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情熱的に
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急なカーブを次々とクリアし、人気のない峠を黒い車は疾走する。所々、斜面に灯る縦長の白い光が幻想的で、雪子は目を奪われていた。
「綺麗……あれ、何かなあ。知ってる?」
左手を助手席側のドアに当ててうっすらと笑みが浮かぶ。
「ホント、綺麗だね」
あなたの全てが。
そう口にすればどんな表情をするだろうか。
慎哉は心の中でだけ、そっと呟いた。
あれは果樹に群がる夜行性の虫を集めるための仕掛けだよなんて、黙っておこう。折角いいムードなのに。
職場はすっかりクリスマスムード一色になり、モール全体さあ今が稼ぎ時という雰囲気だ。平日の夜も客足が増え、皆愛するものへの贈り物選びに忙しい。
毎年そんなイベントの度に馬車馬のように働き詰めにならざるを得ない雪子は、だからクリスマスも正月の初売りも大嫌いらしい。
プレゼントくらいは、受け取ってくれないかなあ。ケーキとか、一緒に食べたりとか。
当然警備だってそんな日はてんてこ舞いだが、それだってちゃんと組まれたシフト内の仕事だから、当日ぐったりお疲れの雪子のためにもピザとかチキンやアルコール類を買ってお疲れ様パーティーくらいしてやりたい。
そんな密かな計画をいつ打診しようかと胸の中にしまったまま、頂上に程近い待避ゾーンで、ガードレール擦れ擦れに慎哉は駐車した。
「ここから見る景色、絶品だから」
不思議そうにしている雪子を促して、自分も後部席からダウンジャケットを取ってから車外に出る。狭すぎて助手席からは出られないのを手伝い運転席側から引っ張り出すと、その手を引いてガードレールに寄った。
「うわぁ……」
眼下に広がる景色に、雪子は目と口をぽかんと開ける。
民家の間に立つビルや店舗は、何処もクリスマスを意識してかイルミネーションが競うように瞬いている。その向こうには新幹線の高架があり、じっと眺めている間に青白く光を刷いて斜めに横切っていく。闇の向こうは、空と海の交わる暗い青。時折黄色い光を巡らせる灰色の灯台。そしてうっすらと姿を示す島影。
慎重に雪子の表情と仕草を窺ってきた慎哉は、握ったままの手をそっと持ち上げて、短く整えられている爪の先に唇を落とした。
「お気に召しましたか、お姫さま」
瞬きをして、驚いた顔を隠しもせずに雪子が見上げる。
「慎哉くん……」
力の抜けたままの手は、安心しているからなのか、予想外のことにまだ反応が現れていないだけなのか、判断に困る。
いつまででも待てるけれど、今年の年末は出来れば一緒に過ごしたくて。そうなるとタイミングは今だろうと思ったのだ。
男からのアプローチは相変わらずで、そんな中で告白したら、恋愛感情がなくても計算して受け入れられてしまうかもしれない。
それは嫌だ。それでは本当には手に入らない。
けれど。日々募る想いが形を明確にしてきて、それはもう体にも現れてきてしまっていた。男なんて判り易いものなのだ。
「雪子さん。俺のこと、少しは意識してくれてる? 最初は丸きり圏外だったでしょ」
「慎哉くん」
名前を紡ぐ唇から、白い息とともに熱が零れる。瞳が潤んでいるように見えるのは錯覚だろうか。
「本当は、逃げ場のあるときに言いたかったんだ」
苦笑すると、ふるりと雪子は首を振った。
「どう思われているのかなって、ずっと考えてたの。ねえ、私、あの人が言った通りにもう女性としての魅力なんて失っているんじゃないかって。厚意を甘んじて受け取るだけの私に、何が返せるかなって悩んでた」
