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相反する想い
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ショーウインドウみたい。もしくは、テレビ画面の向こう、手を伸ばしても届かない世界。
耳元に切ない声を感じるのに、雪子の心に届かない。至近距離で虚しく動く唇と、秀麗な眉が寄り、泣きそうなくらいに潤んだ瞳が見えているのに、それをさせているのが自分だと解っているのに、それでももう何も感じてはいけない。
心を動かしてはいけない。そう、頑なに全てを拒否していた。
あれは別世界の出来事。私は、彼が飽きて離れてくれるまで待つしかない。
卑怯なことは、重々承知している。
けれど、自分から積極的に手を離すのは嫌だった。
わがままだと解っている。
きちんと話し合って、雪子の気持ちを伝えて、もう別れようというべきなのに。
今ただひとつだけ欲しているのが慎哉そのひとだから、そこまで自分に嘘は吐けなくて、口を開けば愛していると言ってしまいそうで、何も言えない。
傷付けている。最愛の人が日に日に打ちひしがれた様子を見せるのを目にするだけで、雑巾のようにきゅうきゅうと絞られる心臓が痛い。
擦り切れて、破れてしまえばいいのに。
それに耐えることが罰で、自分から慎哉を解放することが正しいことだと、それだけを希望にして、ただ淡々と気持ちを押し殺して、耳を塞ぎ、目に映るものを心に留めないようにした。
いつになったら諦めてくれるの。
クリスマスには、もっと可愛くて素敵な彼女と笑い合って、楽しい時間を過ごして欲しいのに……。
僅かに首を傾げて、いや、それは嘘だと心の中でだけ自嘲する。
私以外の女に、隣に居て欲しくない。
お願いだから、諦めないで。ずっと傍に居て。
本当のセックスを教えてくれた。その手で唇で、ほかの女性を愛撫しないで。私だけに触れていて。
本音は醜い。嫌悪しながらも元彼に抱かれて散々に中出しされた汚いからだを、今更とはいえ、慎哉に愛してもらう権利なんてないのだと戒める。
いつか誠也が大切な人にそうしたように、夜勤明けには必ず家に来る。日勤の後も、近くはないのに一目顔を見て声を掛けて抱きしめて帰っていく。
そんなにしてまで、大事に扱ってもらう資格はないのに……。
本当に、いつになったら諦めてくれるの――
慎哉の居るときだけ、部屋の空気すら暖かな色を帯びているように錯覚する。
最低限の暖房の中、薄着でただ端座する雪子は、慎哉の去った室内をくるりと見回して、ふと自分の頬を伝うものに気付いた。
何も感じまいとしても、それを無視しようと努力してもどうしても捨てられない想いがあるから。
涙は拭っていればいつかは止まる。でも、慕う気持ちは、抑えれば抑えるほどに膨らみ、もう胸からあふれそうになっている。
行かないで、傍に居て。
駄目、ほかにもっとあなたにお似合いのひとが居るから、もうここにはこないで。
相反する想いを抱えたまま、そのどちらも口に出さずにいるためには、何も喋るわけにはいかなかった。
たったひとこと、きっと名前を呼んだだけでも……伝わってしまう。気持ちが溢れてしまう。
静かに落涙する雪子の元に、軽くノックをして、応えを待たずして母親の陽子がやってきた。
両手に湯気の立つマグカップを持ち、そのままゆっくりと雪子の隣に腰を下ろす。
マットレスが僅かに沈んだが、古いながらもしっかりした造りの木製のベッドは軋まなかった。
固形のカカオをじっくりと溶かした飲み物が、雪子の手に押しつけられる。
黙したままそれを両手で包み込むと、ほわほわとした湯気でまた視界がぼやけた。
いただきます、と言ってから、陽子はココアを啜った。
「職場の人のお土産だって。作ってる間に帰っちゃったね。また今度一緒にお茶しましょうね」
それとなく娘の表情を観察しながら、軽い調子で話して、合間にカップに口を付ける。
