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第28話 クリスマス・イヴ
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クリスマス・イヴ。それは恋人達の夜。
今年のクリスマスは運悪くど平日であったから、一日中デートして夜を迎えるカップルは少ないだろう。それでも、夜は食事の一つもして、プレゼントの交換でもするのではないだろうか。冷え込んだ夜の街はイルミネーションと軽快なBGMで賑やかだ。あちこちでサンタクロースの姿をした店員が、ケーキやチキンを売ろうとしている。
そんな街の中を、くたびれたスーツの勇気が一人、歩いている。
カップルばかりの街の喧騒に疲れ果て、勇気が入ったのはとある居酒屋だ。クリスマスディナーにカップルは居酒屋には来ないだろうと踏んだ。店内はいつものように仕事帰りのサラリーマン達で賑わっていた。勇気は安堵の溜息と共に店員に案内され、カウンターに座って。
「……?!」
隣の席に座っていた、透夜の姿に飛び退いた。
「?! い、井之上勇気?! こ、ここで一体何を……!」
既に酒を飲んでいるのか赤らんだ顔の透夜も驚いていたが、勇気も「貴方こそ!」と返す。
「エリートなのにこんなところで……」
「今日はいつも通っているような高い店は危険なんだ。何処もかしこも……その……わかるだろうが」
「あ、……ああ……心中お察しします……」
あの、お隣、いいですか。勇気が恐る恐るいうと、透夜は嫌そうな顔をしていたが、頷いた。
何故、クリスマスの夜に勇気がこんな目に合っているか。それは、あの最後の夜に遡る。
セックスを終えて。心地よい疲労と解放感に身を任せて、二人で抱き合って微睡んでいる時に、尋ねたのだ。
「エル、クリスマスって、どうする……?」
デートプランは色々あるだろう。しかし平日だ。何処まで何をするかは考えなければいけない。そしてその後の休日に、たっぷり愛を育むのだ。そう考えていたから。
「? クリスマス……?」
エリスが不思議そうに言った言葉がたいそうショックだった。
「クリスマスは、ファミリーと、過ごす、そうでしょ?」
文化の違いだ。日本では性なる夜とまで揶揄されているクリスマスだが、向こうでは神聖な日なのだから、家族と厳かに迎えるのが当然なわけで。勇気はすっかりエリスとデートをするつもりだったから、しょげてしまったのだ。
普通の平日に会えないのは仕方ないが、クリスマスに会えないのは少し寂しい。周りが浮き足立っているだけに、余計に意識してしまうのだ。
だから、気を紛らわせるために居酒屋に入った。そこに、ある意味ライバルのような透夜がいたのだった。
「井之上勇気、酒は飲まないのか」
注文をする時にウーロン茶を頼んでいたのを隣で聞いていたらしい透夜が、そう言う。勇気は「明日も仕事ですから」と苦笑いしながら答えたが、透夜は「僕だってそうだ」とむすりとした顔で言った。
どうしてクリスマスイヴに恋敵みたいな奴と二人で飯を食うはめになったんだ。勇気はゲンナリしながら、注文の品が届くのを待つ。とても長く感じられた。
「……井之上勇気」
「は、はい」
「お前、先日の夜のことを覚えているか」
「えっと、まあ、薄っすらと……」
正直に答える。エリスが加減をしてくれていたから、いつもよりは記憶していることも有るが、それでも曖昧な記憶には違いないのだ。細かいことまでは覚えていない。
「そうか。僕もなんだ、あの時はつい飲みすぎてしまって……。タガが外れてしまった僕の姿はさぞ惨めだったろう」
エリスの友達になりたかったのだと泣きじゃくっていた事だろうか。勇気はその夜のことを思い出しながら「そんな事は」とこれまた正直に首を振った。