ゆっこ、と唇を開いたその隙間に、雪子はそっと自らの指を押し当てた。
「本当にこんな私でいい? 全部受け止めてくれる? 慎哉くん、私、もうあなたが居ないと、」
踵を上げた雪子は、指の脇に掠めるように唇を押し付けた。一瞬で離れて行くそれを追い、慎哉の腕が細い腰に回る。
「俺が欲しい?」
「欲しいよ。どうすればいいの」
そのままでいて、と囁いて、ジャケットの内側に包み込むように掻き抱いた。
背を丸くした慎哉の唇が、容赦なく貪り食らっていく。雪子の小さな唇はすっかり塞がれて、歯列も肉も全てを味わい尽くされ、柔らかい肉を食まれて吸われて頭も体も甘く痺れていく。
あ、ヤバイ。と思った。下半身が反応してしまっている。こんな寒い場所でするんじゃなかったなと思いながら、家までは正直キツイからこのまま上にあるホテルに行こうかと算段しながら、慎哉は雪子を車内に導いた。
上着を脱いでからキィを回そうとしたところで、先に座席に落ち着いていた雪子がそっと慎哉の中心へと手を伸ばしてきた。
「リクライニング、倒してくれる?」
逆光で表情が見えないのが残念だと思いながら従うと、ゆっくりと布地の上から撫でていた指がベルトを外しジッパーを下げて行く。
その仕草を見守りながらゴクリと唾を飲むと、躊躇なく下着を下げて顔を被せてきた。
半勃ちだったものが、雪子の動きと視線にやる気を見せてそそり立つ。ちろちろと舌先で愛撫されて先走りを舐め取られ、あっという間に最大の大きさになったものを、とても大事そうに両手の指で擦りながら、舌と唇での愛撫が続く。
「ぁ……気持ちいい」
すぐにでもイってしまいたいような、勿体無いような。相反する気持ちを抱えたまま、慎哉は雪子の髪を指で梳いたり耳の後ろに指を這わせたりした。
「我慢、しないで……全部、頂戴?」
根元から扱かれながら、時折喉に届くのではないかというくらい深く咥え込み、強く吸いながら舌を絡める。
誰に仕込まれたんだよ、と心の中は複雑だったが、それ以上に快感に酔いしれ、やがてそのまま慎哉は熱を解放した。
ん、と鼻の奥で唸りながら、こくりと雪子の喉が動く。鈴口を突付かれて全部吸い取られて、慎哉は呻きながら雪子の手を握り締めた。
つつまし気にハンカチで口元を拭いてから、雪子は無垢な少女のように笑う。
「良かった。ちゃんと感じてくれてるんだ」
「当たり前だろ」
全身を心地良い倦怠感が覆い、それに身を任せて体を倒したままで居ると、雪子が体を預けてきた。
「慎哉くん、好き、大好き」
囁く声が甘い。うっとりと目を細めて慎哉のシャツの下から手を入れて、胸板から腹へと撫で擦る動きが扇情的だ。
〈情熱的〉って当たってるわ。慎哉は改めて誠也の観察眼を尊敬した。
一歩踏み込むのが大変だろうけど、とかなんとか言ってたっけ。確かに大変そうだと思ったから、そして短い付き合いで終わらせたくはなかったから、柄にもなくたっぷりと時間を掛けて溝を埋めてきた。
いつからそう思っていてくれたのかは判らないけれど、今日勝負に出たのは正解だったのだろう。
熱に浮かされたように慎哉の肌をまさぐりながら、それだけでもう鼻に掛かった甘い声を吐いて慎哉の欲望を刺激する。
「待って、狭いから……流石に。十分くらいだから、我慢しよ」
実は車内での経験がないわけではない。この様子だと雪子もあるのかもしれない。だがあれはワンボックスならいざ知らず、天井が斜めになっているクーペで致すようなものではないのだ。一回試してみて懲りた慎哉である。
切なく吐息しながら雪子が体を離して助手席に戻って行く。名残惜しそうに慎哉を見詰める切れ長の二重の眼差しがこれ以上なく色っぽい。
