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21 ノスタール家の婚礼
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あっという間に日々は過ぎ、ロワンナ公爵令嬢とのお茶会もあの時が最後で、花嫁となるロワンナ公爵令嬢はそれは忙しい日々を送って婚礼の日を迎える。
貴族の婚礼はここ、王都で行われ、その後領地に帰りお披露目という名の祝会が盛大に催されることになっている。勿論王都にいる関わりのある貴族ならば婚礼に招待されているし、懇意にしている人々は領地にまで招待されてその後の祝会に参列する。
「シャーリン。どうだい?支度はできた?」
婚礼の当日アランドは一足先に支度を終えて、シャーリンの部屋に入ってきた。
「あぁ、今日も綺麗だね、シャーリン……」
最後のヘアセットの途中にも関わらず、額にキスを落としてくるアランド。
「もう、アランド!支度が出来ないし、お化粧が崩れちゃう…」
お願い……使用人の前ではやめて……アンナが困ってるわ……
「ふふ…僕たちの結婚式を思い出すね?」
「そうでございましょうが若旦那様、お時間が差し迫ってますので……」
暖かい目で見ていてくれたアンナだが、本当に申し訳なさそうにアランドに申し出た。
「そうだった。思い出を懐かしむ為にドレスアップしたんでは無かったね。ノスタール伯爵の婚礼だ。シャーリン僕は下で待っているから終わったらゆっくりと降りておいで……」
いつにも増して、アランドのべったりな雰囲気なのには理由があって………ロワンナ公爵令嬢の婚礼が終われば私の負担も軽くなるとアランドは思っているらしく、今夜にでも一緒に夜を過ごそうと言われている…………
支度の出来た私はゆっくりと階段を降りて、アランドが待っていてくれている玄関ホールへ降りていく。
「やっぱり綺麗だ。シャーリン。」
そっと私の手を取るとアランドはその手に優しくキスを落とす。アランド、貴方こそその礼服が良く似合っていて…主役の花婿さんが飲まれなければいいなんて、私余計な心配をしていてよ?
馬車に揺られて王都一大きな教会へ。大抵の貴族の婚礼はここで執り行われる。と言ってもアランドと私の婚礼なんて覚えていないのだけど………
ニコニコといつも以上にアランドに微笑みかけられて、今夜のことを考えると笑顔が引きつってきてしまうのを止められない………
アランドごめんなさいね。
もう少し…もう少し………………
エスト様とロワンナ様の婚礼はとても素晴らしかった。今夜のことを考えると頭が痛いが、ただただ友人の幸せを祈る一時と見事な装飾や人々からの溢れんばかりの祝福は、見てる方が感動の涙を誘われた。
エスト様のお顔は記憶には無かった。どこか面影が残っていたらランストン様のことも何か思い出せるかと思っていたのだけれど…
「シャーリン様!!」
大勢の人々に隠れる様にして見ていたのだけど、目敏くロワンナ様の方からこちらを見つけて危なくも駆け寄って来てくださった。
「まぁ!危ないですわよ?花嫁様。本日はおめでとうございます!本当にお綺麗で…言葉がありませんわ。」
「ありがとうございます!シャーリン様。アランド様!お越しくださって感謝ですわ。」
「こちらこそ。幸せそうで何よりです!」
「うふふ。でしたら花嫁の我儘を聞いてくださる?」
花が咲き誇らんばかりのロワンナ様の笑顔にこちらまで心から笑顔が溢れでる。
「まあ、なんでしょう?」
「前々からお誘いしていた領地での祝賀パーティに是非シャーリン様に来ていただきたいのです!」
これに参加するには、この後直ぐに準備をし、ノスタール領に向かって数日の道のりに出発しなくてはいけない。
「体調が優れないと言われていましたから、これ以上の我儘は、と我慢をしていたのですけど。あぁ!やっぱりシャーリン様の姿を見たら、是非ともノスタール領を見て欲しくて。いかがでしょうか?アランド様。お許し頂けますか?」
何と言っても今日の主役の花嫁からの可愛いお願いだ。アランドも柔らかく微笑んで話を聞いてくれていた。
「私……シャーリン様にあぁ言って頂けて、本当に、本当に感謝しているのです。だから、どうかご遠慮なさらずに…!」
招待する方は招待客の費用を持つ。なのでやたらめったら大勢は招待はできないが、極親しい者達ならばやはり呼びたいものだろう。
「どうしましょう?アランド……?」
「シャーリンはどうしたい?」
悪魔でもアランドは私にじっと寄り添って私の意見を聞こうとしてくれる。旦那様としては本当にいい旦那様なんだ。
「行っても、良いかしら?」
普段しない上目遣いでおねだりしてみたり、アランド貴方には効くかしら?
「ふ…仕方ないね…ロワンナ嬢しばらくご厄介になるけど、僕が寂しくて家出をしないうちにシャーリンを返してくれると嬉しいな。」
「まぁ、アランド様!勿論ですわ。お二人の仲を裂こうなんて思ってもいませんのよ?少しだけ、ノスタール領をどうしても見ていただきたいんですの……こんな酷い我儘を申し出した事お許しくださいませね…」
「いいよ。シャーリン、行っておいで。1人での行動は控えるんだよ?僕は、仕事でここを離れられないかな…ごめんね?」
とんでもない!アランド、ありがとう!!
