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27.潜入捜査8 *
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ヤリスが部屋に入ったとラークの館常連になろうとするシジュールから連絡が入る。まだ店には出さないと言うことになっていたのに、今回は大物客の我儘でこのような形になったようだ。シジュールからは仮面を被った中年男性がほぼ強引にヤリスを部屋へと連れ込んだらしい所まで報告された。そして微かにだが地下からΩの香りがすると……
「まずいですね?」
「客がな?」
ヤリスは暗器の名手だ。いざとなったら客の方が寝首をかかれる。
「金払いが良いお客とは。さて誰だろうね?」
「知りませんよ。詮索は捕まえてからにしましょう。」
「そのつもりだ。さて、皆休んだ所申し訳ないが今から出るぞ。」
充分にαを補充をしたリリーから今は発情臭はしない。グレイルはリリーの発情が治ったことにホッと胸を下ろし、面前の作戦へと意識を切り替えた。
やはり変態はどこからどう見ても変態だ。ヤリスはほぼ無理矢理にお客に引っ張られるようにして客室に入った。そこには濃厚なΩの発情フェロモンが満ちているようで入った瞬間にお客は息を荒くし己を昂らせていく。
「あぁ、待っていてくれたんだね?なんて良い香りなんだ…今日は君の後輩を連れてきたんだよ?ああ!怒らないでくれ?これもこのラークの館の教育方針さ。君と同じ様にここで働く仲間だからね?」
ベッドにはまだ少年…と思われる年の子が息も絶え絶えと言う状況で悶えていた。そう悶えていると言った方がピッタリくるあり様だ。自ら足を開き必死に自分を慰めようとしている。でもそれでは満足できなくて向きを変え、角度を変えて必死にあられもない姿を晒している。その子は澄んだ青い瞳と綺麗なブロンドの持ち主だ。今はどちらも涙と自ら乱れて悶えている所為でぐしゃぐしゃになってしまっている。
「あっ…!あぁ!…っ旦那様!……旦那様!!」
Ωの少年はαの匂いを嗅ぎ取って必死にお客に手を伸ばす。そこにヤリスがいようがいまいがもう見えていない様だ。
「おお!分かっているよ、可愛い子。私ももうこんなだ!しかししっかりと後輩を育てなくてはいけないね?さ、見せてごらん。Ωならどうなっているのかをね?」
αというお客も相当な忍耐力の持ち主なのではないだろうか。これだけのΩフェロモンに当てられながらまだ正気を保っていらない世話を焼こうとしているのだから。
「いや!嫌です!もう……やぁぁ…」
耐えきれずに這いずりながらお客の所にくるΩ。力が入らない手足を踏ん張って必死に前に進もうとしてくる。
「ふふふふ…あぁ、なんて可愛いんだ…ヤリスと言ったね?まだ発情期は迎えていないのかな?もうすぐその綺麗な顔が快楽に歪みまくる顔が見れるかと思うと、私は今からゾクゾクしてくるよ…!」
「あぅ…だん、な様…もぅ……も、くだ、さい~」
ボロボロと涙を流しながら発情の苦痛に耐えるΩの少年。必死にお客の下衣を下ろそうと震える手を動かすが何しろ力が入らない。お客の物は怒張していて尚更寛げにくくなっている。
「ほらほら、どうしたんだい?可愛い子。私も早くお前を愛したいんだよ?さぁ、身支度を整えておくれ。」
自分でやれよ……
そっと心の中で突っ込んでいたヤリスだがこれではΩの少年が可哀想すぎだ。
「う…ぅうぇぇえ……あぅ…うぅ……」
本気で泣き出しているし、この位の子供にどれだけの薬を使ったのかも分からない。
「旦那様、見ているだけでヤリスが辛うございます…お手伝いさせてくださいませ。」
許可も取らずにヤリスもお客の下衣を下ろしにかかる。見たくもない物だがΩにとっては死活問題にもなりかねない。手元にΩ用の抑制剤が無い限り虫唾が走る様な相手でもαに鎮めてもらった方が早いのだ。
「おぉ!おぉ!今日はなんという日だろうか?花の様なΩに囲まれる日が来ようとは!ワハハ!このまま死んでも悔いはない!」
じゃあ死ね……
思わずブーツに仕込んだナイフでお客の首を掻っ切る所だった。今はまだ駄目だ…
はっはっはっと小刻みにΩの少年の呼吸が変わる。
限界だ………
「旦那様!失礼します!」
一気にお客の下衣を剥ぎ取って、その場に引き倒してしまった。ブルンと見たくもないお客の怒張が露わになる。
「あっ!…んぅん……」
お客が倒れた瞬間にΩの少年はその怒張にむしゃぶり付く。綺麗な少年に咥えられて喜んでいる変態の図など誰がみたいものかと思いながらも、ヤリスは次の行動に出る。何しろここは監視されている部屋なのだから、今自分はΩの生態を学んでいる最中だ。その体をいかなる時でも忘れてはならない。
下半身はΩの少年に任せるとしてヤリスはお客の上半身を責めることにした。やり方は分かっている。何度かシュウの手管を覗いていたからだ。