「エ、……エリスは、確かに天才だし、美人過ぎるし、高嶺の花だから俺もきっかけがなければ近付けなかったと思います。憧れる気持ちも、だからこそ近づけないのも、わかります……」
事故で接点を持ってしまったからこそ、勇気とエリスは今のような関係だが、そうでなければ一生巡り会うことも無かったろうし、住む世界が違うのだと考えて、勇気から声をかけることも無かっただろう。
「それに、透夜さんがその……俺に意地悪な態度を取るのも、まあ仕方ないかなって……」
「僕が意地悪だと」
「えっ、意地悪してないつもりなんですか! じゃあ……拗ねてるとか……こじらせてるとか……」
「……貴様が僕をどう思ってるかは、よくわかった」
透夜は大きな溜息を吐いたが、怒っているような様子でもなかった。
「だ、だって、透夜さんは努力家だってわかりましたし、俺は本当にすごいと思いました、エリスと友達になるために、そこまでしようっていう強い思いも伝わってきましたし……」
「……貴様は、エリス君とは全く吊り合わない平凡な男だが。そうして臆面も無く人を褒めようとするところは感心する」
エリス君もお前だから簡単に心を許したのかもしれないな。透夜は呟いて、酒を煽った。
その頃には勇気の頼んだ料理も届いていて、それからは気まずい思いもせず、二人で時折話しながら夕飯を食べた。透夜曰く、エリスが家族以外にあんなに柔和な態度を出すのを見たことがないという。親戚にも見せなかった一面が、勇気の出現により見られたことに、透夜は衝撃を覚えたようだ。
「僕はエリス君の友達になりたかった。なのに……エリス君の何も知らなかったし、側にもいられなかった。僕の完敗だ、井之上勇気」
そう苦い顔で言う透夜に、勇気は困った顔をする。
「勝ちとか負けとかではないと思います。それに……これから、透夜さんもエリスの友達になってくれるんでしょう? きっと喜びます、友達、欲しがってたから」
「本当にか? エリス君は、僕と一緒で喜んでくれるのか」
「そりゃあ、勿論。エリスだって、透夜さんのこと好きじゃなかったら、お友達になろうなんて言いませんよ、たぶん」
そう言うと、透夜は「ふむ」と何かを考えるようにしてから、勇気に言う。
「なら、今度は僕も一緒に何処かへ遊びに行こう」
「エッ」
「えっ、じゃないだろう! 友達なら、みんなで遊びに行くものなんじゃないか? たぶん」
透夜のその言い方に、勇気は眉を寄せた。
「……まさか、透夜さん。……透夜さんの初めての友達が、エリスだとか、言いませんよね……?」
「エリス君だけが友人に決まっているだろう。他にたくさんいるなんて事になったら、エリス君に対して失礼じゃないか」
「こ、こじらせてるぅ~……」
勇気は頭を抱えた。どうしてこう、こじらせたボッチ族ばかりなのか。
「それじゃあ友達が何するかとか、透夜さんだってわからないんじゃないですか」
「そうなるな。そういう意味でも、井之上勇気、悔しいが貴様が頼りの綱だ。後のことは任せたぞ」
「ええ~……」
勇気は透夜を見た。彼は赤くなった顔で酒を煽り、肉を頬張ってばかりで、何処まで理性が有るのかもわからない。わからないが、とりあえず、勇気はある事実を確認する事にした。
「あの~。俺達3人で遊ぶって事ですよね」
「そうだ」
「なら、……その、俺と透夜さんも友達って事になりますよ?」
「……」
透夜は一瞬止まって、それから勇気を見た。きょとんとした顔をした後で、透夜は何故か肩を震わせて笑い始めて、そして、大きな声で言った。
「そうか! 井之上勇気、貴様を僕の二人目の友達にしてやろう! 誇りに思え、井之上勇気! エリス君や私のようなエリートと友人になれたのだから!」
