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111、衝撃の告白 2
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恥ずかしい限りなんだけれども、仕方がない…顎までお湯に浸かって、なるべくその日は肌が湯面から出ない様に気を付けながら手早く入浴した………
機嫌が良さそうなマリエッテが、入浴中に何やら鼻歌を歌いながらメモを取っていた様だけれども、視線を合わせづらい身としてはそれが何かは聞けなかった。もしかしたら、バスルームに欠品でもあったのかもしれない。この部屋はほとんどマリエッテが持っている様なものだし、もしかして、働き手が足りてないの…?けれども、ここは大貴族のエーベ公爵家だしそれはないなぁ…
楽な室内着を着せてもらいながら、昨日の痴態からかけ離れている思考に縋り付く様に溺れていく。
「さ、よろしいですよウリート様。もう少し身体が回復するまで、お休みになられては?」
マリエッテがそう言うのも無理はないんだ。はっきり言ってまだ真面に歩けませんので……
「はい………」
もうここは素直に従うしかなかったのです…大人しくベッドに寝転べば、いつもの様にマリエッテが側にいてくれる。アクロース侯爵家を出てからも、本当だったら自分一人で自立するつもりだったのに、結局はマリエッテの世話になりっぱなしだ。マリエッテはそれで良いって、お給金が物凄く良いので満足、とも言っていたっけ?
クスッと笑みが溢れてくるけれど、こうやって伴侶とは別の誰かが側にいて、幸せを噛み締めれる事と、一緒に喜んでくれる事…死ななくて良かったって思える事がまた増えた………
「あら、ウリート様?嬉しそうなお顔をなさってどうなさいました?」
「ん?ううん。なんでもない。ただ、幸せだなって思っただけ…」
「………………」
こう返したらマリエッテが真剣な顔つきで黙ってしまった。
コンコンコン……そんな時にドアがノックされる。
ヒュンの場合はノック後に自分で開けてきたりもするから、これは純粋な訪問者だと思う。
「はい…!どなたでしょう?」
固まっていたマリエッテは流石にパッと動き出す。ドアを開け、訪問者を確認してからこちらを振り返った。
「ウリート様、アランド様ですよ!」
「兄様!?」
まさか、今日来ておられるとは思わなくて、寝転んだ身体を慌てて起こした。
「ああ、ウリー!寝てて良い!寝てなさい!」
座ろうとする僕を押しとどめる様に室内に入ってきた兄様は、訪問の挨拶もそこそこにまた僕をベッドに押し戻す。
「大変な事があったのだから、良く休まなければダメだよ?」
兄様は相変わらずに心配性で、僕の額に手を当てたり、掛け物をかけ直してくれたりと甲斐甲斐しい。表情も心配そうで少し眉が寄っている。僕としては兄様の言う、大変な事があったのだから、を一昨日からヒュンとのアレコレの事かと、なぜそれを兄様が知っているのかと内心大いに焦ってしまった…けれども純粋に心配気な瞳をして僕の髪を撫で、世話を焼こうとしてくれる様からは変な雰囲気は感じない。
あぁ、そうか、パナイム商団の一件だ。
そう気がつけば、いやらしい考えをしていた自分が恥ずかしくもなる。
「もう、大丈夫ですよ?」
本当に大丈夫だ。あの時の変な感覚はもうないし、今はただ違う意味で身体が怠いだけだし…
「そう…か?」
本人が大丈夫と言ってもウリートには前科がある…言葉だけでは信じてもらえないかもしれない。
「はい!大丈夫です!今日まだ寝ているのは、昨日少し活動しすぎてですね?」
両腕を出しブンブンと振り回してみる。そして、寝ている理由を述べる時には、段々声が小さくなるのは許してほしい…
「………………」
じっと僕を見つめて、何も言わなくなった兄様………仕方なしに僕も見つめ返すのだけれども…?
「ふぅ……」
意を決した様にアランドはため息をつく。ウリートを撫でる手はそのままに空いた手は自分の髪を掻き上げた。
「あ………」
その時、思わず声を出してしまった。
だって髪をかき上げた兄様の目元には、誰かに殴られたかの様な痣と、小さな傷がある…!
「どうしたんです?兄様の顔に傷が…!」
騎士それも騎士団長なのだから、傷の一つや二つあってもおかしくはない、のだけれども、僕がおかしいと思ったのは、こんな兄様を今まで一度も見た事がないからだった。
ウリートは寝ていられずにガバッと跳ね起きる。そしてそっとアランドの左目の端にある傷と少し腫れた所に手を添える。余り触っては痛そうであった。
「あぁこれかい?ちょっと、ね?」
いつものアランドからは歯切れが悪い答えの代わりに、ドア側に視線を流した。
「ヒュン?」
ドアの側には客人と会うと言っていたヒュンダルンが立っている。それも少々難しい顔をして…
「ま、ウリーは気にしない事だ。これは私のケジメでもあるからね?」
「ケジメ、ですか?」
「そう、ウリーに触れたあの大馬鹿者の商家の息子は、私の子供の家の者なんだ。」
へぇ、兄様の…子供……?と聞き返そうとして、一瞬時が止まった…
「は、はい?子供?兄様に、子供ですか!?」
ウリートの知る限り、アランドはまだ独身である。もちろんウリートとセージュもだ。
「そう、私の子供。いては変か?」
変?変……いや、兄様の年齢を考えたら子供がいたって問題は無いだろうけれど…え、子供?