「あの男は最低だけど、いい男捕まえたじゃない。かあさん、あの子なら息子にしたいわ~。一緒に歩くにも鼻が高いじゃない。着飾らせて食事に行ったりね、娘とも勿論だけど、息子ともしてみたかったの。どう?」
小さい頃もさぞかし可愛かったでしょうねえと、まるで我が子のことのように打ち解けた様子で話す母親は、しばらく離れている間に性格が変わってしまったのかと思うくらい、雪子には馴染みがない。
数年前まで、確かにこの家で一緒に暮らしていたのに。
「おかあさん……何かいいことでもあったの」
こてんと首を傾げるのを見て、陽子は苦笑した。
「あなたを褒めてるの。色々大変だったけど、もう自分の幸せだけ考えたらいいんだよ」
もう飲み干してしまったカップを持ったまま、落ち着いた笑みを浮かべて娘を見つめる瞳は、どこか申し訳なさそうだ。
「ごめんね、ずっと頑張らせて。もっと遊んでいても良かったのに、早くに就職して家計を助けてくれて本当に有り難かった。子供の頃だって、私が交代勤務だったばかりに寂しい思いをさせたよね。ようやく職場を変わって、日勤だけになって、その途端に雪子が家を出てさ、結局ふたりでゆっくり話しもせずにきたでしょ。だから、こうやっていられるのが嬉しいの」
うっすらと涙を滲ませている陽子を、雪子はぼんやりと見つめていた。
改めてじっくり眺めれば、時間に追われていた昔よりも、少し頬骨の辺りがふっくらしている気がする。経年による皺は仕方ないにしても、きつい眼差しで周囲を圧倒していた若い頃とは違い、沁み出すような愛情を感じられる。
「私がふがいなくて、雪子から父親を奪っちゃった……だからふたり分頑張ろうとして、忙しさにかまけてちゃんと話し合わずにきたね。親の背中を見て育つっていうから、私さえしっかりしていたら、それなりに育つもんだなんて、過保護にしてるよその親見ては自慢に思ってた。だけど、それじゃあ駄目なんだよね。だから今、私よりもっと頑張ってる雪子が辛い目に遭ってる」
カップを握り締めている両手が、膝の上で震えていた。
堪らず、雪子は片方の手を差し出して、その両手を包んだ。緩く首を振って、否定を示そうとする。
「違うよ、おかあさんが謝ることなんてない。あの時、この家に居ることを選べば良かった。相手が誰かも言わずに家を出る私を、問いつめもせずに送り出してくれて。それなのに信頼されてるなんて気付きもしないで、私には関心が薄いんだってどこか諦めてたの」
ガラス玉のようだった瞳が、強い光を放っている。
雪子がまだ小学生の頃、父親は家を出て行った。浮気をしていた相手に子供が出来たの知り、陽子の方から追い出したのだ。
家で癒されることを望んでいたとしたら、それが叶えられなくて淋しくて他の女性にそれを求めたのだろうと、大人になった今ならば、父のことも少しは許せる。
それでも、雪子自身や母親を簡単に捨てた、その事実は消えなくて、恋に対して臆病になってしまっていた。
「子供の頃、どうにかしておかあさんに褒められたくて、だから手伝いも頑張ったし、勉強も手を抜かなかった。それが当たり前みたいになるのを見て、落胆もしたけどやめられなくて……」
また涙を流し始める雪子に、うん、うんと頷きながら、陽子もまた涙ぐんでいた。
「母親だもの、娘のために頑張るのが当然で、それを解ってくれてると勝手に思ってたのが悪いんだよ。大好きだよって、ちゃんと言えば良かった。雪子の好きは、ちゃんと伝わってるよって」
声にならずに口の形だけで呼び掛けて、雪子は体を寄せた。ふたりの頭がこつんとぶつかり、それからふたりして鼻を啜りながら、暫く泣いて、それから笑った。
この笑顔が慎哉の前でも出ればいいのにと願いながら、陽子はもう一度ゆっくりと娘に告げた。
「愛を伝えることをためらわないで。自分から諦めないで。最後まであがいて、それで駄目だったら、かあさんが慰めてあげるから」
自分が夫に見限られた。そのせいで娘に淋しい思いをさせてしまった。その負い目が、更に陽子を仕事に走らせてしまい、更に雪子をひとりにして、心に負った傷をそのままに今日まできてしまった。
