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第49章:「まぼろしとパンダ」
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16歳・・・?
13歳じゃ、ない・・・?
記憶を一部・・・失ってる?
考える気力も体力もないし、
考えようとするとひどい頭痛に襲われるし、
なんか話が無茶苦茶すぎて、さっきは深く聞かなかったけど。
今だって頭痛が来るのが怖くて、考えるのを避けようとしてる自分がいる。
けど、
少なくとも。
年齢については・・・どうしても俺の記憶と辻褄が合わない。
記憶を失ってる、っていうか・・・
俺・・・この激痛と混乱で、頭がおかしくなってんじゃないのかな。
それか、
なんかの拍子にタイムトリップでもしたとか。
たしかに。
改めてよくよく自分のカラダを見てみると、俺の記憶のそれよりもかなり大きい。
おまけに、太い骨と筋肉でごつごつしてる―――16歳ってうより、なんか、アスリートみたいだ。
そしてサイドチェストに置いてあった手鏡を取ると。
あれ・・・これ、俺?
誰?
髪質とあんず色の髪は・・・なんか俺っぽいけど。
俺―――やっぱ狂ってんだ。
だって・・・どう考えてもおかしいだろ。
顔もカラダも、俺じゃないなんて。
そうだ。
左腕にある、俺のほくろは・・・?
あれがなかったら、絶対にこのカラダは俺のモノじゃない。
あれは生まれたときからあるものだから・・・
あれ。
・・・ある。
二つ並んでる、大きなほくろと小さなほくろ。
ってことは。
やっぱりこれは、俺のカラダなのか?
俺―――やっぱ狂ってんだ。
それに、
俺が狂ってる証拠は他にもたくさんある。
例えば、
頭の中で繰り返し浮かぶ、全く身に覚えのないイメージや感覚。
大きい具がゴロゴロ入ってるカレー。
赤いウィンナーの入ってるナポリタン。
とろとろ卵のオムライスに、ふわふわジューシーなハンバーグ。
氷のいっぱい入ったレモン水。
チリン、チリンっていう、小さな鈴の音。
ここの医者にそれを言ったら、それらを記録するようにタブレットを渡された。
だから、それらを文字や絵で残してる。
カレーやレモン水なんて味までわかるけど、それはうまくメモれないから書いてない。
あと、どうでもいいから聞いてないけど、
俺はここがどこの病院だか知らない。
もう、何もかもが―――疲れる。
もう、本当に、本当に、どうでもいい。
ただ辛くて。
息をしていることさえ苦痛で。
特に、目覚めた直後が最悪で・・・
よくわかんないけど、なんかすげぇがっかりして、めっちゃくちゃ落ち込むんだ。
また、目覚めてしまったことに、
まだ、生きてることに、
毎朝、絶望する―――。
実家を出て、
叔父さん家を出て、
狂嵐の人たちのところに出入りしてた時より、
何百倍も、何千倍も辛い―――。
けど、だからと言って、
それのどこに戻るのもまた辛い―――。
もう、こんな人生はヤだ。
こんな毎日、生きてたって意味ない。
なんでこんなことが、
毎日毎日繰り返されるのだろう?
なんでこんなに辛いのに、
俺はまだ、死ねないんだろう?
どうやったら俺、
死ねんのかな。
あそこの窓、開かないしな。
そこにある太いコード、使えばいいのかな。
ま、このままいけば、
もっと狂って、
発作的に頭を壁にでもガンガン打ちつけて、
終わりそうだけどな。
でも、
その日まで、待てる気がしない―――。
一瞬でも早く、
終わりにしたい。
そしたらもう―――
目覚めなくて済む・・・
毎朝、泣かなくて済む・・・
あぁでも。
どうせそうするんだったら、
圭さんに俺の息の根、止めてもらいたいな。
圭さんには申し訳ないけど、
それが一番楽そうだし、たぶん俺はきっと・・・幸せに死ねる。
圭さんにあの世に送ってもらえたら、すげぇ幸せだ。
最後の最後くらい、
幸せな思いしたって、バチ当たんないだろ・・・?