やっべ。なんか鉱脈掘り当てたかも。
ゴクリと唾を飲みながらキィを回し、着衣を整えてから数百メートル走らせる距離がとても長く感じられた。
「綺麗……あれ、何かなあ。知ってる?」
左手を助手席側のドアに当ててうっすらと笑みが浮かぶ。
「ホント、綺麗だね」
あなたの全てが。
そう口にすればどんな表情をするだろうか。
慎哉は心の中でだけ、そっと呟いた。
あれは果樹に群がる夜行性の虫を集めるための仕掛けだよなんて、黙っておこう。折角いいムードなのに。
職場はすっかりクリスマスムード一色になり、モール全体さあ今が稼ぎ時という雰囲気だ。平日の夜も客足が増え、皆愛するものへの贈り物選びに忙しい。
毎年そんなイベントの度に馬車馬のように働き詰めにならざるを得ない雪子は、だからクリスマスも正月の初売りも大嫌いらしい。
プレゼントくらいは、受け取ってくれないかなあ。ケーキとか、一緒に食べたりとか。
当然警備だってそんな日はてんてこ舞いだが、それだってちゃんと組まれたシフト内の仕事だから、当日ぐったりお疲れの雪子のためにもピザとかチキンやアルコール類を買ってお疲れ様パーティーくらいしてやりたい。
そんな密かな計画をいつ打診しようかと胸の中にしまったまま、頂上に程近い待避ゾーンで、ガードレール擦れ擦れに慎哉は駐車した。
「ここから見る景色、絶品だから」
不思議そうにしている雪子を促して、自分も後部席からダウンジャケットを取ってから車外に出る。狭すぎて助手席からは出られないのを手伝い運転席側から引っ張り出すと、その手を引いてガードレールに寄った。
「うわぁ……」
眼下に広がる景色に、雪子は目と口をぽかんと開ける。
民家の間に立つビルや店舗は、何処もクリスマスを意識してかイルミネーションが競うように瞬いている。その向こうには新幹線の高架があり、じっと眺めている間に青白く光を刷いて斜めに横切っていく。闇の向こうは、空と海の交わる暗い青。時折黄色い光を巡らせる灰色の灯台。そしてうっすらと姿を示す島影。
慎重に雪子の表情と仕草を窺ってきた慎哉は、握ったままの手をそっと持ち上げて、短く整えられている爪の先に唇を落とした。
「お気に召しましたか、お姫さま」
瞬きをして、驚いた顔を隠しもせずに雪子が見上げる。
「慎哉くん……」
力の抜けたままの手は、安心しているからなのか、予想外のことにまだ反応が現れていないだけなのか、判断に困る。
いつまででも待てるけれど、今年の年末は出来れば一緒に過ごしたくて。そうなるとタイミングは今だろうと思ったのだ。
男からのアプローチは相変わらずで、そんな中で告白したら、恋愛感情がなくても計算して受け入れられてしまうかもしれない。
それは嫌だ。それでは本当には手に入らない。
けれど。日々募る想いが形を明確にしてきて、それはもう体にも現れてきてしまっていた。男なんて判り易いものなのだ。
「雪子さん。俺のこと、少しは意識してくれてる? 最初は丸きり圏外だったでしょ」
「慎哉くん」
名前を紡ぐ唇から、白い息とともに熱が零れる。瞳が潤んでいるように見えるのは錯覚だろうか。
「本当は、逃げ場のあるときに言いたかったんだ」
苦笑すると、ふるりと雪子は首を振った。
「どう思われているのかなって、ずっと考えてたの。ねえ、私、あの人が言った通りにもう女性としての魅力なんて失っているんじゃないかって。厚意を甘んじて受け取るだけの私に、何が返せるかなって悩んでた」
ゆっこ、と唇を開いたその隙間に、雪子はそっと自らの指を押し当てた。
「本当にこんな私でいい? 全部受け止めてくれる? 慎哉くん、私、もうあなたが居ないと、」