「アランド様……ウリート様が固まっておいでですから……」
「ふふふ。全く可愛いね、ウリー。こんなに良い反応をしてくれるのならば、今まで隠していた事も悪くなかった。」
完全に呆けて兄様を見返していたと思う。
「な、あの、父様や母様は…知って?」
アランドはアクロース侯爵家の後継である。現アクロース侯爵が知らないままではよろしくないだろう。
「勿論…粗方話しているよ。ま、私の方で対処できるのならば、このまま好きにする様にと言われているけれどね?子供はとても優秀で良い子だ。」
そうですか、優秀であるならば次期後取りとしても問題はなさそうですね……で終わらせようとしているアランドの肝の据わり方は流石、としか言えない。
「……では兄様は、パナイム商団のご息女をお娶りに?」
商団と言えば、一般市民ではないのかな?
「いや、それは無いな。流石に身分の差がありすぎる。それを越したら互いに不幸になるだろうから。」
「え、でも、お子様がいるのでしょう?」
どうするんです?私生児?御母堂だけでお育てに?
ウリートの頭の中では数々の考えがぐるぐるしだした。
「子供は優秀と言っただろう?だから将来には侯爵家へと入れるつもりだ。そして、その事を良く理解している女が、パナイムの息女だ。」
アランドが見初めただけあって良い女である。自らの地位や財産が目的の女でない者をアランドは良く見分けている様だ。来る者拒まずとの噂高いアランドではあるのだが、しっかりと人を見分ける目は持っている。
「そう、なのですね?あ……お子様はお幾つです?僕、お祝いも何も……」
「あぁ、いい、いい…我が家の者たちもそうだからね?ふふ。打ち明けたからには今度ウリーに合わせよう。とても賢い子だよ?」
「僕、知らぬ間に叔父になっていたのですね…お子の御成長を見る事はできませんでしたけれど、会うのは物凄く楽しみです!」
「そうか……そう言ってくれるのならば、嬉しいものだ。」
アランドも満更ではなく相好を崩す。
「で、兄様。顔の傷はどうされたのです?」
僕とて、この衝撃に一瞬我を忘れそうになったけれども、兄様は僕の大切な人の一人だ。その兄様を傷つけられて、そのままなんて嫌ですからね?
機嫌が良さそうなマリエッテが、入浴中に何やら鼻歌を歌いながらメモを取っていた様だけれども、視線を合わせづらい身としてはそれが何かは聞けなかった。もしかしたら、バスルームに欠品でもあったのかもしれない。この部屋はほとんどマリエッテが持っている様なものだし、もしかして、働き手が足りてないの…?けれども、ここは大貴族のエーベ公爵家だしそれはないなぁ…
楽な室内着を着せてもらいながら、昨日の痴態からかけ離れている思考に縋り付く様に溺れていく。
「さ、よろしいですよウリート様。もう少し身体が回復するまで、お休みになられては?」
マリエッテがそう言うのも無理はないんだ。はっきり言ってまだ真面に歩けませんので……
「はい………」
もうここは素直に従うしかなかったのです…大人しくベッドに寝転べば、いつもの様にマリエッテが側にいてくれる。アクロース侯爵家を出てからも、本当だったら自分一人で自立するつもりだったのに、結局はマリエッテの世話になりっぱなしだ。マリエッテはそれで良いって、お給金が物凄く良いので満足、とも言っていたっけ?