人より短い人生だったけど、十分苦しんだ。
これ以上は俺にはムリだ。
これが俺の寿命なんだよ。
あぁ、早く、殺ってくれないかな。
もう、ここまで耐えたんだから、
もう一度頼めば殺ってくれるかな。
今度いつ、
圭さん来てくれるのかな・・・
―――あれ?
そういえば、圭さんって誰だっけ?
どこの知り合いだったかな。
毎日ここに寄ってくれるスティーブも、なんで知り合いなんだっけ?
スティーブ、俺のこと「親友」って言ってたけど、
俺、外国人と知り合った覚え、ない。
おまけにこの病院の人達、日本人じゃないよな。
―――あれ?
あの人たち、日本語しゃべってない?
なんで俺、あの人たちが言ってること、わかるんだ?
・・・やっぱ、俺、
頭おかしくなってんだ。
狂ってんだ。
全部、夢かなんかなんだ。
「まぼろし」なんだ。
そっか。
じゃ、
適当に全部、流しといていいんだ。
バカだな、俺。
きっとこの痛みも苦しみも、ウソなんだ。
いっぱい泣いて、損したな。
だってこれは、夢なんだから。
そうだよ、これは「まぼろし」だ。
だって、窓の外に見える木、あれって、アマゾンかどっかに生えてるヤツだろ?
おかしいじゃん。
ここ、日本だろ?
だいたいさ、「事故」ってなんだよ?
その辺で交通事故に遭ったんだったら、叔父さんがすぐ迎えに来るだろ?
こんなホテルみたいな豪華な部屋で、美味しい食べ物がたくさん出てくる病院なんて、ありえないだろ?
それに昨日なんか、
開いたドアの隙間から、なんかすげぇデカい真っ白な鳥が、廊下を飛んでるのが見えた。
病院の中で、それもあんなにデカい鳥とか、どう考えてもおかしいだろ?
はぁ。
この夢、疲れるな。
いつ終わるのかな。
この部屋のドアを開けたら、終わるのかな?
―――って、この部屋のドア、内側からは勝手に開けられないんだったな。
スティーブがこの部屋を出る時は、ドアの向こう側にいる誰かを呼んでロックを解除してもらってるもんな。
なんでそんな面倒なことしなきゃいけないのか、わかんないけど。
俺が暴れ狂って、逃げ出す可能性があるってこと、かな。
ここ、
精神病院なのかな・・・?
ってことは、
どっかに監視カメラとか付いてて、
俺が勝手に死なないように見張られてんのかな・・・?
でもま、開けられて、どっかに逃げたとしても。
まぁ、なんもいい事、ないよな。
というか、この悪夢が更に悪化しそうな気がする。
そしたらこのまま、夢の中にいるのもありかな。
スティーブが連れてってくれるっていうなら、パルドゥルースで違う景色見んのも、悪くないかもな。
もう、なんでもいいや―――。
考えるの、面倒だし。
どうでもいいし。
考えたって、どうにかなるもんでもないし。
何も考えなかったら―――
そのうち勝手に時は過ぎて、
いつか、俺も死んでるんだろうし。
どうせ、全部―――「まぼろし」だ。
だけどこの「まぼろし」―――
早く―――終わってほしい。
終わりに―――したい。
コンコン。
「キョウ、起きてるか?」
スティーブがドアの隙間からちょっとだけ顔を覗かせる。
「―――大丈夫」
「それならよかった。あのさ・・・」
スティーブは後ろ手に何かを隠しながら、部屋に入ってきた。
「・・・何、隠してんの?」
「ちょっと面白いモン見つけたから持ってきた」
「なに?」
「これ」
スティーブが俺の目の前に翳したもの、それは・・・
「パンダ?」
「そいつ、飼い主に置き去りにされて、ソファーで一人ぼっち、寂しそうにしてたから連れてきた」
―――なんでだろう?
すげぇ、愛おしい。
ただの、ちょっと古びた、かなりブサイクなパンダなのに、
胸が、痛い―――泣きたくなるくらいに。
こんな感情、
俺にもあるんだ―――。
「・・・そっか・・・俺、みたいだね。おいパンダ、どうせひとりなら、しばらく俺と一緒にいるか?」
「一緒にいてやれよ。パンダ、可哀そうだろ?」
「・・・そうだね。おいパンダ、今日から俺が一緒に寝るから、寂しくないぞ?」
13歳じゃ、ない・・・?
