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やっぱ私のせいちゃうわ!
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今回の文章は多分、だいぶ前に書いたものです。あんまり心境の進展ないけど。
*
父は家庭にノータッチ。自分の実家側の親族にだけかっこつけて話しているらしい。彼の親族側に、私たちのことがどう話されているのかは知らない。関わると、倫理観を疑うような言動が多い。
母は私を守ってくれた。父が私を堕ろと言ったときも、一生懸命私を守ってくれたそうだ。
が、彼女は育児放棄され気味の虐待家庭で育ったらしく、彼女もやっぱりどうもおかしい。
まず、父のエピソードを聞くと、「いいな」と思う箇所が一つもない。母は父の文句を言いまくっているが、なぜ結婚したのかサッパリ分からない。彼女に言わせると「最初は良く見えた彼だが、人格が落ちたのだ」ということらしいが、話を聞いていても、デート中に乱暴な態度を取ったこともあるそうで、やはりなぜ結婚したのか分からない。
「なぜ結婚したのか」問い詰めすぎると、包丁を出して泣き喚いたこともある。私が中高生の頃か、「もう嫌だ。ここは私の世界じゃない」と鬱っぽいことを言って泣き、きょうだい達と慰めたこともある。
ちなみに母が離婚できなかったのは、きょうだいの社会不適合レベルが強すぎたからだと思う。言葉は通じるし、自分一人で出かけたりもできるのだけれど、やたらとこだわりが強く、人を無碍にし、感謝がなく、性格が悪い。グチグチ文句を言い続け、時々怒鳴る。経済的にもとにかく動きようがなかったからである。
母は自分のことを「明るくポジティブな性格」と思っているらしく、実際そのように振る舞い、機嫌がいいときは良いのだが、振れ幅が激しい。完璧主義なようにも見える。下手に家事に手を出すと「そうじゃない」と怒り出し、二時間でも三時間でも説教する。
他にも、こちらから見ると些細などうでもいいようなことですぐ怒り出す。しかも同じ話をループしたり、同じ質問を延々と繰り返したりもする。
この間も、私の判断で些細な行動をしたのだが、以前「◯◯しないで!」と怒られたことがあったので、◯◯は避けて独断でやった。すると母は私が勝手に動いたのが気に入らなかったらしく、怒り出した。「だって以前Aをやったら怒ったからBにしておいたのに」と言ったら、「いつまで同じ話をしているんだ」「進歩がない」と。
母は過保護、過干渉、情緒不安定なのではないか。今時の言葉で言うと「毒親」の傾向があると思う。
「うだつの上がらないエッセイ集2」で、「何気なく自分の気分を調べたら『自己愛性パーソナリティー障害』と出た」と言ったが、自己愛性パーソナリティー障害は母の方ではないか?
母は自分のことを良く言う。誰それに良いことを言われたとか。私のおかげだとか。
で、家事はすごくやってくれたんだけれど、どうも子どもに否定的な言葉をかけがちだと思う。「私がやった方が早い」とか、「あなたがやると壊れるかもしれないから私がやる」とか。で、何でも取り上げて自分でやっては、「なんで私ばっかりやらなきゃいけないんだ!」とたまにキレる。言う通りにしないとキレるし、言う通りにしても、彼女の思った通りにはできていないらしく、キレられる。で、「お前が悪い」という態度だ。
私に「もっとちゃんとしろ」「あなたも悪いんじゃない?」と言う人、探せばいるだろう。探したことないし、人から逃げ続け、実態を隠し続けたから(自分に落ち度があると思ったから)、キツいことを言ってくる人は身内以外にいないけど。
ああ……カウンセリングでも受けに行って、吐き出したいな。でも、なんで私が足を運び、時間を割き、お金を払わなきゃいけないんだ?
それに今の職場が好きだ。もし今と違う仕事、違う生活を勧められて、違う生活をするようになって、それに馴染めなかったら……どうなる?
