三日坊主の幸せごっこ

月澄狸

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ロスってる暇がない(ブギウギ・光る君へ・虎に翼)

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「ブギウギ」が終わったら、やなせたかしさんの「あんぱん」が始まると思い込んで、「これは見ないわけにはいかないよなー」なんて言っていたのだが、別のが始まった。あれっ? 「あんぱん」はこの次なのか?

 しかし「虎に翼」も、出だしからして面白い。「最初は面白いけど、あとでテンポが悪くなる」パターンもあるかと思っていたけれど、今のところめっちゃ面白い。見応えがある。
 ブギウギが楽しかったので、ブギウギロスになるんじゃないかと思っていたが、「虎に翼」が面白いので、そうなっていない。
 トラちゃんがちょっとKYなんだけど、そこがいい。空気読んでたら何も変わらないよね。「トラ」というだけあって、どことなく獣っぽくて可愛い。

「ブギウギ」「光る君へ」「虎に翼」と、「切り開いてゆく、強い女」が描かれていて、世界観も女を立てて(?)くれているのがありがたく、爽快だ。
「虎に翼」の出だしでちょこっと、「ブギウギ」っぽいシーンをやってくれたし。テーマも似ていて、繋がりを感じる。「女性の人生、女性の幸せとは? 性別とは?」みたいな。

 それだけを描いているわけじゃないけど、何か一貫性がある。女性視点でありがたい。
 あと、「ブギウギ」「光る君へ」「虎に翼」には独特のギャグ? がある。なんか笑える。

 ブギウギの「男の子だったら、名前はカブトにしてください」は賛否両論だったらしい。個人的には「そんなシリアスなシーンで笑かしてくる?」とウケたんだけど。空襲警報が鳴り響く中、ウ◯コきばっているシーンも斬新だった。
 それぞれモデルがおられるけれど、私は実在の人には詳しくないので、キャラクターとして楽しんでいる。実在の人物に思い入れがある人はまた、違う思いで見ているのかも。

「そろそろドラマを見るのやめて、創作の時間を捻出しようか。大体朝ドラのパターンも分かってきたし(子どもから大人になってゆく、現実は厳しいけれど夢が叶う、家族が病気になり亡くなるなど)」なんて思っていたのだけど、「ブギウギ」「光る君へ」そして「虎に翼」と面白く、「あんぱん」もやるので、やめられそうにない。


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うだつの上がらないエッセイ集(たまに自由研究)
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生き物の話や夢の日記、思い出や星占いの話など、思いついたことを色々詰め込んだ連載です。


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