貴族の婚礼はここ、王都で行われ、その後領地に帰りお披露目という名の祝会が盛大に催されることになっている。勿論王都にいる関わりのある貴族ならば婚礼に招待されているし、懇意にしている人々は領地にまで招待されてその後の祝会に参列する。
「シャーリン。どうだい?支度はできた?」
婚礼の当日アランドは一足先に支度を終えて、シャーリンの部屋に入ってきた。
「あぁ、今日も綺麗だね、シャーリン……」
最後のヘアセットの途中にも関わらず、額にキスを落としてくるアランド。
「もう、アランド!支度が出来ないし、お化粧が崩れちゃう…」
お願い……使用人の前ではやめて……アンナが困ってるわ……
「ふふ…僕たちの結婚式を思い出すね?」
「そうでございましょうが若旦那様、お時間が差し迫ってますので……」
暖かい目で見ていてくれたアンナだが、本当に申し訳なさそうにアランドに申し出た。
「そうだった。思い出を懐かしむ為にドレスアップしたんでは無かったね。ノスタール伯爵の婚礼だ。シャーリン僕は下で待っているから終わったらゆっくりと降りておいで……」
いつにも増して、アランドのべったりな雰囲気なのには理由があって………ロワンナ公爵令嬢の婚礼が終われば私の負担も軽くなるとアランドは思っているらしく、今夜にでも一緒に夜を過ごそうと言われている…………
支度の出来た私はゆっくりと階段を降りて、アランドが待っていてくれている玄関ホールへ降りていく。
「やっぱり綺麗だ。シャーリン。」
そっと私の手を取るとアランドはその手に優しくキスを落とす。アランド、貴方こそその礼服が良く似合っていて…主役の花婿さんが飲まれなければいいなんて、私余計な心配をしていてよ?
馬車に揺られて王都一大きな教会へ。大抵の貴族の婚礼はここで執り行われる。と言ってもアランドと私の婚礼なんて覚えていないのだけど………
ニコニコといつも以上にアランドに微笑みかけられて、今夜のことを考えると笑顔が引きつってきてしまうのを止められない………
アランドごめんなさいね。
もう少し…もう少し………………
エスト様とロワンナ様の婚礼はとても素晴らしかった。今夜のことを考えると頭が痛いが、ただただ友人の幸せを祈る一時と見事な装飾や人々からの溢れんばかりの祝福は、見てる方が感動の涙を誘われた。
エスト様のお顔は記憶には無かった。どこか面影が残っていたらランストン様のことも何か思い出せるかと思っていたのだけれど…
「シャーリン様!!」
大勢の人々に隠れる様にして見ていたのだけど、目敏くロワンナ様の方からこちらを見つけて危なくも駆け寄って来てくださった。
「まぁ!危ないですわよ?花嫁様。本日はおめでとうございます!本当にお綺麗で…言葉がありませんわ。」
「ありがとうございます!シャーリン様。アランド様!お越しくださって感謝ですわ。」
「こちらこそ。幸せそうで何よりです!」
「うふふ。でしたら花嫁の我儘を聞いてくださる?」
花が咲き誇らんばかりのロワンナ様の笑顔にこちらまで心から笑顔が溢れでる。
「まあ、なんでしょう?」
「前々からお誘いしていた領地での祝賀パーティに是非シャーリン様に来ていただきたいのです!」
これに参加するには、この後直ぐに準備をし、ノスタール領に向かって数日の道のりに出発しなくてはいけない。
「体調が優れないと言われていましたから、これ以上の我儘は、と我慢をしていたのですけど。あぁ!やっぱりシャーリン様の姿を見たら、是非ともノスタール領を見て欲しくて。いかがでしょうか?アランド様。お許し頂けますか?」
何と言っても今日の主役の花嫁からの可愛いお願いだ。アランドも柔らかく微笑んで話を聞いてくれていた。
「私……シャーリン様にあぁ言って頂けて、本当に、本当に感謝しているのです。だから、どうかご遠慮なさらずに…!」
招待する方は招待客の費用を持つ。なのでやたらめったら大勢は招待はできないが、極親しい者達ならばやはり呼びたいものだろう。
「どうしましょう?アランド……?」
「シャーリンはどうしたい?」
悪魔でもアランドは私にじっと寄り添って私の意見を聞こうとしてくれる。旦那様としては本当にいい旦那様なんだ。
「行っても、良いかしら?」
普段しない上目遣いでおねだりしてみたり、アランド貴方には効くかしら?
「ふ…仕方ないね…ロワンナ嬢しばらくご厄介になるけど、僕が寂しくて家出をしないうちにシャーリンを返してくれると嬉しいな。」
「まぁ、アランド様!勿論ですわ。お二人の仲を裂こうなんて思ってもいませんのよ?少しだけ、ノスタール領をどうしても見ていただきたいんですの……こんな酷い我儘を申し出した事お許しくださいませね…」
「いいよ。シャーリン、行っておいで。1人での行動は控えるんだよ?僕は、仕事でここを離れられないかな…ごめんね?」
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