分かっている。私もだいぶおかしいのだ。私が現状をちゃんと理解し、もっともっと強く、進路を真剣に考え、自立しなければならなかったのだ。全部自分の頭で考えて、自分の足で歩いて。
小学生の頃はほとんど同級生と喋れず、大人とばかり喋り。地球環境がどうなどと壮大なことを言ってみたり、かと思えば生き物を捕まえて、世話もできず無責任に殺してしまったり。
今も偉そうなことを言っているのは……社会不適合者である自分を誰かに見抜かれ、責められることを恐れて、現実逃避をし、「立派な自分」を演じているのだ。
でもバレバレなのだろう。たまに絡んでくるアンチの言葉から、それを感じる。
そう……私は世間知らずで……弱いんだ。
もっと過酷な目に遭って、それでももっと早く立ち上がった人もいる。私は食事を与えられなかったこともなく、おしりペンペンやビンタ以上の暴力を振るわれたこともない。そう、やろうと思えばもっと早くに強くなれたはずだ。しっかりできたはずだ。それでもこれからも、どこまでちゃんとできるか分からない。
他の人から見たら、随分生ぬるく見えるだろう。殴って目を覚ましてやりたいと思われるくらいかもしれない。
けど。
私のせいじゃない。やっぱり私は悪くない。他の環境で育った、性格も違う連中に何が分かるっていうんだ!
勝ってやる。正当に、世間一般の人間に勝ってやる。ニートや引きこもりや低学歴の人を馬鹿にして書き込みしているような、芸能人の誹謗中傷に忙しいような、あんな脳味噌スッカスカの連中に勝ってやる。仕事ができるだけで新人教育もできないくせに自分を正当化して、仕事できない人間を見下しているような奴らに勝ってやる。人並み以上にメンタル強くなってやる!
……いつか。
絶対金持ちになるぞー!!!
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父は家庭にノータッチ。自分の実家側の親族にだけかっこつけて話しているらしい。彼の親族側に、私たちのことがどう話されているのかは知らない。関わると、倫理観を疑うような言動が多い。
母は私を守ってくれた。父が私を堕ろと言ったときも、一生懸命私を守ってくれたそうだ。
が、彼女は育児放棄され気味の虐待家庭で育ったらしく、彼女もやっぱりどうもおかしい。
まず、父のエピソードを聞くと、「いいな」と思う箇所が一つもない。母は父の文句を言いまくっているが、なぜ結婚したのかサッパリ分からない。彼女に言わせると「最初は良く見えた彼だが、人格が落ちたのだ」ということらしいが、話を聞いていても、デート中に乱暴な態度を取ったこともあるそうで、やはりなぜ結婚したのか分からない。
「なぜ結婚したのか」問い詰めすぎると、包丁を出して泣き喚いたこともある。私が中高生の頃か、「もう嫌だ。ここは私の世界じゃない」と鬱っぽいことを言って泣き、きょうだい達と慰めたこともある。
ちなみに母が離婚できなかったのは、きょうだいの社会不適合レベルが強すぎたからだと思う。言葉は通じるし、自分一人で出かけたりもできるのだけれど、やたらとこだわりが強く、人を無碍にし、感謝がなく、性格が悪い。グチグチ文句を言い続け、時々怒鳴る。経済的にもとにかく動きようがなかったからである。
母は自分のことを「明るくポジティブな性格」と思っているらしく、実際そのように振る舞い、機嫌がいいときは良いのだが、振れ幅が激しい。完璧主義なようにも見える。下手に家事に手を出すと「そうじゃない」と怒り出し、二時間でも三時間でも説教する。
他にも、こちらから見ると些細などうでもいいようなことですぐ怒り出す。しかも同じ話をループしたり、同じ質問を延々と繰り返したりもする。
この間も、私の判断で些細な行動をしたのだが、以前「◯◯しないで!」と怒られたことがあったので、◯◯は避けて独断でやった。すると母は私が勝手に動いたのが気に入らなかったらしく、怒り出した。「だって以前Aをやったら怒ったからBにしておいたのに」と言ったら、「いつまで同じ話をしているんだ」「進歩がない」と。
母は過保護、過干渉、情緒不安定なのではないか。今時の言葉で言うと「毒親」の傾向があると思う。
「うだつの上がらないエッセイ集2」で、「何気なく自分の気分を調べたら『自己愛性パーソナリティー障害』と出た」と言ったが、自己愛性パーソナリティー障害は母の方ではないか?