記憶を一部・・・失ってる?
考える気力も体力もないし、
考えようとするとひどい頭痛に襲われるし、
なんか話が無茶苦茶すぎて、さっきは深く聞かなかったけど。
今だって頭痛が来るのが怖くて、考えるのを避けようとしてる自分がいる。
けど、
少なくとも。
年齢については・・・どうしても俺の記憶と辻褄が合わない。
記憶を失ってる、っていうか・・・
俺・・・この激痛と混乱で、頭がおかしくなってんじゃないのかな。
それか、
なんかの拍子にタイムトリップでもしたとか。
たしかに。
改めてよくよく自分のカラダを見てみると、俺の記憶のそれよりもかなり大きい。
おまけに、太い骨と筋肉でごつごつしてる―――16歳ってうより、なんか、アスリートみたいだ。
そしてサイドチェストに置いてあった手鏡を取ると。
あれ・・・これ、俺?
誰?
髪質とあんず色の髪は・・・なんか俺っぽいけど。
俺―――やっぱ狂ってんだ。
だって・・・どう考えてもおかしいだろ。
顔もカラダも、俺じゃないなんて。
そうだ。
左腕にある、俺のほくろは・・・?
あれがなかったら、絶対にこのカラダは俺のモノじゃない。
あれは生まれたときからあるものだから・・・
あれ。
・・・ある。
二つ並んでる、大きなほくろと小さなほくろ。
ってことは。
やっぱりこれは、俺のカラダなのか?
俺―――やっぱ狂ってんだ。
それに、
俺が狂ってる証拠は他にもたくさんある。
例えば、
頭の中で繰り返し浮かぶ、全く身に覚えのないイメージや感覚。
大きい具がゴロゴロ入ってるカレー。
赤いウィンナーの入ってるナポリタン。
とろとろ卵のオムライスに、ふわふわジューシーなハンバーグ。
氷のいっぱい入ったレモン水。
チリン、チリンっていう、小さな鈴の音。
ここの医者にそれを言ったら、それらを記録するようにタブレットを渡された。
だから、それらを文字や絵で残してる。
カレーやレモン水なんて味までわかるけど、それはうまくメモれないから書いてない。
あと、どうでもいいから聞いてないけど、
俺はここがどこの病院だか知らない。
もう、何もかもが―――疲れる。
もう、本当に、本当に、どうでもいい。
ただ辛くて。
息をしていることさえ苦痛で。
特に、目覚めた直後が最悪で・・・
よくわかんないけど、なんかすげぇがっかりして、めっちゃくちゃ落ち込むんだ。
また、目覚めてしまったことに、
まだ、生きてることに、
毎朝、絶望する―――。
実家を出て、
叔父さん家を出て、
狂嵐の人たちのところに出入りしてた時より、
何百倍も、何千倍も辛い―――。
けど、だからと言って、
それのどこに戻るのもまた辛い―――。
もう、こんな人生はヤだ。
こんな毎日、生きてたって意味ない。
なんでこんなことが、
毎日毎日繰り返されるのだろう?
なんでこんなに辛いのに、
俺はまだ、死ねないんだろう?
どうやったら俺、
死ねんのかな。
あそこの窓、開かないしな。
そこにある太いコード、使えばいいのかな。
ま、このままいけば、
もっと狂って、
発作的に頭を壁にでもガンガン打ちつけて、
終わりそうだけどな。
でも、
その日まで、待てる気がしない―――。
一瞬でも早く、
終わりにしたい。
そしたらもう―――
目覚めなくて済む・・・
毎朝、泣かなくて済む・・・
あぁでも。
どうせそうするんだったら、
圭さんに俺の息の根、止めてもらいたいな。
圭さんには申し訳ないけど、
それが一番楽そうだし、たぶん俺はきっと・・・幸せに死ねる。
圭さんにあの世に送ってもらえたら、すげぇ幸せだ。
最後の最後くらい、
幸せな思いしたって、バチ当たんないだろ・・・?
人より短い人生だったけど、十分苦しんだ。
これ以上は俺にはムリだ。
これが俺の寿命なんだよ。
あぁ、早く、殺ってくれないかな。
もう、ここまで耐えたんだから、
もう一度頼めば殺ってくれるかな。
今度いつ、
圭さん来てくれるのかな・・・
―――あれ?
