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6、オアシス 2
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(……客人………)
シショールが籠を弾き飛ばした瞬間、周囲の温度が一気に下がった様に感じた。それと同時に、感情の読み取れない声がかかる。
「……済まないが……俺に関わって、くれるな…………」
シショールの脳裏には、今もあの光景が張り付いている。シショールをまるで汚いものを見るかの様に上から見下し、魔封じのとどめの一手を自ら刺した。心からきっと、今もシショールが愛している、エルリーナのあの瞳………嘘だと思いたい、あの悪夢が…この少女を見て一気に思い出されてしまった。
「…済まない………ここには、来ないでくれ……」
恩知らずも良いところだ。誰ともわからないシショールのために、この少女はランカントでは貴重すぎるだろう食糧をわざわざ分けてくれようとしているのに、何とも勝手な言い分だと思う。けれども、まだ情けない事に、全てを受け入れられていない。やっと死地を抜けて生きる望みが湧いた。シショールにはそれだけだった。
(何か理由がありそうですね?食料はこのままお好きにどうぞ……)
ヒヤリとした空気がやんわりと元に戻るのを感じる。青銀髪のピンクの瞳をした少女は、シショールの行いに文句を言わずにそっとその場を後にしてくれた。
申し訳、ない………
魔力が使えず、愛刀も無い…今はボロボロの姿で男としての威厳もなく、親切に対して無礼で答える。側から見たら良い所の一つもない様なシショールは顔を覆って頭を抱えた……
生きていればなんとかなると、呪いか何かに縋り付く様な思いで死地を脱したのは間違えでは無かったはずなのに…シショールは自分が情けなくて仕方がない。
ズリ、ズリズリ……ズリ…
威厳ある魔法剣士が、地べたをずり這う蛇の様に移動する様はなんとも哀れなものだろう。シショールは自分が薙ぎ払った籠を広い、一つずつ食料を拾って行く。あの少女の瞳は見たくはないが、持って来てくれた食物は無駄にして良いものでは無いだろうから。
「くそ…………っ…!…くそ……っ!!……くそっ!!」
悪態をつきながらシショールはパンを齧り、肉を引きちぎった。何の為に生きているのか最早分からない。何を目標に生きて行くのかもわからない。けれどもシショールは今生きている。生きて、パンの柔らかさを、肉の旨みを、果物の甘みを感じ身体が喜び狂喜している。これだけでも、生きる意味があると、強引に飲み下した。
腹が膨れれば疲労した身体には眠気が襲ってくる。身体が求めるままにシショールはその場で大の字になった。
ここは不思議な所である。どうして自分がここにいるのか全く覚えてもいないが、ここはランカントだとあの少女は言っていた。ならばあの地中蛇が居るはずだ。地中蛇どころではなく蛇が咥えていた巨体を持つ魔物もだ。なのに、あんなにか細い可憐な少女がここには一人…いや、もしかしたら他に住民がいて、今日たまたまシショールを見つけたのがあの少女だった、と言うこともありうる。そういえば意識が朦朧としている時に複数人の声を聞いたのだから、こちらの方がしっくりとくる。ならばもうあの少女はここへはこないだろう。あれだけの食糧を持って家を出たのなら、家人も不審に思うだろうから。
悪い事を、してしまった………
今更ながらにシショールの中に罪悪感がモリモリと頭をもたげて来た。シショールにとっては致し方ない反応だったとしても、あの少女はそんな事を知らないのだから。ズクズクと痛む胸はきっと罪悪感からきているのだ。
きっと、この地から出る時には、あのピンクの瞳を真正面から見続けても何とも思わなくなっているさ……
シショールは深いため息をゆっくりと吐きつつ、知らず自分の服の胸の部分をギュウッと鷲掴みにしたまま、目を閉じた。
(お節介な………)
「だって………」
(放っておけば宜しいでしょう?あんな態度を取っていた者など…)
「違うわフー。きっとこの人にも事情があるのでしょう…」
(貴方と、同じ様にですね?)
