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自分のせい、人のせい、「せい」にするな
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今、人生で一番マシな環境にいる。永遠に今のペースのままではいられないだろうが、概ね優しい人に囲まれ、許され、可愛がってもらいながら生きている。
何もかもを自分のせいにするには重く、心が弱く、孤独感が強くて。人のせいにしてきた。
人でなくても、何かのせいにすることに浸ってきた。「過去に◯◯があった」「病気かもしれない」と、免罪符を求めてきた。
けれど薄々分かっている。「◯◯のせい」とかじゃなく。自分自身をバージョンアップできればきっと、心ある人々と繋がれるのだ。
心ある人々は、心の汚い人間を見たら距離を置く。あえて注意などしてこないだろう。考え方は人それぞれなんだから。
心ある人と繋がりたいなら、心を綺麗にする。
心を綺麗にしたら、自分の欠点に気づく。
自分の欠点に気づいたら、人の欠点に寛容になる。自分も許せる。
こうやって許し合いながら関係を紡げる……そういう世界が、見えていないわけではない。
ただ、私は優しさに飢え、人を振り回すだけ。慰めを待つだけ。愛を奪い取り、返すことができないのだ。
だから温かい関係を育むことができず、せっかく芽が出た関係性をブチ切ってしまう。実が生るところまで、自分を保つには程遠く。
するとまわりに残るのは、「文句を言い合い、執着し合う」ような関係、あるいは浅い関係ばかりなのだろう。
私などいついなくなったって、誰にも何の影響もない。そしてただ、孤独を悲しみ、自分を哀れんでいるだけで、愛を注ぐ器には達しない。
とりあえず、メンタル強くしよう。完全に逃げたり避けたり攻撃したりしなければ、浅くても淡くても、関係性は残る。
職場では仕事の話しかできない。弱みを晒せるほど安全ではなさそうだ。
多分裏であれこれ言われている。そりゃしょうがない、役に立っていないからしょうがない。
仕事のみならずまだどこでも役に立たない。でも甘えでも何でも、「生きている自分を肯定」するしかない。肯定できなくなったら死ぬしかないのだから。
働くしかない世の中で、まだ個性だの人間性だの、そんなことになかなか光が当たらない。
けどいつか人格というものに日が当たる頃……私の人格は……落ちぶれているか、上がっているか?
紆余曲折の後、上がれていたら良いんだけどなぁ。
何もかもを自分のせいにするには重く、心が弱く、孤独感が強くて。人のせいにしてきた。
人でなくても、何かのせいにすることに浸ってきた。「過去に◯◯があった」「病気かもしれない」と、免罪符を求めてきた。
けれど薄々分かっている。「◯◯のせい」とかじゃなく。自分自身をバージョンアップできればきっと、心ある人々と繋がれるのだ。
心ある人々は、心の汚い人間を見たら距離を置く。あえて注意などしてこないだろう。考え方は人それぞれなんだから。
心ある人と繋がりたいなら、心を綺麗にする。
心を綺麗にしたら、自分の欠点に気づく。
自分の欠点に気づいたら、人の欠点に寛容になる。自分も許せる。
こうやって許し合いながら関係を紡げる……そういう世界が、見えていないわけではない。
ただ、私は優しさに飢え、人を振り回すだけ。慰めを待つだけ。愛を奪い取り、返すことができないのだ。
だから温かい関係を育むことができず、せっかく芽が出た関係性をブチ切ってしまう。実が生るところまで、自分を保つには程遠く。
するとまわりに残るのは、「文句を言い合い、執着し合う」ような関係、あるいは浅い関係ばかりなのだろう。
私などいついなくなったって、誰にも何の影響もない。そしてただ、孤独を悲しみ、自分を哀れんでいるだけで、愛を注ぐ器には達しない。
とりあえず、メンタル強くしよう。完全に逃げたり避けたり攻撃したりしなければ、浅くても淡くても、関係性は残る。
職場では仕事の話しかできない。弱みを晒せるほど安全ではなさそうだ。
多分裏であれこれ言われている。そりゃしょうがない、役に立っていないからしょうがない。
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働くしかない世の中で、まだ個性だの人間性だの、そんなことになかなか光が当たらない。
けどいつか人格というものに日が当たる頃……私の人格は……落ちぶれているか、上がっているか?
紆余曲折の後、上がれていたら良いんだけどなぁ。
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【うだつの上がらないエッセイ集】
生き物の話や夢の日記、思い出や星占いの話など、思いついたことを色々詰め込んだ連載です。
【良くも悪くも、星の回転は止まらない】
詩集です。すぐ読める短いものが多いです。20編で完結しました。
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