そういえば、圭さんって誰だっけ?
どこの知り合いだったかな。
毎日ここに寄ってくれるスティーブも、なんで知り合いなんだっけ?
スティーブ、俺のこと「親友」って言ってたけど、
俺、外国人と知り合った覚え、ない。
おまけにこの病院の人達、日本人じゃないよな。
―――あれ?
あの人たち、日本語しゃべってない?
なんで俺、あの人たちが言ってること、わかるんだ?
・・・やっぱ、俺、
頭おかしくなってんだ。
狂ってんだ。
全部、夢かなんかなんだ。
「まぼろし」なんだ。
そっか。
じゃ、
適当に全部、流しといていいんだ。
バカだな、俺。
きっとこの痛みも苦しみも、ウソなんだ。
いっぱい泣いて、損したな。
だってこれは、夢なんだから。
そうだよ、これは「まぼろし」だ。
だって、窓の外に見える木、あれって、アマゾンかどっかに生えてるヤツだろ?
おかしいじゃん。
ここ、日本だろ?
だいたいさ、「事故」ってなんだよ?
その辺で交通事故に遭ったんだったら、叔父さんがすぐ迎えに来るだろ?
こんなホテルみたいな豪華な部屋で、美味しい食べ物がたくさん出てくる病院なんて、ありえないだろ?
それに昨日なんか、
開いたドアの隙間から、なんかすげぇデカい真っ白な鳥が、廊下を飛んでるのが見えた。
病院の中で、それもあんなにデカい鳥とか、どう考えてもおかしいだろ?
はぁ。
この夢、疲れるな。
いつ終わるのかな。
この部屋のドアを開けたら、終わるのかな?
―――って、この部屋のドア、内側からは勝手に開けられないんだったな。
スティーブがこの部屋を出る時は、ドアの向こう側にいる誰かを呼んでロックを解除してもらってるもんな。
なんでそんな面倒なことしなきゃいけないのか、わかんないけど。
俺が暴れ狂って、逃げ出す可能性があるってこと、かな。
ここ、
精神病院なのかな・・・?
ってことは、
どっかに監視カメラとか付いてて、
俺が勝手に死なないように見張られてんのかな・・・?
でもま、開けられて、どっかに逃げたとしても。
まぁ、なんもいい事、ないよな。
というか、この悪夢が更に悪化しそうな気がする。
そしたらこのまま、夢の中にいるのもありかな。
スティーブが連れてってくれるっていうなら、パルドゥルースで違う景色見んのも、悪くないかもな。
もう、なんでもいいや―――。
考えるの、面倒だし。
どうでもいいし。
考えたって、どうにかなるもんでもないし。
何も考えなかったら―――
そのうち勝手に時は過ぎて、
いつか、俺も死んでるんだろうし。
どうせ、全部―――「まぼろし」だ。
だけどこの「まぼろし」―――
早く―――終わってほしい。
終わりに―――したい。
コンコン。
「キョウ、起きてるか?」
スティーブがドアの隙間からちょっとだけ顔を覗かせる。
「―――大丈夫」
「それならよかった。あのさ・・・」
スティーブは後ろ手に何かを隠しながら、部屋に入ってきた。
「・・・何、隠してんの?」
「ちょっと面白いモン見つけたから持ってきた」
「なに?」
「これ」
スティーブが俺の目の前に翳したもの、それは・・・
「パンダ?」
「そいつ、飼い主に置き去りにされて、ソファーで一人ぼっち、寂しそうにしてたから連れてきた」
―――なんでだろう?
すげぇ、愛おしい。
ただの、ちょっと古びた、かなりブサイクなパンダなのに、
胸が、痛い―――泣きたくなるくらいに。
こんな感情、
俺にもあるんだ―――。
「・・・そっか・・・俺、みたいだね。おいパンダ、どうせひとりなら、しばらく俺と一緒にいるか?」
「一緒にいてやれよ。パンダ、可哀そうだろ?」
「・・・そうだね。おいパンダ、今日から俺が一緒に寝るから、寂しくないぞ?」
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