「それは、分からないわ。」
昨日聞いた者達の声がする。菁銀髪の少女ともう一人…もっと、幼い……?
「馬鹿な………!」
シショールは、バシッと少女の腕を掴む。
「!?」
少女はビックリした様で、ビクッと肩を揺らしたが声は出ない様だ。
「何をしている?」
もう、ここへは来るなとシショールは確かに忠告をした。なのにまたこの少女はここに来て、何やらシショールに向かって手を伸ばしていたのだ。
「まさかとは思うが、物取りか?」
荒廃地ランカントにある不自然なオアシスに住み着いているか弱く見える少女。この少女の容姿を使って、迷い込んだ者を油断させて金品を奪い取る。あり得ない話ではない。
「俺の、タガーをどうした?」
昨日からここに持って来ていたタガーが手元に無いのだから十分にこの仮説を裏付けるだろう。
(それは、こちらですね?)
少女の捕まれた反対の手にはシショールのタガーが握られている。
「…………!」
(差し出がましいかとは思ったのですが、余りの痛み様に無視もできず、少し手入れをさせていただきました。)
少女からは不思議な声が淡々と聞こえてくる。
「これは、貴方が?」
チラリと見ただけでも、薄汚れ傷つつき、細かい意匠にはきっと砂が目一杯詰まっていただろうと思われたタガーが、輝く様に見違えて見える。
(…………正確には私ではありません…)
「……どう言う事だ?」
シショールの眉根が寄る。同居人がしたのだろうか?
「物取りでは、ないのか……?」
シショールは慎重に、そして少女のピンクの瞳に惑わされない様にグッと腹に力を入れて質問を投げかけた。
(物取りならば、最初のあの時に身包み剥がして捨て去ってます。)
その通りである。なのにこの少女はシショールに食糧を分け、タガーの手入れまでしてくれた。
思い違いか…………
「ならば、ここで何をしていた?」
(ただ、貴方の体調が気になったのだと思います。)
「俺の…?」
(昨日は起き上がることさえできなかったでしょう?)
少女はスッと片手を上げてシショールにタガーを返そうとしてくれた。
「物取りでは、ない、か……」
コクリと少女は頷く。
「では、教えてくれ…ここは、何処だ?」
手渡されたタガーの状態を確かめるべく、シショールは鞘から刀身を抜いた。
(私の前でそれを抜かないで!!)
「な……!?」
急に声を張り上げた少女にシショールは驚く。
「それとはどれだ?」
(その忌々しい、金属よ!!)
「お前は人では無いな?」
シショールはタガーを一気に引き抜く。今の今まで目の前の少女が話していたものとばかり思っていたのだが、どうやら他にもここには何かがいる。
(サザンカ!!)
「分かったわ!フー。」
「それがお前の声か…」
やけに落ち着いた物言いをすると思っていたが、今目の前の少女の声や話し方を聞いてみれば年相応に聞こえてくる。
「で?お前は誰だ?」
「その前に……貴方様は?」
そういえばそうである。シショールは昨日から非常に非礼の限りを尽くしているだから……ため息を吐きながらタガーを鞘に戻し、頭をガシガシと掻きむしりながら謝罪を口にする。
「あ~~……悪かった…俺は……魔法剣士の冒険者、シショールと言う。今は訳あって、魔法が使えない。」
「魔法が…?」
少女は酷く驚いた顔をした。
「それなのにここまで来たのですか?」
「まぁ、な…ここにこれたのは、ただの偶然だ。どうやってここに入ったかの記憶もない。」
「そう…なのですか……私は、サザンカ…フー出てきて?」
少女はサザンカと言うそうだ。そして先程から何度も名前を呼ばれていたフーとやらは………サザンカに呼ばれた途端に、シショールの目の前が撓み、歪んで人型が現れる。
(私がフーです。)
「!?」
これにはシショールも驚かされる。目の前に現れたのは、男女どちらとも取れる姿の緑の髪と瞳を持つ、身体が透けて向こうが見えている幻かとも思われる存在だった。