クスッと笑みが溢れてくるけれど、こうやって伴侶とは別の誰かが側にいて、幸せを噛み締めれる事と、一緒に喜んでくれる事…死ななくて良かったって思える事がまた増えた………
「あら、ウリート様?嬉しそうなお顔をなさってどうなさいました?」
「ん?ううん。なんでもない。ただ、幸せだなって思っただけ…」
「………………」
こう返したらマリエッテが真剣な顔つきで黙ってしまった。
コンコンコン……そんな時にドアがノックされる。
ヒュンの場合はノック後に自分で開けてきたりもするから、これは純粋な訪問者だと思う。
「はい…!どなたでしょう?」
固まっていたマリエッテは流石にパッと動き出す。ドアを開け、訪問者を確認してからこちらを振り返った。
「ウリート様、アランド様ですよ!」
「兄様!?」
まさか、今日来ておられるとは思わなくて、寝転んだ身体を慌てて起こした。
「ああ、ウリー!寝てて良い!寝てなさい!」
座ろうとする僕を押しとどめる様に室内に入ってきた兄様は、訪問の挨拶もそこそこにまた僕をベッドに押し戻す。
「大変な事があったのだから、良く休まなければダメだよ?」
兄様は相変わらずに心配性で、僕の額に手を当てたり、掛け物をかけ直してくれたりと甲斐甲斐しい。表情も心配そうで少し眉が寄っている。僕としては兄様の言う、大変な事があったのだから、を一昨日からヒュンとのアレコレの事かと、なぜそれを兄様が知っているのかと内心大いに焦ってしまった…けれども純粋に心配気な瞳をして僕の髪を撫で、世話を焼こうとしてくれる様からは変な雰囲気は感じない。
あぁ、そうか、パナイム商団の一件だ。
そう気がつけば、いやらしい考えをしていた自分が恥ずかしくもなる。
「もう、大丈夫ですよ?」
本当に大丈夫だ。あの時の変な感覚はもうないし、今はただ違う意味で身体が怠いだけだし…
「そう…か?」
本人が大丈夫と言ってもウリートには前科がある…言葉だけでは信じてもらえないかもしれない。
「はい!大丈夫です!今日まだ寝ているのは、昨日少し活動しすぎてですね?」
両腕を出しブンブンと振り回してみる。そして、寝ている理由を述べる時には、段々声が小さくなるのは許してほしい…
「………………」
じっと僕を見つめて、何も言わなくなった兄様………仕方なしに僕も見つめ返すのだけれども…?
「ふぅ……」
意を決した様にアランドはため息をつく。ウリートを撫でる手はそのままに空いた手は自分の髪を掻き上げた。
「あ………」
その時、思わず声を出してしまった。
だって髪をかき上げた兄様の目元には、誰かに殴られたかの様な痣と、小さな傷がある…!
「どうしたんです?兄様の顔に傷が…!」
騎士それも騎士団長なのだから、傷の一つや二つあってもおかしくはない、のだけれども、僕がおかしいと思ったのは、こんな兄様を今まで一度も見た事がないからだった。
ウリートは寝ていられずにガバッと跳ね起きる。そしてそっとアランドの左目の端にある傷と少し腫れた所に手を添える。余り触っては痛そうであった。
「あぁこれかい?ちょっと、ね?」
いつものアランドからは歯切れが悪い答えの代わりに、ドア側に視線を流した。
「ヒュン?」
ドアの側には客人と会うと言っていたヒュンダルンが立っている。それも少々難しい顔をして…
「ま、ウリーは気にしない事だ。これは私のケジメでもあるからね?」
「ケジメ、ですか?」
「そう、ウリーに触れたあの大馬鹿者の商家の息子は、私の子供の家の者なんだ。」
へぇ、兄様の…子供……?と聞き返そうとして、一瞬時が止まった…
「は、はい?子供?兄様に、子供ですか!?」
ウリートの知る限り、アランドはまだ独身である。もちろんウリートとセージュもだ。
「そう、私の子供。いては変か?」
変?変……いや、兄様の年齢を考えたら子供がいたって問題は無いだろうけれど…え、子供?
「アランド様……ウリート様が固まっておいでですから……」
「ふふふ。全く可愛いね、ウリー。こんなに良い反応をしてくれるのならば、今まで隠していた事も悪くなかった。」
完全に呆けて兄様を見返していたと思う。
「な、あの、父様や母様は…知って?」
アランドはアクロース侯爵家の後継である。現アクロース侯爵が知らないままではよろしくないだろう。
「勿論…粗方話しているよ。ま、私の方で対処できるのならば、このまま好きにする様にと言われているけれどね?子供はとても優秀で良い子だ。」
そうですか、優秀であるならば次期後取りとしても問題はなさそうですね……で終わらせようとしているアランドの肝の据わり方は流石、としか言えない。
「……では兄様は、パナイム商団のご息女をお娶りに?」
商団と言えば、一般市民ではないのかな?
「いや、それは無いな。流石に身分の差がありすぎる。それを越したら互いに不幸になるだろうから。」
「え、でも、お子様がいるのでしょう?」
どうするんです?私生児?御母堂だけでお育てに?
ウリートの頭の中では数々の考えがぐるぐるしだした。
「子供は優秀と言っただろう?だから将来には侯爵家へと入れるつもりだ。そして、その事を良く理解している女が、パナイムの息女だ。」
アランドが見初めただけあって良い女である。自らの地位や財産が目的の女でない者をアランドは良く見分けている様だ。来る者拒まずとの噂高いアランドではあるのだが、しっかりと人を見分ける目は持っている。
「そう、なのですね?あ……お子様はお幾つです?僕、お祝いも何も……」
「あぁ、いい、いい…我が家の者たちもそうだからね?ふふ。打ち明けたからには今度ウリーに合わせよう。とても賢い子だよ?」
「僕、知らぬ間に叔父になっていたのですね…お子の御成長を見る事はできませんでしたけれど、会うのは物凄く楽しみです!」
「そうか……そう言ってくれるのならば、嬉しいものだ。」
アランドも満更ではなく相好を崩す。
「で、兄様。顔の傷はどうされたのです?」
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