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49 自分で 3 *

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 粗方、いかされて泣かされた俺は、もうなすがままの状態で、今また奴の膝の上にいる。半ばグッタリしている俺の上半身を支える様にして回っている翔の腕はまだ、俺の後ろを弄ってて……

「…ここはすっかり俺に馴染んでるんだな……すっげぇ良さそうじゃん…」

「ぁっ…ん……満足……した、かよ………」

 もう少し…時間が……

「満足…?冗談だろ?あれ位で足りるかよ…向こうの俺はあれでも随分抑えてるみてぇだけどな…」

 ……………マジか………………

「そうだな……俺ばっかりやってるからな……晴…お前、自分で……入れてみな?」

「……は……?」

「俺もずっとは疲れるしな…お前が動いて俺が満足したらこれで許してやるよ?」

 翔の言っている意味を頭で理解するのに時間がかかった……

 自分で…?入れる……?何を……どこに………

 一番最初の時の気持ちが、ドバッと溢れて思い出される…まだ……目の前が、良く知っている翔の顔で、こういうことをしだして慣れてきた感じもあるから、だから……まだ………

「何泣いてんだ?…慣れてんだろうが?今更?恥ずかしいって?それとも、見てもらうか?ご近所さんにさ…こんな事されて乱されて、喜んでますってさ…」

 ゾク………近所に、見せるって……?翔、お前馬鹿なの?そんな事したら、こっちに戻って元のお前に戻った時にお前や家族がどんな目で見られるか分かったもんじゃ無いだろ…?そんな事も考えられないのかよ?

………向こうの翔も人形みたいだった…けど、こっちの翔も……なんだ……

「早く……戻して、やんなきゃ……」

「あ?」

 震えてきそうな足に力を入れて腰を上げる。

「やる気になったか?」
  
 ククッと翔は喉で笑う。翔は俺から手を離してからその手を後ろに突いて俺をじっくりと見物することにしたらしい。

「フゥ……」

 翔のまだ硬く立ち上がってるそれに、そっと手を添える。向こうの翔はそれだけで、ピクッと反応するくらい、触られるの緊張するって言ってた……さっきまで、俺の中に入ってた…
 自分で、中に導くとか…した事はない……

「…………。」

「どうした…?まさか、ギブアップなんて言わないよな?」

 翔はニヤニヤしながらこっちを見やがる…お前を、戻すって決めたんだ…それに、さっきの熱はまだ治ってない…悔しい事に………

「ふぅ…っ……っ…」

 充てがうだけで、ピクピクと自分の後ろが震えてしまうのが分かる。俺の後ろは流れて来る俺の愛液と翔の出した物で滑りは十分で難なくツプリ…と翔を飲み込んでいく…

「しっかり…動けよ…?」

 翔が言ったその先に、俺がいくまでって意味が付いているんだろう?自分の体重をかける事で、何時もより違う角度で当たって来るを這い上がってきた快感のままに締め付ける…

「んぁっ…ん……ぅっ…」

 ゆっくり、前後に動いてみたり、腰を浮かせて落としてみたりとゆっくりと考えられる方法で動いてみる。けど、直ぐに熱が、身体を駆け巡った。
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