールしているようなもの。
他の銃みたいに単発で撃つことも出来ないし、連続使用しすぎるとオーバーヒートするという難儀な得物だったりする。
大きいからほかの武器は持てないし、重い(という設定)から、走ることも出来ない。
(でも)
割と大きめの岩場に一人、その数メートル先の起伏に一人腹ばいになっているのを視認。
(射程、よし!)
足音を忍ばせて近付いた私は、斜め後ろから二人を薙ぎ払うように連射した。
一気に二人がダウンし、返す銃身で片方が崩折れ、相方も自動的に死亡。それを文字で認識する前に、左前方からの射撃をギリギリで躱す。
(ひーっ、これはさっきの人だね)
気配を探りつつも、死体が転がる岩陰から木陰へと進む。
この銃の特性として右側を撃ちづらいのもあって、右側の安全を確保しながら移動したいんだよね。
(もう二人、何処にいるのかなぁ。多分、さっきの二人が見ていた方向のはず)
(撃ってこないなあ……)
左にいるはずの人が静かなのが気になる~。次のエリアが二人組〔予想〕の方に寄るから移動したいんだけど。
あっちも外れるから動くの待ってるんだけどなあ。どうせ位置バレしてるし、出るべき?
二人組〔仮〕が、さっきも撃ち返していなかったからな。命大事にタイプなのかも。
私ともう一人がやり合って潰れてくれたら、自動的に優勝だしなあ。
(ふむ)
残弾、百発。たったの百発。これであと三人沈めるには、距離が空きすぎている。
次の収縮までのカウントダウンが始まった。
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