「あぁ!良いよ!ヤリスも…なんて良い子なんだ上手じゃないか…!」
ヤリスはお客の首筋から胸にかけて舐め進めて行く。何しろΩの発情を治めるためにはαの体液が必要だから……
「まずいですね?」
「客がな?」
ヤリスは暗器の名手だ。いざとなったら客の方が寝首をかかれる。
「金払いが良いお客とは。さて誰だろうね?」
「知りませんよ。詮索は捕まえてからにしましょう。」
「そのつもりだ。さて、皆休んだ所申し訳ないが今から出るぞ。」
充分にαを補充をしたリリーから今は発情臭はしない。グレイルはリリーの発情が治ったことにホッと胸を下ろし、面前の作戦へと意識を切り替えた。
やはり変態はどこからどう見ても変態だ。ヤリスはほぼ無理矢理にお客に引っ張られるようにして客室に入った。そこには濃厚なΩの発情フェロモンが満ちているようで入った瞬間にお客は息を荒くし己を昂らせていく。
「あぁ、待っていてくれたんだね?なんて良い香りなんだ…今日は君の後輩を連れてきたんだよ?ああ!怒らないでくれ?これもこのラークの館の教育方針さ。君と同じ様にここで働く仲間だからね?」
ベッドにはまだ少年…と思われる年の子が息も絶え絶えと言う状況で悶えていた。そう悶えていると言った方がピッタリくるあり様だ。自ら足を開き必死に自分を慰めようとしている。でもそれでは満足できなくて向きを変え、角度を変えて必死にあられもない姿を晒している。その子は澄んだ青い瞳と綺麗なブロンドの持ち主だ。今はどちらも涙と自ら乱れて悶えている所為でぐしゃぐしゃになってしまっている。
「あっ…!あぁ!…っ旦那様!……旦那様!!」
Ωの少年はαの匂いを嗅ぎ取って必死にお客に手を伸ばす。そこにヤリスがいようがいまいがもう見えていない様だ。
「おお!分かっているよ、可愛い子。私ももうこんなだ!しかししっかりと後輩を育てなくてはいけないね?さ、見せてごらん。Ωならどうなっているのかをね?」
αというお客も相当な忍耐力の持ち主なのではないだろうか。これだけのΩフェロモンに当てられながらまだ正気を保っていらない世話を焼こうとしているのだから。
「いや!嫌です!もう……やぁぁ…」
耐えきれずに這いずりながらお客の所にくるΩ。力が入らない手足を踏ん張って必死に前に進もうとしてくる。
「ふふふふ…あぁ、なんて可愛いんだ…ヤリスと言ったね?まだ発情期は迎えていないのかな?もうすぐその綺麗な顔が快楽に歪みまくる顔が見れるかと思うと、私は今からゾクゾクしてくるよ…!」
「あぅ…だん、な様…もぅ……も、くだ、さい~」
ボロボロと涙を流しながら発情の苦痛に耐えるΩの少年。必死にお客の下衣を下ろそうと震える手を動かすが何しろ力が入らない。お客の物は怒張していて尚更寛げにくくなっている。
「ほらほら、どうしたんだい?可愛い子。私も早くお前を愛したいんだよ?さぁ、身支度を整えておくれ。」
自分でやれよ……
そっと心の中で突っ込んでいたヤリスだがこれではΩの少年が可哀想すぎだ。
「う…ぅうぇぇえ……あぅ…うぅ……」
本気で泣き出しているし、この位の子供にどれだけの薬を使ったのかも分からない。
「旦那様、見ているだけでヤリスが辛うございます…お手伝いさせてくださいませ。」
許可も取らずにヤリスもお客の下衣を下ろしにかかる。見たくもない物だがΩにとっては死活問題にもなりかねない。手元にΩ用の抑制剤が無い限り虫唾が走る様な相手でもαに鎮めてもらった方が早いのだ。
「おぉ!おぉ!今日はなんという日だろうか?花の様なΩに囲まれる日が来ようとは!ワハハ!このまま死んでも悔いはない!」
じゃあ死ね……
思わずブーツに仕込んだナイフでお客の首を掻っ切る所だった。今はまだ駄目だ…
はっはっはっと小刻みにΩの少年の呼吸が変わる。
限界だ………
「旦那様!失礼します!」
一気にお客の下衣を剥ぎ取って、その場に引き倒してしまった。ブルンと見たくもないお客の怒張が露わになる。
「あっ!…んぅん……」
お客が倒れた瞬間にΩの少年はその怒張にむしゃぶり付く。綺麗な少年に咥えられて喜んでいる変態の図など誰がみたいものかと思いながらも、ヤリスは次の行動に出る。何しろここは監視されている部屋なのだから、今自分はΩの生態を学んでいる最中だ。その体をいかなる時でも忘れてはならない。
下半身はΩの少年に任せるとしてヤリスはお客の上半身を責めることにした。やり方は分かっている。何度かシュウの手管を覗いていたからだ。
「あぁ!良いよ!ヤリスも…なんて良い子なんだ上手じゃないか…!」
ヤリスはお客の首筋から胸にかけて舐め進めて行く。何しろΩの発情を治めるためにはαの体液が必要だから……
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