三日坊主の幸せごっこ

月澄狸

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一口に精神探求といっても、やっぱり鵜呑みじゃなく自分軸が必要か

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 スピリチュアルについてはネットでも情報が溢れているだろうと思って検索してみたら、「なんか怪しいぞ」というものが多くヒットした。

 怪しいってのは、悪徳商法みたいなのだけじゃなく(まぁセミナーだか講座だかなんだか、そういうのに誘導されることも多いのかもだけど)、自称「私はすごい人」だとか、「この世以外のことが見える」とか言っていても、みんながみんな本物とは思えず、どうなのかな~って。
 見えない我々からすると、「見える」と言われたら、真偽は分からないわけなんだけど。

 こうなると、専門用語とか、ワードに頼るのも危ないかもな~と思った。
 警察官や教師でも、性犯罪者はいるように。自称フェミニストの多くがただのミサンドリストであるように。「◯◯」だから安心、本物、正解、なんてものはない。

 人は他人を侮蔑したり、「私ってすごい」と優越感を持ったり、他人を差別するのが好きだ。「◯◯」と、もっともらしい言葉ばかりを広めては危険だ。言葉が先走って目立てば、「私は◯◯だ」と言い出す、自称◯◯が大量発生し、どれが質のいい情報なんだか分からなくなる。

 私の投稿を見に来る人には、少しでも自分の知っている情報を伝えたいと思っていた。
 けれどその情報がカオスだったら。変な世界に引きずり込んでしまうことになる。やっぱダメだな。

 便利な言葉……一言で伝わるような言葉……そういうのに頼らず、思ったことを一つ一つ、考えていった方がいいかも。情報が錯綜していようと、逆にみんな同じことを言っていようと。違うかもしれない。

 なぜ病気というものが存在するのか。菌やウイルス、害虫だって命じゃないのか。
 なぜ人は差別し、争うのか。なぜ力で押さえつけようとしたり、溢れてしまうような欲望があるのか。

 そういうことの答えを探したいのであって、「私ってすごい!」と言う人に「ハハー」と頭を下げたり、「レベルの高い人と低い人がいる」「私たちは上の階級」と差別するために精神探求をしたいわけではない。はず。

 結局、雰囲気……曖昧なこと……それをどれだけ「心地いい」とか「なんか居心地悪いな」とか感じられるようになるかどうか。どれだけ愛があるか。そこなのかもな~と、薄らぼんやり思った。


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