そんな陽子の後悔が、切々と伝わる。
雪子はそれに耳を傾け、曖昧に頷くに留めたのだった。
耳元に切ない声を感じるのに、雪子の心に届かない。至近距離で虚しく動く唇と、秀麗な眉が寄り、泣きそうなくらいに潤んだ瞳が見えているのに、それをさせているのが自分だと解っているのに、それでももう何も感じてはいけない。
心を動かしてはいけない。そう、頑なに全てを拒否していた。
あれは別世界の出来事。私は、彼が飽きて離れてくれるまで待つしかない。
卑怯なことは、重々承知している。
けれど、自分から積極的に手を離すのは嫌だった。
わがままだと解っている。
きちんと話し合って、雪子の気持ちを伝えて、もう別れようというべきなのに。
今ただひとつだけ欲しているのが慎哉そのひとだから、そこまで自分に嘘は吐けなくて、口を開けば愛していると言ってしまいそうで、何も言えない。
傷付けている。最愛の人が日に日に打ちひしがれた様子を見せるのを目にするだけで、雑巾のようにきゅうきゅうと絞られる心臓が痛い。
擦り切れて、破れてしまえばいいのに。
それに耐えることが罰で、自分から慎哉を解放することが正しいことだと、それだけを希望にして、ただ淡々と気持ちを押し殺して、耳を塞ぎ、目に映るものを心に留めないようにした。
いつになったら諦めてくれるの。
クリスマスには、もっと可愛くて素敵な彼女と笑い合って、楽しい時間を過ごして欲しいのに……。
僅かに首を傾げて、いや、それは嘘だと心の中でだけ自嘲する。
私以外の女に、隣に居て欲しくない。
お願いだから、諦めないで。ずっと傍に居て。
本当のセックスを教えてくれた。その手で唇で、ほかの女性を愛撫しないで。私だけに触れていて。
本音は醜い。嫌悪しながらも元彼に抱かれて散々に中出しされた汚いからだを、今更とはいえ、慎哉に愛してもらう権利なんてないのだと戒める。
いつか誠也が大切な人にそうしたように、夜勤明けには必ず家に来る。日勤の後も、近くはないのに一目顔を見て声を掛けて抱きしめて帰っていく。
そんなにしてまで、大事に扱ってもらう資格はないのに……。
本当に、いつになったら諦めてくれるの――
慎哉の居るときだけ、部屋の空気すら暖かな色を帯びているように錯覚する。
最低限の暖房の中、薄着でただ端座する雪子は、慎哉の去った室内をくるりと見回して、ふと自分の頬を伝うものに気付いた。
何も感じまいとしても、それを無視しようと努力してもどうしても捨てられない想いがあるから。
涙は拭っていればいつかは止まる。でも、慕う気持ちは、抑えれば抑えるほどに膨らみ、もう胸からあふれそうになっている。
行かないで、傍に居て。
駄目、ほかにもっとあなたにお似合いのひとが居るから、もうここにはこないで。
相反する想いを抱えたまま、そのどちらも口に出さずにいるためには、何も喋るわけにはいかなかった。
たったひとこと、きっと名前を呼んだだけでも……伝わってしまう。気持ちが溢れてしまう。
静かに落涙する雪子の元に、軽くノックをして、応えを待たずして母親の陽子がやってきた。
両手に湯気の立つマグカップを持ち、そのままゆっくりと雪子の隣に腰を下ろす。
マットレスが僅かに沈んだが、古いながらもしっかりした造りの木製のベッドは軋まなかった。
固形のカカオをじっくりと溶かした飲み物が、雪子の手に押しつけられる。
黙したままそれを両手で包み込むと、ほわほわとした湯気でまた視界がぼやけた。
いただきます、と言ってから、陽子はココアを啜った。
「職場の人のお土産だって。作ってる間に帰っちゃったね。また今度一緒にお茶しましょうね」
それとなく娘の表情を観察しながら、軽い調子で話して、合間にカップに口を付ける。
「あの男は最低だけど、いい男捕まえたじゃない。かあさん、あの子なら息子にしたいわ~。一緒に歩くにも鼻が高いじゃない。着飾らせて食事に行ったりね、娘とも勿論だけど、息子ともしてみたかったの。どう?」
