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Fourth Contact きみが好き
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「いーのよぉ、絶対バレないんだからぁ。こうでもしないと欲求不満で別れちゃうかもっ」
亜澄はケタケタ笑いながら、下着を着ける。肉感的な張りのある体だ。何度も体を重ねてきた男に、隠すことなど無いといつも堂々と晒している。
「気にしないでとっといてよね。立派な労働報酬だよ? 彼女とか出来て、ホントに抱けなくなっちゃった、って言うんなら私だって諦めるしさ。ま、それまで付き合ってよ。
ちゃんと勃つんだから、私の事嫌いじゃないよね?
結構割のいいバイトでしょ?」
念を押されて、そりゃ確かに、と手元を見る。万札が二枚指の中に収まっていた。
頻度に差はあるが、月に数回はこのようにSEXの相手をして金をもらっている。別段これといって特別な感情を抱いていない年上の女たちが相手だった。
いずれもこの亜澄のように自分のパートナーに不満があるか、フリーだが確実に気持ちの良い行為をしたい女たちである。皆心得ているので後腐れがない上、働いているのできちんと報酬をくれる。
進んで始めた事ではないが、金をもらう以上は手を抜かず、精一杯満足させようと努めている。
何しろバイクのメンテナンスと維持に金が掛かるので、もらえるものならもらっておきたいのだ。
暫く紙幣を見つめていたが、それをポケットにねじ込むと、立ち上がってシャツとGジャンに袖を通した。
「んじゃ、そろそろ帰るわ。ま、ごひーきに」
彼にしては破格のサービスとして、もう一度亜澄に唇を重ねた。きちんと後戯をしていなかったので、舌を絡めて濃厚な交わりをした後に、耳の下にも軽くキスをする。
何処がいい場所かは知り尽くしているが、勿論跡を残すようなことはしない。
「あ、明日の集まり行くんでしょお?」
「ああ。一応な」
「じゃあ、明日の晩会えるねぇ」
亜澄は歯を見せてにいいーっと笑うと、「まったねーっ」と下着姿のまま手を振った。
(相変わらず、ちょっと変な人……)
浩司は、クックッと笑いながら部屋を出ると、外に停めていたバイクに跨り、ホテルを後にした。
亜澄はケタケタ笑いながら、下着を着ける。肉感的な張りのある体だ。何度も体を重ねてきた男に、隠すことなど無いといつも堂々と晒している。
「気にしないでとっといてよね。立派な労働報酬だよ? 彼女とか出来て、ホントに抱けなくなっちゃった、って言うんなら私だって諦めるしさ。ま、それまで付き合ってよ。
ちゃんと勃つんだから、私の事嫌いじゃないよね?
結構割のいいバイトでしょ?」
念を押されて、そりゃ確かに、と手元を見る。万札が二枚指の中に収まっていた。
頻度に差はあるが、月に数回はこのようにSEXの相手をして金をもらっている。別段これといって特別な感情を抱いていない年上の女たちが相手だった。
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進んで始めた事ではないが、金をもらう以上は手を抜かず、精一杯満足させようと努めている。
何しろバイクのメンテナンスと維持に金が掛かるので、もらえるものならもらっておきたいのだ。
暫く紙幣を見つめていたが、それをポケットにねじ込むと、立ち上がってシャツとGジャンに袖を通した。
「んじゃ、そろそろ帰るわ。ま、ごひーきに」
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