踵を上げた雪子は、指の脇に掠めるように唇を押し付けた。一瞬で離れて行くそれを追い、慎哉の腕が細い腰に回る。
「俺が欲しい?」
「欲しいよ。どうすればいいの」
そのままでいて、と囁いて、ジャケットの内側に包み込むように掻き抱いた。
背を丸くした慎哉の唇が、容赦なく貪り食らっていく。雪子の小さな唇はすっかり塞がれて、歯列も肉も全てを味わい尽くされ、柔らかい肉を食まれて吸われて頭も体も甘く痺れていく。
あ、ヤバイ。と思った。下半身が反応してしまっている。こんな寒い場所でするんじゃなかったなと思いながら、家までは正直キツイからこのまま上にあるホテルに行こうかと算段しながら、慎哉は雪子を車内に導いた。
上着を脱いでからキィを回そうとしたところで、先に座席に落ち着いていた雪子がそっと慎哉の中心へと手を伸ばしてきた。
「リクライニング、倒してくれる?」
逆光で表情が見えないのが残念だと思いながら従うと、ゆっくりと布地の上から撫でていた指がベルトを外しジッパーを下げて行く。
その仕草を見守りながらゴクリと唾を飲むと、躊躇なく下着を下げて顔を被せてきた。
半勃ちだったものが、雪子の動きと視線にやる気を見せてそそり立つ。ちろちろと舌先で愛撫されて先走りを舐め取られ、あっという間に最大の大きさになったものを、とても大事そうに両手の指で擦りながら、舌と唇での愛撫が続く。
「ぁ……気持ちいい」
すぐにでもイってしまいたいような、勿体無いような。相反する気持ちを抱えたまま、慎哉は雪子の髪を指で梳いたり耳の後ろに指を這わせたりした。
「我慢、しないで……全部、頂戴?」
根元から扱かれながら、時折喉に届くのではないかというくらい深く咥え込み、強く吸いながら舌を絡める。
誰に仕込まれたんだよ、と心の中は複雑だったが、それ以上に快感に酔いしれ、やがてそのまま慎哉は熱を解放した。
ん、と鼻の奥で唸りながら、こくりと雪子の喉が動く。鈴口を突付かれて全部吸い取られて、慎哉は呻きながら雪子の手を握り締めた。
つつまし気にハンカチで口元を拭いてから、雪子は無垢な少女のように笑う。
「良かった。ちゃんと感じてくれてるんだ」
「当たり前だろ」
全身を心地良い倦怠感が覆い、それに身を任せて体を倒したままで居ると、雪子が体を預けてきた。
「慎哉くん、好き、大好き」
囁く声が甘い。うっとりと目を細めて慎哉のシャツの下から手を入れて、胸板から腹へと撫で擦る動きが扇情的だ。
〈情熱的〉って当たってるわ。慎哉は改めて誠也の観察眼を尊敬した。
一歩踏み込むのが大変だろうけど、とかなんとか言ってたっけ。確かに大変そうだと思ったから、そして短い付き合いで終わらせたくはなかったから、柄にもなくたっぷりと時間を掛けて溝を埋めてきた。
いつからそう思っていてくれたのかは判らないけれど、今日勝負に出たのは正解だったのだろう。
熱に浮かされたように慎哉の肌をまさぐりながら、それだけでもう鼻に掛かった甘い声を吐いて慎哉の欲望を刺激する。
「待って、狭いから……流石に。十分くらいだから、我慢しよ」
実は車内での経験がないわけではない。この様子だと雪子もあるのかもしれない。だがあれはワンボックスならいざ知らず、天井が斜めになっているクーペで致すようなものではないのだ。一回試してみて懲りた慎哉である。
切なく吐息しながら雪子が体を離して助手席に戻って行く。名残惜しそうに慎哉を見詰める切れ長の二重の眼差しがこれ以上なく色っぽい。
やっべ。なんか鉱脈掘り当てたかも。
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