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手を取る喜び
[完]14 希望 4
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バルビス公国は氷に閉ざされた呪われた地…そして公にはできないが、地魔力を宿した魔力溢れる地でもある。バルビス公国の他の地にはバルビス公国の様な地魔力はない。
だからなのだろう。その地に免疫のない者がその地に入り住み着いたならば必ずと言っていいほど身体を壊したのだった。魔力がある所からない所へ、その逆で魔力のない所からある所へ…一般人であれば身体を壊せばその国を出れば良い。後にはお互いにお互いの国を禁忌な地として意識し合いお互い必要以上に踏み込まなくなる。
しかし王族の結婚となるとそうはいかなかった。その為、長年犠牲になってきた姫達がいる。供物姫と呼ばれた彼女達は嫁いでから非常に短い生涯を閉じる事になってしまったのだ。
しかし、その長い歴史にも終止符を打つ時が来た。
魔力の有効活用とでも言えば良いのか。余りある地魔力を用いる最も有効的な活用方法を見出せる様にと動き出したのだ。バルビス公国に宿る地魔力は見るからに底が計り知れないほどだった。
バルビス公国の地魔力は白狐やバルビス公妃シャイリーにも見られた様に魂を失った身体の蘇生にも関係する程の物だと証明もされた。これは余りにも特異な例とされ、公には出されずバルビス公国の重鎮達までしか知らされなかった事だ。
ここまでの影響力を期待せずとも魔力が無い地から来た者達には一定期間魔力の注入を、魔力が無い地に行く者達には魔力に満ちた空間から徐々に薄い空間へと慣らして行く方法が編み出されたのだった……
「流石に神官ともなると幅広い知識に推察力をお持ちですのね。」
「恐れ入ります。妃殿下。」
バルビス公国神官ホートネルは公妃シャイリーの手紙を読む前にこの事へ気がついていた様だ。
「本当に不思議な体験でしたわ。」
「左様ですね。私は何度か肝が冷えましたよ?」
「まぁ、そうですの?ちっともそんなご様子には見えませんでしたわ。私の方が何をしたら良いものかと…結局は何もできませんでしたけど……」
ただオロオロとするだけで自分の置かれている状況に慣れようとして、それだけで終わってしまった感が否めない。
「それでよろしかったのです。妃殿下は諦めずに、この世に留まってくださいましたから。それは大きな功績でした。」
「それがって…それだけでしたわ…殿下のお役にもただずに……」
「あ、妃殿下。殿下の前ではその発言は禁止ですよ?そんな事は無いと言って、公務を全て放り投げて貴方様の元に侍りそうですから………」
公主が公務を放棄する…そんな恐ろしい事、対外的に知れ渡ったら公主の権威が落ちると言うもので…シャイリーは背筋が寒くなった。
「いえ、いいえ、決してもう、言いません…!」
「何が言わないんだ?何かあったか?」
「殿下!?」
まだ公務中であろう公主トライトスの突然の訪問には心底驚かされてしまう。もう既にシャイリー妃の身体がどうとかという期間はとうに過ぎ去って久しいのに、トライトスは未だに過保護なくらいにシャイリーに接して来る。
「お疲れ様でございます、トライトス様。今日はもう宜しいのですか?」
まだまだちっともよろしくは無い時間帯なのだが…
「あぁ、ホートネルの診察だったのだろう?だから、聞きにきたのだ。」
シャイリーに対しては過保護なくらいなトライトスは立って出迎えたシャイリーの額にキスを落とすと、ゆっくりと柔らかなソファーへと座らせる。
「それで、どうなのだ?」
「そんなに心配されなくても大丈夫ですよ殿下。全て順調と申し上げておきます。」
「そうか!では、少し外の空気を吸うのは?」
「構いませんが、雪で滑らない様にだけご注意下さい。」
「分かった。では、俺が抱いていこう。」
ここで、シャイリーは顔を赤らめてしまう。慣れたと言えど恥ずかしい。
「大丈夫ですわ。転ばない様に気をつければよろしいのでしょう?」
「ええ、そうですが、妃殿下は雪道に慣れてはいないでしょうから。」
「だから俺が抱き上げて行こうと言うのだ。」
「…………どこに行きますの?」
もう自分の足で歩くのは諦めた方が良さそうである。
「先日、子馬が産まれてな。珍しく白毛の仔だ。」
「まぁ!!見せて下さるの?」
「あぁ。ここに来てから、見たかったのだろう?」
シャイリー妃のやりたかった事の一つにはバルビス公国にいるであろう雪の中の動物達をこの目で見る事がある。
アールスト王国とバルビス公国の和平を保つ為の婚姻は今では順調と言えよう。だからトライトスは妃であるシャイリーの次なる願いをあれこれ叶えたくて仕方がないらしい。
「ええ!それは勿論ですわ!」
「まだ先になるが、山の奥にもちらほらと動物達の姿が増えていると報告を受けている。もう少し暖かくなったら、住民達の所にも降りてくるだろう。」
「素敵ですわ!私も行ってよろしいの?」
何しろ過保護すぎる夫の事だ。少しばかり体調を崩せばベッドの中の住民と化す事が何度あった事か………
「あぁ、俺がいる時に限るがな…問題ないな?ホートネル?」
「ええ、先程申し上げた通り妃殿下のご体調もお子のご様子も順調にございますよ。お身体を冷やしすぎない様にお気をつけてお過ごしになれば問題ないかと。」
「ふ…ならば問題ないな。俺はもう二度と其方を凍えさせたりはせぬ!」