「…精霊…か?」
シショールが籠を弾き飛ばした瞬間、周囲の温度が一気に下がった様に感じた。それと同時に、感情の読み取れない声がかかる。
「……済まないが……俺に関わって、くれるな…………」
シショールの脳裏には、今もあの光景が張り付いている。シショールをまるで汚いものを見るかの様に上から見下し、魔封じのとどめの一手を自ら刺した。心からきっと、今もシショールが愛している、エルリーナのあの瞳………嘘だと思いたい、あの悪夢が…この少女を見て一気に思い出されてしまった。
「…済まない………ここには、来ないでくれ……」
恩知らずも良いところだ。誰ともわからないシショールのために、この少女はランカントでは貴重すぎるだろう食糧をわざわざ分けてくれようとしているのに、何とも勝手な言い分だと思う。けれども、まだ情けない事に、全てを受け入れられていない。やっと死地を抜けて生きる望みが湧いた。シショールにはそれだけだった。
(何か理由がありそうですね?食料はこのままお好きにどうぞ……)
ヒヤリとした空気がやんわりと元に戻るのを感じる。青銀髪のピンクの瞳をした少女は、シショールの行いに文句を言わずにそっとその場を後にしてくれた。
申し訳、ない………
魔力が使えず、愛刀も無い…今はボロボロの姿で男としての威厳もなく、親切に対して無礼で答える。側から見たら良い所の一つもない様なシショールは顔を覆って頭を抱えた……
生きていればなんとかなると、呪いか何かに縋り付く様な思いで死地を脱したのは間違えでは無かったはずなのに…シショールは自分が情けなくて仕方がない。
ズリ、ズリズリ……ズリ…
威厳ある魔法剣士が、地べたをずり這う蛇の様に移動する様はなんとも哀れなものだろう。シショールは自分が薙ぎ払った籠を広い、一つずつ食料を拾って行く。あの少女の瞳は見たくはないが、持って来てくれた食物は無駄にして良いものでは無いだろうから。
「くそ…………っ…!…くそ……っ!!……くそっ!!」
悪態をつきながらシショールはパンを齧り、肉を引きちぎった。何の為に生きているのか最早分からない。何を目標に生きて行くのかもわからない。けれどもシショールは今生きている。生きて、パンの柔らかさを、肉の旨みを、果物の甘みを感じ身体が喜び狂喜している。これだけでも、生きる意味があると、強引に飲み下した。
腹が膨れれば疲労した身体には眠気が襲ってくる。身体が求めるままにシショールはその場で大の字になった。
ここは不思議な所である。どうして自分がここにいるのか全く覚えてもいないが、ここはランカントだとあの少女は言っていた。ならばあの地中蛇が居るはずだ。地中蛇どころではなく蛇が咥えていた巨体を持つ魔物もだ。なのに、あんなにか細い可憐な少女がここには一人…いや、もしかしたら他に住民がいて、今日たまたまシショールを見つけたのがあの少女だった、と言うこともありうる。そういえば意識が朦朧としている時に複数人の声を聞いたのだから、こちらの方がしっくりとくる。ならばもうあの少女はここへはこないだろう。あれだけの食糧を持って家を出たのなら、家人も不審に思うだろうから。
悪い事を、してしまった………
今更ながらにシショールの中に罪悪感がモリモリと頭をもたげて来た。シショールにとっては致し方ない反応だったとしても、あの少女はそんな事を知らないのだから。ズクズクと痛む胸はきっと罪悪感からきているのだ。
きっと、この地から出る時には、あのピンクの瞳を真正面から見続けても何とも思わなくなっているさ……
シショールは深いため息をゆっくりと吐きつつ、知らず自分の服の胸の部分をギュウッと鷲掴みにしたまま、目を閉じた。
(お節介な………)
「だって………」
(放っておけば宜しいでしょう?あんな態度を取っていた者など…)
「違うわフー。きっとこの人にも事情があるのでしょう…」
(貴方と、同じ様にですね?)