小さい頃もさぞかし可愛かったでしょうねえと、まるで我が子のことのように打ち解けた様子で話す母親は、しばらく離れている間に性格が変わってしまったのかと思うくらい、雪子には馴染みがない。
数年前まで、確かにこの家で一緒に暮らしていたのに。
「おかあさん……何かいいことでもあったの」
こてんと首を傾げるのを見て、陽子は苦笑した。
「あなたを褒めてるの。色々大変だったけど、もう自分の幸せだけ考えたらいいんだよ」
もう飲み干してしまったカップを持ったまま、落ち着いた笑みを浮かべて娘を見つめる瞳は、どこか申し訳なさそうだ。
「ごめんね、ずっと頑張らせて。もっと遊んでいても良かったのに、早くに就職して家計を助けてくれて本当に有り難かった。子供の頃だって、私が交代勤務だったばかりに寂しい思いをさせたよね。ようやく職場を変わって、日勤だけになって、その途端に雪子が家を出てさ、結局ふたりでゆっくり話しもせずにきたでしょ。だから、こうやっていられるのが嬉しいの」
うっすらと涙を滲ませている陽子を、雪子はぼんやりと見つめていた。
改めてじっくり眺めれば、時間に追われていた昔よりも、少し頬骨の辺りがふっくらしている気がする。経年による皺は仕方ないにしても、きつい眼差しで周囲を圧倒していた若い頃とは違い、沁み出すような愛情を感じられる。
「私がふがいなくて、雪子から父親を奪っちゃった……だからふたり分頑張ろうとして、忙しさにかまけてちゃんと話し合わずにきたね。親の背中を見て育つっていうから、私さえしっかりしていたら、それなりに育つもんだなんて、過保護にしてるよその親見ては自慢に思ってた。だけど、それじゃあ駄目なんだよね。だから今、私よりもっと頑張ってる雪子が辛い目に遭ってる」
カップを握り締めている両手が、膝の上で震えていた。
堪らず、雪子は片方の手を差し出して、その両手を包んだ。緩く首を振って、否定を示そうとする。
「違うよ、おかあさんが謝ることなんてない。あの時、この家に居ることを選べば良かった。相手が誰かも言わずに家を出る私を、問いつめもせずに送り出してくれて。それなのに信頼されてるなんて気付きもしないで、私には関心が薄いんだってどこか諦めてたの」
ガラス玉のようだった瞳が、強い光を放っている。
雪子がまだ小学生の頃、父親は家を出て行った。浮気をしていた相手に子供が出来たの知り、陽子の方から追い出したのだ。
家で癒されることを望んでいたとしたら、それが叶えられなくて淋しくて他の女性にそれを求めたのだろうと、大人になった今ならば、父のことも少しは許せる。
それでも、雪子自身や母親を簡単に捨てた、その事実は消えなくて、恋に対して臆病になってしまっていた。
「子供の頃、どうにかしておかあさんに褒められたくて、だから手伝いも頑張ったし、勉強も手を抜かなかった。それが当たり前みたいになるのを見て、落胆もしたけどやめられなくて……」
また涙を流し始める雪子に、うん、うんと頷きながら、陽子もまた涙ぐんでいた。
「母親だもの、娘のために頑張るのが当然で、それを解ってくれてると勝手に思ってたのが悪いんだよ。大好きだよって、ちゃんと言えば良かった。雪子の好きは、ちゃんと伝わってるよって」
声にならずに口の形だけで呼び掛けて、雪子は体を寄せた。ふたりの頭がこつんとぶつかり、それからふたりして鼻を啜りながら、暫く泣いて、それから笑った。
この笑顔が慎哉の前でも出ればいいのにと願いながら、陽子はもう一度ゆっくりと娘に告げた。
「愛を伝えることをためらわないで。自分から諦めないで。最後まであがいて、それで駄目だったら、かあさんが慰めてあげるから」
自分が夫に見限られた。そのせいで娘に淋しい思いをさせてしまった。その負い目が、更に陽子を仕事に走らせてしまい、更に雪子をひとりにして、心に負った傷をそのままに今日まできてしまった。
そんな陽子の後悔が、切々と伝わる。
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