母は自分のことを良く言う。誰それに良いことを言われたとか。私のおかげだとか。
で、家事はすごくやってくれたんだけれど、どうも子どもに否定的な言葉をかけがちだと思う。「私がやった方が早い」とか、「あなたがやると壊れるかもしれないから私がやる」とか。で、何でも取り上げて自分でやっては、「なんで私ばっかりやらなきゃいけないんだ!」とたまにキレる。言う通りにしないとキレるし、言う通りにしても、彼女の思った通りにはできていないらしく、キレられる。で、「お前が悪い」という態度だ。
私に「もっとちゃんとしろ」「あなたも悪いんじゃない?」と言う人、探せばいるだろう。探したことないし、人から逃げ続け、実態を隠し続けたから(自分に落ち度があると思ったから)、キツいことを言ってくる人は身内以外にいないけど。
ああ……カウンセリングでも受けに行って、吐き出したいな。でも、なんで私が足を運び、時間を割き、お金を払わなきゃいけないんだ?
それに今の職場が好きだ。もし今と違う仕事、違う生活を勧められて、違う生活をするようになって、それに馴染めなかったら……どうなる?
分かっている。私もだいぶおかしいのだ。私が現状をちゃんと理解し、もっともっと強く、進路を真剣に考え、自立しなければならなかったのだ。全部自分の頭で考えて、自分の足で歩いて。
小学生の頃はほとんど同級生と喋れず、大人とばかり喋り。地球環境がどうなどと壮大なことを言ってみたり、かと思えば生き物を捕まえて、世話もできず無責任に殺してしまったり。
今も偉そうなことを言っているのは……社会不適合者である自分を誰かに見抜かれ、責められることを恐れて、現実逃避をし、「立派な自分」を演じているのだ。
でもバレバレなのだろう。たまに絡んでくるアンチの言葉から、それを感じる。
そう……私は世間知らずで……弱いんだ。
もっと過酷な目に遭って、それでももっと早く立ち上がった人もいる。私は食事を与えられなかったこともなく、おしりペンペンやビンタ以上の暴力を振るわれたこともない。そう、やろうと思えばもっと早くに強くなれたはずだ。しっかりできたはずだ。それでもこれからも、どこまでちゃんとできるか分からない。
他の人から見たら、随分生ぬるく見えるだろう。殴って目を覚ましてやりたいと思われるくらいかもしれない。
けど。
私のせいじゃない。やっぱり私は悪くない。他の環境で育った、性格も違う連中に何が分かるっていうんだ!
勝ってやる。正当に、世間一般の人間に勝ってやる。ニートや引きこもりや低学歴の人を馬鹿にして書き込みしているような、芸能人の誹謗中傷に忙しいような、あんな脳味噌スッカスカの連中に勝ってやる。仕事ができるだけで新人教育もできないくせに自分を正当化して、仕事できない人間を見下しているような奴らに勝ってやる。人並み以上にメンタル強くなってやる!
……いつか。
絶対金持ちになるぞー!!!
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【うだつの上がらないエッセイ集】
生き物の話や夢の日記、思い出や星占いの話など、思いついたことを色々詰め込んだ連載です。
【良くも悪くも、星の回転は止まらない】
詩集です。すぐ読める短いものが多いです。20編で完結しました。
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