92 / 417
テキトーにフォローしてテキトーにフォロー外すの、新手のピンポンダッシュかよ
しおりを挟む
なんか恋愛関連のものを見ていると、「誰にも愛されないお前にはなんの価値もない」と責め立てられているような気持ちになって、どうにもしんどい。
何年くらいこのモードにいるんだろう。どうやったら治るのか、あるいは治さずにお気楽に生きていく方法はあるのか。
マイペースに一人で楽しむこととか、友情ものとか、ゆるく淡いものには癒される。
あとディズニーとかだと、メインの主人公は恋愛していても、まわりのキャラは一人、あるいは友達とマイペースに生きていたりと、「それぞれ自由でいいんだ」という逃げ道が残されている気がする。全員が恋しなきゃいけないわけじゃないんだなって。
ゆるい話や友情ものがいいって話と矛盾するけど、けっこう残虐な話も好き。けど残虐が好きというより、命そのものを問うような……なんていうか、考えさせられる残虐性が好きかも。ただ虐待したり威圧したりとか、無意味な加虐は好まないと思いたい。特に女性が犯されるような描写(それも男性読者を興奮させるためだけのもの)はムカつく。
思うにまだ私は、それぞれ自由でいいと心から納得できていないから、余裕がないわけだ。自分にとって「恋愛」「結婚」「子ども」とかは、まだ人生において触れたこともないのに、痛手なのだ。
まぁこんな悠長なこと言ってられるのも今のうちで、そのうち老いだの介護だの病気だのお金だの、嫌でも考えないといけないことに埋め尽くされてゆくかもしれないけど。それまでは似たような心境を、打破することもなく、グルグル、グルグル。
結局、まだしばらくは悠長に悩んでいられるのならば……。どうせなら楽しいこと考えればいいのに。
どうも世間にとって「楽しい」カテゴリの多くが、私の中の「苦手」カテゴリに入っているようで、どうやったら「楽しい」を選び、「苦手」を手放せるのか分からない。過剰反応しなきゃいいだけなのに、どうにもこうにも。
場違いなのか。KYなのか。出来損ないなのか。なんだろう。
万が一告白されたりしたら、と考えても、それも恐ろしい。肉体も性も老いも、何もかも怖い。受け入れることは無理だが、断るのも苦しい。どうせ告白されることなどないから良いんだけど、何の心の準備もしていないままぼんやり過ごしていると、また私に隙があったらどうしようとビビる。……だからもう狙われるような年じゃないってのに。
でも孤独だと寂しく、疎外感を抱くもので。
勝手に選別されて、勝手に残り物みたいになって。そんな世界を選んだつもりないのに。
世界に「友情」しかなければいいのに。
その「友情」すら育めない。緊張する。目が合わせられない。
分からない。できない。勝手に落ちこぼれた気になる。
苦手なんだなぁ、人生が。
何年くらいこのモードにいるんだろう。どうやったら治るのか、あるいは治さずにお気楽に生きていく方法はあるのか。
マイペースに一人で楽しむこととか、友情ものとか、ゆるく淡いものには癒される。
あとディズニーとかだと、メインの主人公は恋愛していても、まわりのキャラは一人、あるいは友達とマイペースに生きていたりと、「それぞれ自由でいいんだ」という逃げ道が残されている気がする。全員が恋しなきゃいけないわけじゃないんだなって。
ゆるい話や友情ものがいいって話と矛盾するけど、けっこう残虐な話も好き。けど残虐が好きというより、命そのものを問うような……なんていうか、考えさせられる残虐性が好きかも。ただ虐待したり威圧したりとか、無意味な加虐は好まないと思いたい。特に女性が犯されるような描写(それも男性読者を興奮させるためだけのもの)はムカつく。
思うにまだ私は、それぞれ自由でいいと心から納得できていないから、余裕がないわけだ。自分にとって「恋愛」「結婚」「子ども」とかは、まだ人生において触れたこともないのに、痛手なのだ。
まぁこんな悠長なこと言ってられるのも今のうちで、そのうち老いだの介護だの病気だのお金だの、嫌でも考えないといけないことに埋め尽くされてゆくかもしれないけど。それまでは似たような心境を、打破することもなく、グルグル、グルグル。
結局、まだしばらくは悠長に悩んでいられるのならば……。どうせなら楽しいこと考えればいいのに。
どうも世間にとって「楽しい」カテゴリの多くが、私の中の「苦手」カテゴリに入っているようで、どうやったら「楽しい」を選び、「苦手」を手放せるのか分からない。過剰反応しなきゃいいだけなのに、どうにもこうにも。
場違いなのか。KYなのか。出来損ないなのか。なんだろう。
万が一告白されたりしたら、と考えても、それも恐ろしい。肉体も性も老いも、何もかも怖い。受け入れることは無理だが、断るのも苦しい。どうせ告白されることなどないから良いんだけど、何の心の準備もしていないままぼんやり過ごしていると、また私に隙があったらどうしようとビビる。……だからもう狙われるような年じゃないってのに。
でも孤独だと寂しく、疎外感を抱くもので。
勝手に選別されて、勝手に残り物みたいになって。そんな世界を選んだつもりないのに。
世界に「友情」しかなければいいのに。
その「友情」すら育めない。緊張する。目が合わせられない。
分からない。できない。勝手に落ちこぼれた気になる。
苦手なんだなぁ、人生が。
0
【うだつの上がらないエッセイ集】
生き物の話や夢の日記、思い出や星占いの話など、思いついたことを色々詰め込んだ連載です。
【良くも悪くも、星の回転は止まらない】
詩集です。すぐ読める短いものが多いです。20編で完結しました。
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
男女について考える(ほとんど憶測と偏見とヒステリー)
月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
私は生物学も心理学も学んでいない、ただの学のない女だ。ついでに恋愛経験もない、さらには友達もいない。告白されたこともないし当然したこともない。そんなわけでこの連載は、浅い知識と経験から「なんとなく思ったこと」を感情的に書き連ねるだけのものになる。読んでも何の学びもなく、不快になるだけなのでご注意を。(※LGBTQについては分からないので、基本的に古い価値観オンリーで書きます。)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
『茜色に染まる心』
小川敦人
エッセイ・ノンフィクション
野村隆介、六十七歳。妻と死別して十年、孤独を仕事で紛らわせてきた彼の心が動き出したのは、ボランティア活動で出会った渚菜緒子という女性がきっかけだった。彼女の柔らかな笑顔や憂いを帯びた瞳に惹かれ、いつしかその存在が彼の胸に深く刻まれていった。しかし、菜緒子の左手薬指の指輪は、彼女が既婚者である現実を突きつけ、隆介の想いが叶わないものであることを示していた。
それでも、菜緒子と出会えたことは隆介にとって大きな幸せだった。彼女の些細な仕草や言葉が日々の活力となり、夕陽を見ながら彼女を想うことで心の温かさを感じていた。彼女の幸せを願う一方で、自分の心が揺れ動くたびに切なさを覚えた。
ある日、彼女との何気ない会話が心に残る。その後、図書館で出会ったカフカの詩が、彼の心を解き放った。「大好きと思える人がいることは幸せ」という言葉が彼の心を温かく包み込み、彼はその想いを受け入れることを学ぶ。
「出会えたことに感謝する」。隆介はこの恋を人生最大の宝物として胸に抱き、穏やかで清らかな喜びと共に、茜色の空を見上げる日々を大切にしていく。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる