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95 倉庫2
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パザンに向かう2輌の荷馬車はどこにも寄らずに街道をひた走る。少し遅れて護衛3名と、ガイとソウが付き従う。
暫く走ると街道から外れて街を抜けて小さな集落の灯りがポツポツ見えるだけの林や森に近く整備もほぼされていない道を更に奥に進んで行き、こんもりした林をグルッと回り右に折れれば薄らと光が漏れている大きな建物が見えて来た。
ここまで来てやっと荷馬車は止まったのだ。
月灯りのみを頼りに暗部隊員は周囲に散りこれ以上の気配が無いかを確認しつつ、荷馬車の荷に注目する。
荷馬車からはやはり数名の男達が樽や箱などの荷物をひっきりなしに降ろしては大きな建物のなかに入れて行く。
大きな布の袋を担ぎ上げて降りて来る者もあったが、袋には動きが見られず人が入っているかどうかは判別がつかない。人であるならば意識がないだけであろうか?
「あれか?」
ガイはバートへ居場所を伝えつつ荷に注目している。
何やら建物内で物音が増えた。ざわめきの様な大きな声で何かを言っている者がいるが離れすぎていて内容が聞き取れない。
「ガイ、風魔法で音を拾えるか?」
周囲を警戒していた護衛暗部のネイバーだ。音を拾いたいのだが周りに遮蔽物が無くこれ以上は近づけないのだ。
「そうだな。やってみるか?」
「へぇ、面白いのがゴロゴロいるね。」
突然後ろから声がした。
と、同時に3人共に体に衝撃を受ける。首、胸、頭共にどれも致命傷を受ける位置だ。
カツン、カシャン、カン…
硬い金属音を出し、衝撃の原因であるナイフが3本地面に転がった。
気配は無かった。
ガイが風魔法を使おうとした瞬間、そこに現れた様に声がした…ここにいるのは腐っても暗部メンバーだ。夜目を効かせるのも気配を読むのにも長けているはずなのに。
「無傷?君達当たったよね?」
然も倒れ伏している事が当然と言う様に何故無傷なのかと聞いて来た。その質問に答えるまでも無く、ガイとネイバーは一瞬にしてその場を離れる。
声がした瞬間ソウが自分の周りの2人にも全結界防御を張ったのだ。更に隙は与えず態勢を立て直す。
「君?君が何かしたのか?」
目の前のソウは僅かに白金色を身に纏い、目は目の前の人物から晒さず手は剣の柄を握りしめる。
「あの不意打ちを防がれたのって初めてだよ。」
嬉しそうに碧眼の目が細められた。
「手応えの無い者を切る趣味はなくてね。退屈していたんだ。ここには長居したくは無いんだけど、やらなくてはならない事が有るからね。」
言い終わる前にガイが風の刃を放っている。周囲の木々を薙ぎ倒す勢いだが、その者の前で掻き消えた。
「へぇ、威力はあるね。」
残りの風が周囲に吹き荒ぶ。
“魔法が効かない“
少なからずの衝撃だが誰も動揺は見せていない。魔法が効かないのならば切り捨てるまでだ。出来る事なら生捕りにしたい所だが、相手の力量がそうはさせてくれないだろうと知らしめる。
フゥ、息を吐き次なる相手の出方を待つ。
「君たちどこの者?」
ガイン!
「くっ」
軽い口調はそのままに抜いた剣の速さが尋常じゃない。ソウは辛うじて受け止める。
「まぁ、魔力を持っているんだから何処の者かは言わずもがな、か。」
2、3撃受け止めれば左右からガイとネイバーが剣を繰り出す。
フッと気配が上に動いたと思えば後ろに飛んで2人の攻撃を綺麗に躱している。月明かりに光る金の髪に垣間見た端正な表情は未だ幼さを残す少年のものの様だ。
「子供?」
ソウは信じられない者を見た気分だ。まさかこんな若い子が?