今の自分がエリートだっていう自信は有るんだよなあ。勇気は苦い顔で透夜を見ながら、「はあ……」と気の無い返事をした。
一言で表せば、ひどいクリスマスだった。
今年のクリスマスは運悪くど平日であったから、一日中デートして夜を迎えるカップルは少ないだろう。それでも、夜は食事の一つもして、プレゼントの交換でもするのではないだろうか。冷え込んだ夜の街はイルミネーションと軽快なBGMで賑やかだ。あちこちでサンタクロースの姿をした店員が、ケーキやチキンを売ろうとしている。
そんな街の中を、くたびれたスーツの勇気が一人、歩いている。
カップルばかりの街の喧騒に疲れ果て、勇気が入ったのはとある居酒屋だ。クリスマスディナーにカップルは居酒屋には来ないだろうと踏んだ。店内はいつものように仕事帰りのサラリーマン達で賑わっていた。勇気は安堵の溜息と共に店員に案内され、カウンターに座って。
「……?!」
隣の席に座っていた、透夜の姿に飛び退いた。
「?! い、井之上勇気?! こ、ここで一体何を……!」
既に酒を飲んでいるのか赤らんだ顔の透夜も驚いていたが、勇気も「貴方こそ!」と返す。
「エリートなのにこんなところで……」
「今日はいつも通っているような高い店は危険なんだ。何処もかしこも……その……わかるだろうが」
「あ、……ああ……心中お察しします……」
あの、お隣、いいですか。勇気が恐る恐るいうと、透夜は嫌そうな顔をしていたが、頷いた。
何故、クリスマスの夜に勇気がこんな目に合っているか。それは、あの最後の夜に遡る。
セックスを終えて。心地よい疲労と解放感に身を任せて、二人で抱き合って微睡んでいる時に、尋ねたのだ。
「エル、クリスマスって、どうする……?」
デートプランは色々あるだろう。しかし平日だ。何処まで何をするかは考えなければいけない。そしてその後の休日に、たっぷり愛を育むのだ。そう考えていたから。
「? クリスマス……?」
エリスが不思議そうに言った言葉がたいそうショックだった。
「クリスマスは、ファミリーと、過ごす、そうでしょ?」
文化の違いだ。日本では性なる夜とまで揶揄されているクリスマスだが、向こうでは神聖な日なのだから、家族と厳かに迎えるのが当然なわけで。勇気はすっかりエリスとデートをするつもりだったから、しょげてしまったのだ。
普通の平日に会えないのは仕方ないが、クリスマスに会えないのは少し寂しい。周りが浮き足立っているだけに、余計に意識してしまうのだ。
だから、気を紛らわせるために居酒屋に入った。そこに、ある意味ライバルのような透夜がいたのだった。
「井之上勇気、酒は飲まないのか」
注文をする時にウーロン茶を頼んでいたのを隣で聞いていたらしい透夜が、そう言う。勇気は「明日も仕事ですから」と苦笑いしながら答えたが、透夜は「僕だってそうだ」とむすりとした顔で言った。
どうしてクリスマスイヴに恋敵みたいな奴と二人で飯を食うはめになったんだ。勇気はゲンナリしながら、注文の品が届くのを待つ。とても長く感じられた。
「……井之上勇気」
「は、はい」
「お前、先日の夜のことを覚えているか」
「えっと、まあ、薄っすらと……」
正直に答える。エリスが加減をしてくれていたから、いつもよりは記憶していることも有るが、それでも曖昧な記憶には違いないのだ。細かいことまでは覚えていない。
「そうか。僕もなんだ、あの時はつい飲みすぎてしまって……。タガが外れてしまった僕の姿はさぞ惨めだったろう」
エリスの友達になりたかったのだと泣きじゃくっていた事だろうか。勇気はその夜のことを思い出しながら「そんな事は」とこれまた正直に首を振った。
「エ、……エリスは、確かに天才だし、美人過ぎるし、高嶺の花だから俺もきっかけがなければ近付けなかったと思います。憧れる気持ちも、だからこそ近づけないのも、わかります……」