「それは、分からないわ。」
昨日聞いた者達の声がする。菁銀髪の少女ともう一人…もっと、幼い……?
「馬鹿な………!」
シショールは、バシッと少女の腕を掴む。
「!?」
少女はビックリした様で、ビクッと肩を揺らしたが声は出ない様だ。
「何をしている?」
もう、ここへは来るなとシショールは確かに忠告をした。なのにまたこの少女はここに来て、何やらシショールに向かって手を伸ばしていたのだ。
「まさかとは思うが、物取りか?」
荒廃地ランカントにある不自然なオアシスに住み着いているか弱く見える少女。この少女の容姿を使って、迷い込んだ者を油断させて金品を奪い取る。あり得ない話ではない。
「俺の、タガーをどうした?」
昨日からここに持って来ていたタガーが手元に無いのだから十分にこの仮説を裏付けるだろう。
(それは、こちらですね?)
少女の捕まれた反対の手にはシショールのタガーが握られている。
「…………!」
(差し出がましいかとは思ったのですが、余りの痛み様に無視もできず、少し手入れをさせていただきました。)
少女からは不思議な声が淡々と聞こえてくる。
「これは、貴方が?」
チラリと見ただけでも、薄汚れ傷つつき、細かい意匠にはきっと砂が目一杯詰まっていただろうと思われたタガーが、輝く様に見違えて見える。
(…………正確には私ではありません…)
「……どう言う事だ?」
シショールの眉根が寄る。同居人がしたのだろうか?
「物取りでは、ないのか……?」
シショールは慎重に、そして少女のピンクの瞳に惑わされない様にグッと腹に力を入れて質問を投げかけた。
(物取りならば、最初のあの時に身包み剥がして捨て去ってます。)
その通りである。なのにこの少女はシショールに食糧を分け、タガーの手入れまでしてくれた。
思い違いか…………
「ならば、ここで何をしていた?」
(ただ、貴方の体調が気になったのだと思います。)
「俺の…?」
(昨日は起き上がることさえできなかったでしょう?)
少女はスッと片手を上げてシショールにタガーを返そうとしてくれた。
「物取りでは、ない、か……」
コクリと少女は頷く。
「では、教えてくれ…ここは、何処だ?」
手渡されたタガーの状態を確かめるべく、シショールは鞘から刀身を抜いた。
(私の前でそれを抜かないで!!)
「な……!?」
急に声を張り上げた少女にシショールは驚く。
「それとはどれだ?」
(その忌々しい、金属よ!!)
「お前は人では無いな?」
シショールはタガーを一気に引き抜く。今の今まで目の前の少女が話していたものとばかり思っていたのだが、どうやら他にもここには何かがいる。
(サザンカ!!)
「分かったわ!フー。」
「それがお前の声か…」
やけに落ち着いた物言いをすると思っていたが、今目の前の少女の声や話し方を聞いてみれば年相応に聞こえてくる。
「で?お前は誰だ?」
「その前に……貴方様は?」
そういえばそうである。シショールは昨日から非常に非礼の限りを尽くしているだから……ため息を吐きながらタガーを鞘に戻し、頭をガシガシと掻きむしりながら謝罪を口にする。
「あ~~……悪かった…俺は……魔法剣士の冒険者、シショールと言う。今は訳あって、魔法が使えない。」
「魔法が…?」
少女は酷く驚いた顔をした。
「それなのにここまで来たのですか?」
「まぁ、な…ここにこれたのは、ただの偶然だ。どうやってここに入ったかの記憶もない。」
「そう…なのですか……私は、サザンカ…フー出てきて?」
少女はサザンカと言うそうだ。そして先程から何度も名前を呼ばれていたフーとやらは………サザンカに呼ばれた途端に、シショールの目の前が撓み、歪んで人型が現れる。
(私がフーです。)
「!?」
これにはシショールも驚かされる。目の前に現れたのは、男女どちらとも取れる姿の緑の髪と瞳を持つ、身体が透けて向こうが見えている幻かとも思われる存在だった。
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