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17 本日のお仕事
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嵐の様な(自分にとって)入浴から脱した後はそそくさと食事を頂き、邸の手入れという名目で逃げてきた。
あのまま旦那様のやりたい放題では、次に何をされるのか分からずちょっとした恐怖を感じる…からすぐに離れたくなってしまう。
逃げてきた先は広い庭園の表からは見えない一画。
今までたった二人だけで過ごしてきたであろう離宮はそれは広く庭園もある。木々の剪定は専門の従業員が王宮から派遣されるらしいが、植え込みのそこここにはポチポチと野草が芽吹き伸びてきているのも目立つのだ。
舗装された遊歩道から外れ、植木の方へ進んで行く。
「ごめんね。あんまり繁っちゃうと抜かなきゃいけなくなるから、窮屈だけど、我慢してね?」
本来ならば、木々に祝福を与え、成長を助けて護り育む自分が、野草の成長を止め、何とか引き抜かれない様に調整している。
なんとも情けない仕事だが、こうでもしないと可愛い子達の悲鳴を聞く羽目になる……
ぶるっと身震いがした。自分の宝を失ったあの日を思い出してしまって、引き抜くなんてできない…
……大丈夫、大丈夫、苦しくないよ、
きつくないよ、大丈夫……………
可愛い、小さなもの達の声無き声が心地いい。
「うん。良かった。ここの木々は皆んな生き生きしてていいね。」
……うん、太陽の、あの方、
ここにいるから…………
「え?太陽の?何方がいるって?」
精霊は嘘をつかない。言葉では無くて心にあるものをそのまま直に伝えて来るので、考えている事が全て分かってしまうようなもの。
ここにいる小さな精霊が話している事は事実だ……
太陽の……?
……貴方、太陽の、好きね、好きね………
え?私の事?気を付けていたけど心から洩れていたのかな?
君達は何方だって言うの?
「ひやぅっ!」
先程の感覚が、身体を駆け抜けた。不意打ちに耐える間も無く、変な声が出てしまう。
石を刺激されながら、体を触られたせいか与えられた刺激が石を押された時の感覚として上書きされている様な感覚がある。
こんな事になるのなら石を渡さなければ良かったと今更後悔する。
旦那様~~~~!!
石を押してくれたのだから、用事があるのでしょうね?
やや、涙目になりながらズンズンと邸内へとシェインは入って行った。
………弱い?…弱ってる…?優しい、森の子、
弱い…太陽の、暁のお方、
森の子、弱い………
庭園の木々が一斉に申し合わせた様にさざめき合う。
「分かっているよ、お前たち。この声が聞こえていないのだからね。心配せずとも、其方達の眷属は私が護ろう。」
窓から外を見つつガラット王子は呟く。手に持ったシェインの石を大事そうに掌で転がしながら。
あのまま旦那様のやりたい放題では、次に何をされるのか分からずちょっとした恐怖を感じる…からすぐに離れたくなってしまう。
逃げてきた先は広い庭園の表からは見えない一画。
今までたった二人だけで過ごしてきたであろう離宮はそれは広く庭園もある。木々の剪定は専門の従業員が王宮から派遣されるらしいが、植え込みのそこここにはポチポチと野草が芽吹き伸びてきているのも目立つのだ。
舗装された遊歩道から外れ、植木の方へ進んで行く。
「ごめんね。あんまり繁っちゃうと抜かなきゃいけなくなるから、窮屈だけど、我慢してね?」
本来ならば、木々に祝福を与え、成長を助けて護り育む自分が、野草の成長を止め、何とか引き抜かれない様に調整している。
なんとも情けない仕事だが、こうでもしないと可愛い子達の悲鳴を聞く羽目になる……
ぶるっと身震いがした。自分の宝を失ったあの日を思い出してしまって、引き抜くなんてできない…
……大丈夫、大丈夫、苦しくないよ、
きつくないよ、大丈夫……………
可愛い、小さなもの達の声無き声が心地いい。
「うん。良かった。ここの木々は皆んな生き生きしてていいね。」
……うん、太陽の、あの方、
ここにいるから…………
「え?太陽の?何方がいるって?」
精霊は嘘をつかない。言葉では無くて心にあるものをそのまま直に伝えて来るので、考えている事が全て分かってしまうようなもの。
ここにいる小さな精霊が話している事は事実だ……
太陽の……?
……貴方、太陽の、好きね、好きね………
え?私の事?気を付けていたけど心から洩れていたのかな?
君達は何方だって言うの?
「ひやぅっ!」
先程の感覚が、身体を駆け抜けた。不意打ちに耐える間も無く、変な声が出てしまう。
石を刺激されながら、体を触られたせいか与えられた刺激が石を押された時の感覚として上書きされている様な感覚がある。
こんな事になるのなら石を渡さなければ良かったと今更後悔する。
旦那様~~~~!!
石を押してくれたのだから、用事があるのでしょうね?
やや、涙目になりながらズンズンと邸内へとシェインは入って行った。
………弱い?…弱ってる…?優しい、森の子、
弱い…太陽の、暁のお方、
森の子、弱い………
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「分かっているよ、お前たち。この声が聞こえていないのだからね。心配せずとも、其方達の眷属は私が護ろう。」
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