事故で接点を持ってしまったからこそ、勇気とエリスは今のような関係だが、そうでなければ一生巡り会うことも無かったろうし、住む世界が違うのだと考えて、勇気から声をかけることも無かっただろう。
「それに、透夜さんがその……俺に意地悪な態度を取るのも、まあ仕方ないかなって……」
「僕が意地悪だと」
「えっ、意地悪してないつもりなんですか! じゃあ……拗ねてるとか……こじらせてるとか……」
「……貴様が僕をどう思ってるかは、よくわかった」
透夜は大きな溜息を吐いたが、怒っているような様子でもなかった。
「だ、だって、透夜さんは努力家だってわかりましたし、俺は本当にすごいと思いました、エリスと友達になるために、そこまでしようっていう強い思いも伝わってきましたし……」
「……貴様は、エリス君とは全く吊り合わない平凡な男だが。そうして臆面も無く人を褒めようとするところは感心する」
エリス君もお前だから簡単に心を許したのかもしれないな。透夜は呟いて、酒を煽った。
その頃には勇気の頼んだ料理も届いていて、それからは気まずい思いもせず、二人で時折話しながら夕飯を食べた。透夜曰く、エリスが家族以外にあんなに柔和な態度を出すのを見たことがないという。親戚にも見せなかった一面が、勇気の出現により見られたことに、透夜は衝撃を覚えたようだ。
「僕はエリス君の友達になりたかった。なのに……エリス君の何も知らなかったし、側にもいられなかった。僕の完敗だ、井之上勇気」
そう苦い顔で言う透夜に、勇気は困った顔をする。
「勝ちとか負けとかではないと思います。それに……これから、透夜さんもエリスの友達になってくれるんでしょう? きっと喜びます、友達、欲しがってたから」
「本当にか? エリス君は、僕と一緒で喜んでくれるのか」
「そりゃあ、勿論。エリスだって、透夜さんのこと好きじゃなかったら、お友達になろうなんて言いませんよ、たぶん」
そう言うと、透夜は「ふむ」と何かを考えるようにしてから、勇気に言う。
「なら、今度は僕も一緒に何処かへ遊びに行こう」
「エッ」
「えっ、じゃないだろう! 友達なら、みんなで遊びに行くものなんじゃないか? たぶん」
透夜のその言い方に、勇気は眉を寄せた。
「……まさか、透夜さん。……透夜さんの初めての友達が、エリスだとか、言いませんよね……?」
「エリス君だけが友人に決まっているだろう。他にたくさんいるなんて事になったら、エリス君に対して失礼じゃないか」
「こ、こじらせてるぅ~……」
勇気は頭を抱えた。どうしてこう、こじらせたボッチ族ばかりなのか。
「それじゃあ友達が何するかとか、透夜さんだってわからないんじゃないですか」
「そうなるな。そういう意味でも、井之上勇気、悔しいが貴様が頼りの綱だ。後のことは任せたぞ」
「ええ~……」
勇気は透夜を見た。彼は赤くなった顔で酒を煽り、肉を頬張ってばかりで、何処まで理性が有るのかもわからない。わからないが、とりあえず、勇気はある事実を確認する事にした。
「あの~。俺達3人で遊ぶって事ですよね」
「そうだ」
「なら、……その、俺と透夜さんも友達って事になりますよ?」
「……」
透夜は一瞬止まって、それから勇気を見た。きょとんとした顔をした後で、透夜は何故か肩を震わせて笑い始めて、そして、大きな声で言った。
「そうか! 井之上勇気、貴様を僕の二人目の友達にしてやろう! 誇りに思え、井之上勇気! エリス君や私のようなエリートと友人になれたのだから!」
今の自分がエリートだっていう自信は有るんだよなあ。勇気は苦い顔で透夜を見ながら、「はあ……」と気の無い返事をした。
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