力強い言葉と共にトライトスは愛しい妃の手に優しいキスを落とした。
もう少し暖かくなる頃には、この公主邸にも新しい世を継いでいく命が誕生するのだ………
だからなのだろう。その地に免疫のない者がその地に入り住み着いたならば必ずと言っていいほど身体を壊したのだった。魔力がある所からない所へ、その逆で魔力のない所からある所へ…一般人であれば身体を壊せばその国を出れば良い。後にはお互いにお互いの国を禁忌な地として意識し合いお互い必要以上に踏み込まなくなる。
しかし王族の結婚となるとそうはいかなかった。その為、長年犠牲になってきた姫達がいる。供物姫と呼ばれた彼女達は嫁いでから非常に短い生涯を閉じる事になってしまったのだ。
しかし、その長い歴史にも終止符を打つ時が来た。
魔力の有効活用とでも言えば良いのか。余りある地魔力を用いる最も有効的な活用方法を見出せる様にと動き出したのだ。バルビス公国に宿る地魔力は見るからに底が計り知れないほどだった。
バルビス公国の地魔力は白狐やバルビス公妃シャイリーにも見られた様に魂を失った身体の蘇生にも関係する程の物だと証明もされた。これは余りにも特異な例とされ、公には出されずバルビス公国の重鎮達までしか知らされなかった事だ。
ここまでの影響力を期待せずとも魔力が無い地から来た者達には一定期間魔力の注入を、魔力が無い地に行く者達には魔力に満ちた空間から徐々に薄い空間へと慣らして行く方法が編み出されたのだった……
「流石に神官ともなると幅広い知識に推察力をお持ちですのね。」
「恐れ入ります。妃殿下。」
バルビス公国神官ホートネルは公妃シャイリーの手紙を読む前にこの事へ気がついていた様だ。
「本当に不思議な体験でしたわ。」
「左様ですね。私は何度か肝が冷えましたよ?」
「まぁ、そうですの?ちっともそんなご様子には見えませんでしたわ。私の方が何をしたら良いものかと…結局は何もできませんでしたけど……」
ただオロオロとするだけで自分の置かれている状況に慣れようとして、それだけで終わってしまった感が否めない。
「それでよろしかったのです。妃殿下は諦めずに、この世に留まってくださいましたから。それは大きな功績でした。」
「それがって…それだけでしたわ…殿下のお役にもただずに……」
「あ、妃殿下。殿下の前ではその発言は禁止ですよ?そんな事は無いと言って、公務を全て放り投げて貴方様の元に侍りそうですから………」
公主が公務を放棄する…そんな恐ろしい事、対外的に知れ渡ったら公主の権威が落ちると言うもので…シャイリーは背筋が寒くなった。
「いえ、いいえ、決してもう、言いません…!」
「何が言わないんだ?何かあったか?」
「殿下!?」
まだ公務中であろう公主トライトスの突然の訪問には心底驚かされてしまう。もう既にシャイリー妃の身体がどうとかという期間はとうに過ぎ去って久しいのに、トライトスは未だに過保護なくらいにシャイリーに接して来る。
「お疲れ様でございます、トライトス様。今日はもう宜しいのですか?」
まだまだちっともよろしくは無い時間帯なのだが…
「あぁ、ホートネルの診察だったのだろう?だから、聞きにきたのだ。」
シャイリーに対しては過保護なくらいなトライトスは立って出迎えたシャイリーの額にキスを落とすと、ゆっくりと柔らかなソファーへと座らせる。
「それで、どうなのだ?」
「そんなに心配されなくても大丈夫ですよ殿下。全て順調と申し上げておきます。」
「そうか!では、少し外の空気を吸うのは?」
「構いませんが、雪で滑らない様にだけご注意下さい。」
「分かった。では、俺が抱いていこう。」
ここで、シャイリーは顔を赤らめてしまう。慣れたと言えど恥ずかしい。
「大丈夫ですわ。転ばない様に気をつければよろしいのでしょう?」
「ええ、そうですが、妃殿下は雪道に慣れてはいないでしょうから。」
「だから俺が抱き上げて行こうと言うのだ。」
「…………どこに行きますの?」
もう自分の足で歩くのは諦めた方が良さそうである。
「先日、子馬が産まれてな。珍しく白毛の仔だ。」
「まぁ!!見せて下さるの?」
「あぁ。ここに来てから、見たかったのだろう?」
シャイリー妃のやりたかった事の一つにはバルビス公国にいるであろう雪の中の動物達をこの目で見る事がある。
アールスト王国とバルビス公国の和平を保つ為の婚姻は今では順調と言えよう。だからトライトスは妃であるシャイリーの次なる願いをあれこれ叶えたくて仕方がないらしい。
「ええ!それは勿論ですわ!」
「まだ先になるが、山の奥にもちらほらと動物達の姿が増えていると報告を受けている。もう少し暖かくなったら、住民達の所にも降りてくるだろう。」
「素敵ですわ!私も行ってよろしいの?」
何しろ過保護すぎる夫の事だ。少しばかり体調を崩せばベッドの中の住民と化す事が何度あった事か………
「あぁ、俺がいる時に限るがな…問題ないな?ホートネル?」
「ええ、先程申し上げた通り妃殿下のご体調もお子のご様子も順調にございますよ。お身体を冷やしすぎない様にお気をつけてお過ごしになれば問題ないかと。」
「ふ…ならば問題ないな。俺はもう二度と其方を凍えさせたりはせぬ!」
力強い言葉と共にトライトスは愛しい妃の手に優しいキスを落とした。
もう少し暖かくなる頃には、この公主邸にも新しい世を継いでいく命が誕生するのだ………
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