「失礼なことを言ってくれるね、君。君も十分に子供じゃないの?」
「殿下、これ以上お姿を他の者に晒すのはお控えください。」
この者も気配が無い。殿下と呼ばれた少年のすぐ横に現れたフードをすっぽりと被った男が言う。
「ここで処理して仕舞えばいいだけだろう?そうしたら見られた事にはならないよ?」
「倉庫の者達に気付かれます。」
「あぁ面倒だな。あっちも魔力持ちだったね。こんな事なら嫌がらずにさっさと処分しておくんだった…」
気骨ある者の何人かが、隙を突こうと魔法を繰り出していたっけ。その者達はもう居ないけど…
ガギン!
「っ!」
ガイの渾身の一撃をフードの男が何とか受け止めている。
「お坊っちゃま処分たぁ、穏やかじゃあ無いな?」
口元は笑顔だがガイの目が笑ってはいない。フードの男越しに確と碧眼の少年を捉えている。
「お前達こそどこの者だ?良いとこのお坊ちゃんなら早くお家に帰んなよ。」
剣を受け止められたままのガイがそのまま力任せにフードの男を薙ぎ払う。
男が木に叩き付けられると同時にソウ、ネイバーが走り出す。ガイは少年に向かって剣を繰り出した。
"あっちも魔力持ちだったな"
少年が言った言葉の意味するものは、あの建物の中に魔力持ちがいると言う事だ。そして、先程のざわめきと運び込まれた荷物からも中にいるのは一人きりでは無い。少なくともキリシー以下2名の他に拐われたと思われる人々がいる可能性が高い。
背後でガイの剣撃の音がする。先程薙ぎ倒された木々の合間を縫って荷馬車の後方から建物に近づいて行く。
「後何人だ?」
此方は大きく外回りを警戒しつつ建物の方に進んで来ているネイバーを含め後4人と今少年と剣をかわしているガイだ。
彼方は馬車から降りて来た者4名程が建物の中、と交戦中の外の者。
幸い此方の騒ぎには気付いていない様で、中の者達は外へは出て来ていない。
ここで一気に突入するか?
逡巡を破ったのは、土魔法を得意とする暗部のマンタルが建物の壁を見事に打ち砕いた音だった。
暫く走ると街道から外れて街を抜けて小さな集落の灯りがポツポツ見えるだけの林や森に近く整備もほぼされていない道を更に奥に進んで行き、こんもりした林をグルッと回り右に折れれば薄らと光が漏れている大きな建物が見えて来た。
ここまで来てやっと荷馬車は止まったのだ。
月灯りのみを頼りに暗部隊員は周囲に散りこれ以上の気配が無いかを確認しつつ、荷馬車の荷に注目する。
荷馬車からはやはり数名の男達が樽や箱などの荷物をひっきりなしに降ろしては大きな建物のなかに入れて行く。
大きな布の袋を担ぎ上げて降りて来る者もあったが、袋には動きが見られず人が入っているかどうかは判別がつかない。人であるならば意識がないだけであろうか?
