三日坊主の幸せごっこ

月澄狸

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同じヘンなら

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 死後の世界。天国とか、極楽とか。あるいは別の文化の世界観、または怪談や都市伝説……。語られる死後の世界の「世界観」は様々。きっとここ(現世)みたいに、色んな国……国ではないんだろうけど、色んな世界観があるんだと思う。ここより多様な。

 漫画コーナーにも、色んな世界観が並んでる。私たちの実際の「日本」は一つであって、自分の町を出て歩いていっても、やっぱり日本だなぁというか、テレビで見たような町であり、現実だなと思うんだけど。漫画の世界観は、ほのぼのしていたり殺伐としていたり何でもアリだったり、多様ですごいね。

 きっと死後の世界は、古本屋で漫画を選ぶように、多様で自由なんじゃないかな。というか、そうあってほしい。現実はある程度世界観が決まりきっているから(学校に行くとか就職するとか老いるとか)、死後の世界は自由であってほしい。


 けど私には霊能力も何もないし、漫画しか読めない症候群で、本も積ん読してばかりだし、何だかんだ言っても生きなきゃいけないし、オカルトとスピリチュアルと変な詐欺師の見分けもつかないし、これ以上語れることはない。
 ……何か壮大な話を始める予兆ではない。本当に、何も持っていないから出せないのだ。

 オカルト、怪談……「怖い」のは別にそこまで好きじゃない。不気味な死、痛い死もイヤだ。
 ただ、「怖い」とセットになりがちな、死後の世界とか妖怪とか、そういうのは好き。でも価値観を固定されちゃうのはイヤ。「死後の世界は、ああでこうで……」とか。それは自分で選ぶし自分で作る。


 アメブロにいたときは、宇宙がどうとかスピリチュアルとか流行っているように見えた。別コミュニティーに来てみると、そうでもない。あのときはスピリチュアルブームで引き寄せの法則とか宇宙の法則とか流行っていたのか、コミュニティーごとの空気の違いか。あるいは私がそういうものを受け取らなくなったからか。

 霊が見えるといった能力のない私には、創れるものも発信できるものもない。そういうので何か発信できる人が羨ましい。私がそういうのを語るには「テレビで見た」「本で読んだ」など、人を介して受け取った情報しかないわけで。それは一般人であるうちはまぁ良いんだけれど、著作権とかで揉めている発信者もおられたようなので。自分の言葉ではないものをアチコチから引っ張ってきて……というのは、一時的な表現スタイルとしては難しいのかも。


 ってことで、やっぱり語れることはない。

 以前はスピリチュアルやオカルトを語ることで、変だと思われるリスクがあった。でも「何も良いことがない」などと、見た人の気力まで奪うようなクソつまらんネガティブ話しかしないくらいなら、オカルトについて語った方が楽しそうではある。(スピリチュアル的な)宇宙とか龍とか神社とかは、あんまり興味なかったんだけどね。


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