三日坊主の幸せごっこ

月澄狸

文字の大きさ
上 下
77 / 417

行き先未定

しおりを挟む
 自分の欠点が何で課題が何か、分かっているようでサッパリ分かっていないかも。

 人慣れしなきゃいけないかも、ここで一人でゴチャゴチャ書いていても成長しないかも。

 でも成長って何? 「これで良いんです」と言ってしまえば終わる話かもしれない。

 人は間違える。自分も間違える。そして「間違いも善も悪もない」、とも言う。

 人は好みが違う。人の好きなものに、私は興味ない。私の好きなものに、人は興味ない。

 じゃあ何だろう、結局どうすればいいのだろう。別に問題なんてないっちゃないのか。


「ちゃんと背景や人や、影や光も描くように」と言われたとしても、今のところやっていないことは結局、「興味がない」「やりたくない」「できない」のどれかだ。


「もっとマンガをこうしてああして……」と言われたら、「よっしゃ頑張るぞー!」ではなく、「もうやーめた」となってしまいたい。面倒臭い。


 面倒臭い。エコだ、配慮だ、多様性だ……誰も私には配慮してくれなかったくせに!
 いや、めちゃくちゃ配慮されてるんだけど。仕事など明らかに私だけ毎日甘めに設定してもらっている。見たら分かる。声かけもめっちゃ優しくしてくださるし。


 絵でも仕事でも文章でも、誰もが、やればやるだけ上達できるわけではない……と思う……。

 上手って何だろう、仕事は分かりやすいのだけど。
「結局早く丁寧に確実にやるしかないのね」と。分かっていてもあんまりできないけど。


 じゃ、芸術の上達、究極、完成、理想って?
 それが分からないのは個人的な問題か。

 言っちゃ悪いけど、すごい人気のもの、クオリティが高いもの、賞賛されているものでも、「こんなもんか」と思ったりする。もっともっと素晴らしい「答え」みたいな、そういう芸術ができそうな気がするのだ……

 って芸術の定義間違ってるかな。
 じゃあ創作。作品。


「絵を上手く」そういう必要性は感じないかも。
 ラクガキみたいな絵でも、ちゃんと状況が描かれていれば十分分かるし、描き込まれた絵だけがすごいわけでもない。

 何がどのくらい上手いとか、技術や完成度がどうとかじゃなく、人間じゃない、人間離れした発想になりたくて模索しているのかも。


しおりを挟む
うだつの上がらないエッセイ集(たまに自由研究)
【うだつの上がらないエッセイ集】

生き物の話や夢の日記、思い出や星占いの話など、思いついたことを色々詰め込んだ連載です。


良くも悪くも、星の回転は止まらない

【良くも悪くも、星の回転は止まらない】

詩集です。すぐ読める短いものが多いです。20編で完結しました。



ツギクルバナー
感想 41

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

世界は何もくれないから 好きに生きていい

月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
不安のプレゼントなら溢れているけどね。

男女について考える(ほとんど憶測と偏見とヒステリー)

月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
 私は生物学も心理学も学んでいない、ただの学のない女だ。ついでに恋愛経験もない、さらには友達もいない。告白されたこともないし当然したこともない。そんなわけでこの連載は、浅い知識と経験から「なんとなく思ったこと」を感情的に書き連ねるだけのものになる。読んでも何の学びもなく、不快になるだけなのでご注意を。(※LGBTQについては分からないので、基本的に古い価値観オンリーで書きます。)

『茜色に染まる心』

小川敦人
エッセイ・ノンフィクション
野村隆介、六十七歳。妻と死別して十年、孤独を仕事で紛らわせてきた彼の心が動き出したのは、ボランティア活動で出会った渚菜緒子という女性がきっかけだった。彼女の柔らかな笑顔や憂いを帯びた瞳に惹かれ、いつしかその存在が彼の胸に深く刻まれていった。しかし、菜緒子の左手薬指の指輪は、彼女が既婚者である現実を突きつけ、隆介の想いが叶わないものであることを示していた。 それでも、菜緒子と出会えたことは隆介にとって大きな幸せだった。彼女の些細な仕草や言葉が日々の活力となり、夕陽を見ながら彼女を想うことで心の温かさを感じていた。彼女の幸せを願う一方で、自分の心が揺れ動くたびに切なさを覚えた。 ある日、彼女との何気ない会話が心に残る。その後、図書館で出会ったカフカの詩が、彼の心を解き放った。「大好きと思える人がいることは幸せ」という言葉が彼の心を温かく包み込み、彼はその想いを受け入れることを学ぶ。 「出会えたことに感謝する」。隆介はこの恋を人生最大の宝物として胸に抱き、穏やかで清らかな喜びと共に、茜色の空を見上げる日々を大切にしていく。

「自分さえ良ければいい」がしっくりくる

月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
思ってもいないことや、身の丈に合わない綺麗事・正論を目指そうとするとしんどくなる。自分で放った言葉にウッとなることもある。ネガティブなもので。 なので日々、「しっくりくる意見や言葉」を探している。 しっくりこようがこなかろうが自己満足であって、特に行動を起こすわけでもないから、意味はないのだけれど。とりあえず、ウッとならない「理屈」を探している。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

アルファポリスユーザーと世間一般のズレ2

黒いテレキャス
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリス登録して半年経っての印象

BL書籍の印税で娘の振り袖買うつもりが無理だった話【取らぬ狸の皮算用】

月歌(ツキウタ)
エッセイ・ノンフィクション
【取らぬ狸の皮算用】 書籍化したら印税で娘の成人式の準備をしようと考えていましたが‥‥無理でした。 取らぬ狸の皮算用とはこのこと。 ☆書籍化作家の金銭的には夢のないお話です。でも、暗い話じゃないよ☺子育ての楽しさと創作の楽しさを満喫している貧弱書籍化作家のつぶやきです。あー、重版したいw ☆月歌ってどんな人?こんな人↓↓☆ 『嫌われ悪役令息は王子のベッドで前世を思い出す』が、アルファポリスの第9回BL小説大賞にて奨励賞を受賞(#^.^#) その後、幸運な事に書籍化の話が進み、2023年3月13日に無事に刊行される運びとなりました。49歳で商業BL作家としてデビューさせていただく機会を得ました。 ☆表紙絵、挿絵は全てAIイラスです

処理中です...