「あれか?」
ガイはバートへ居場所を伝えつつ荷に注目している。
何やら建物内で物音が増えた。ざわめきの様な大きな声で何かを言っている者がいるが離れすぎていて内容が聞き取れない。
「ガイ、風魔法で音を拾えるか?」
周囲を警戒していた護衛暗部のネイバーだ。音を拾いたいのだが周りに遮蔽物が無くこれ以上は近づけないのだ。
「そうだな。やってみるか?」
「へぇ、面白いのがゴロゴロいるね。」
突然後ろから声がした。
と、同時に3人共に体に衝撃を受ける。首、胸、頭共にどれも致命傷を受ける位置だ。
カツン、カシャン、カン…
硬い金属音を出し、衝撃の原因であるナイフが3本地面に転がった。
気配は無かった。
ガイが風魔法を使おうとした瞬間、そこに現れた様に声がした…ここにいるのは腐っても暗部メンバーだ。夜目を効かせるのも気配を読むのにも長けているはずなのに。
「無傷?君達当たったよね?」
然も倒れ伏している事が当然と言う様に何故無傷なのかと聞いて来た。その質問に答えるまでも無く、ガイとネイバーは一瞬にしてその場を離れる。
声がした瞬間ソウが自分の周りの2人にも全結界防御を張ったのだ。更に隙は与えず態勢を立て直す。
「君?君が何かしたのか?」
目の前のソウは僅かに白金色を身に纏い、目は目の前の人物から晒さず手は剣の柄を握りしめる。
「あの不意打ちを防がれたのって初めてだよ。」
嬉しそうに碧眼の目が細められた。
「手応えの無い者を切る趣味はなくてね。退屈していたんだ。ここには長居したくは無いんだけど、やらなくてはならない事が有るからね。」
言い終わる前にガイが風の刃を放っている。周囲の木々を薙ぎ倒す勢いだが、その者の前で掻き消えた。
「へぇ、威力はあるね。」
残りの風が周囲に吹き荒ぶ。
“魔法が効かない“
少なからずの衝撃だが誰も動揺は見せていない。魔法が効かないのならば切り捨てるまでだ。出来る事なら生捕りにしたい所だが、相手の力量がそうはさせてくれないだろうと知らしめる。
フゥ、息を吐き次なる相手の出方を待つ。
「君たちどこの者?」
ガイン!
「くっ」
軽い口調はそのままに抜いた剣の速さが尋常じゃない。ソウは辛うじて受け止める。
「まぁ、魔力を持っているんだから何処の者かは言わずもがな、か。」
2、3撃受け止めれば左右からガイとネイバーが剣を繰り出す。
フッと気配が上に動いたと思えば後ろに飛んで2人の攻撃を綺麗に躱している。月明かりに光る金の髪に垣間見た端正な表情は未だ幼さを残す少年のものの様だ。
「子供?」
ソウは信じられない者を見た気分だ。まさかこんな若い子が?
「失礼なことを言ってくれるね、君。君も十分に子供じゃないの?」
「殿下、これ以上お姿を他の者に晒すのはお控えください。」
この者も気配が無い。殿下と呼ばれた少年のすぐ横に現れたフードをすっぽりと被った男が言う。
「ここで処理して仕舞えばいいだけだろう?そうしたら見られた事にはならないよ?」
「倉庫の者達に気付かれます。」
「あぁ面倒だな。あっちも魔力持ちだったね。こんな事なら嫌がらずにさっさと処分しておくんだった…」
気骨ある者の何人かが、隙を突こうと魔法を繰り出していたっけ。その者達はもう居ないけど…
ガギン!
「っ!」
ガイの渾身の一撃をフードの男が何とか受け止めている。
「お坊っちゃま処分たぁ、穏やかじゃあ無いな?」
口元は笑顔だがガイの目が笑ってはいない。フードの男越しに確と碧眼の少年を捉えている。
「お前達こそどこの者だ?良いとこのお坊ちゃんなら早くお家に帰んなよ。」
剣を受け止められたままのガイがそのまま力任せにフードの男を薙ぎ払う。
男が木に叩き付けられると同時にソウ、ネイバーが走り出す。ガイは少年に向かって剣を繰り出した。
"あっちも魔力持ちだったな"
少年が言った言葉の意味するものは、あの建物の中に魔力持ちがいると言う事だ。そして、先程のざわめきと運び込まれた荷物からも中にいるのは一人きりでは無い。少なくともキリシー以下2名の他に拐われたと思われる人々がいる可能性が高い。
背後でガイの剣撃の音がする。先程薙ぎ倒された木々の合間を縫って荷馬車の後方から建物に近づいて行く。
「後何人だ?」
此方は大きく外回りを警戒しつつ建物の方に進んで来ているネイバーを含め後4人と今少年と剣をかわしているガイだ。
彼方は馬車から降りて来た者4名程が建物の中、と交戦中の外の者。
幸い此方の騒ぎには気付いていない様で、中の者達は外へは出て来ていない。
ここで一気に突入するか?
逡巡を破ったのは、土魔法を得意とする暗部のマンタルが建物の壁を見事に打ち砕いた音だった。
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