三日坊主の幸せごっこ

月澄狸

文字の大きさ
上 下
143 / 435

やっぱ私のせいちゃうわ!

しおりを挟む
 今回の文章は多分、だいぶ前に書いたものです。あんまり心境の進展ないけど。





 父は家庭にノータッチ。自分の実家側の親族にだけかっこつけて話しているらしい。彼の親族側に、私たちのことがどう話されているのかは知らない。関わると、倫理観を疑うような言動が多い。

 母は私を守ってくれた。父が私を堕ろと言ったときも、一生懸命私を守ってくれたそうだ。
 が、彼女は育児放棄され気味の虐待家庭で育ったらしく、彼女もやっぱりどうもおかしい。

 まず、父のエピソードを聞くと、「いいな」と思う箇所が一つもない。母は父の文句を言いまくっているが、なぜ結婚したのかサッパリ分からない。彼女に言わせると「最初は良く見えた彼だが、人格が落ちたのだ」ということらしいが、話を聞いていても、デート中に乱暴な態度を取ったこともあるそうで、やはりなぜ結婚したのか分からない。
「なぜ結婚したのか」問い詰めすぎると、包丁を出して泣き喚いたこともある。私が中高生の頃か、「もう嫌だ。ここは私の世界じゃない」と鬱っぽいことを言って泣き、きょうだい達と慰めたこともある。

 ちなみに母が離婚できなかったのは、きょうだいの社会不適合レベルが強すぎたからだと思う。言葉は通じるし、自分一人で出かけたりもできるのだけれど、やたらとこだわりが強く、人を無碍にし、感謝がなく、性格が悪い。グチグチ文句を言い続け、時々怒鳴る。経済的にもとにかく動きようがなかったからである。


 母は自分のことを「明るくポジティブな性格」と思っているらしく、実際そのように振る舞い、機嫌がいいときは良いのだが、振れ幅が激しい。完璧主義なようにも見える。下手に家事に手を出すと「そうじゃない」と怒り出し、二時間でも三時間でも説教する。
 他にも、こちらから見ると些細などうでもいいようなことですぐ怒り出す。しかも同じ話をループしたり、同じ質問を延々と繰り返したりもする。

 この間も、私の判断で些細な行動をしたのだが、以前「◯◯しないで!」と怒られたことがあったので、◯◯は避けて独断でやった。すると母は私が勝手に動いたのが気に入らなかったらしく、怒り出した。「だって以前Aをやったら怒ったからBにしておいたのに」と言ったら、「いつまで同じ話をしているんだ」「進歩がない」と。

 母は過保護、過干渉、情緒不安定なのではないか。今時の言葉で言うと「毒親」の傾向があると思う。

「うだつの上がらないエッセイ集2」で、「何気なく自分の気分を調べたら『自己愛性パーソナリティー障害』と出た」と言ったが、自己愛性パーソナリティー障害は母の方ではないか?
 母は自分のことを良く言う。誰それに良いことを言われたとか。私のおかげだとか。
 で、家事はすごくやってくれたんだけれど、どうも子どもに否定的な言葉をかけがちだと思う。「私がやった方が早い」とか、「あなたがやると壊れるかもしれないから私がやる」とか。で、何でも取り上げて自分でやっては、「なんで私ばっかりやらなきゃいけないんだ!」とたまにキレる。言う通りにしないとキレるし、言う通りにしても、彼女の思った通りにはできていないらしく、キレられる。で、「お前が悪い」という態度だ。


 私に「もっとちゃんとしろ」「あなたも悪いんじゃない?」と言う人、探せばいるだろう。探したことないし、人から逃げ続け、実態を隠し続けたから(自分に落ち度があると思ったから)、キツいことを言ってくる人は身内以外にいないけど。

 ああ……カウンセリングでも受けに行って、吐き出したいな。でも、なんで私が足を運び、時間を割き、お金を払わなきゃいけないんだ?

 それに今の職場が好きだ。もし今と違う仕事、違う生活を勧められて、違う生活をするようになって、それに馴染めなかったら……どうなる?


 分かっている。私もだいぶおかしいのだ。私が現状をちゃんと理解し、もっともっと強く、進路を真剣に考え、自立しなければならなかったのだ。全部自分の頭で考えて、自分の足で歩いて。

 小学生の頃はほとんど同級生と喋れず、大人とばかり喋り。地球環境がどうなどと壮大なことを言ってみたり、かと思えば生き物を捕まえて、世話もできず無責任に殺してしまったり。

 今も偉そうなことを言っているのは……社会不適合者である自分を誰かに見抜かれ、責められることを恐れて、現実逃避をし、「立派な自分」を演じているのだ。

 でもバレバレなのだろう。たまに絡んでくるアンチの言葉から、それを感じる。


 そう……私は世間知らずで……弱いんだ。


 もっと過酷な目に遭って、それでももっと早く立ち上がった人もいる。私は食事を与えられなかったこともなく、おしりペンペンやビンタ以上の暴力を振るわれたこともない。そう、やろうと思えばもっと早くに強くなれたはずだ。しっかりできたはずだ。それでもこれからも、どこまでちゃんとできるか分からない。

 他の人から見たら、随分生ぬるく見えるだろう。殴って目を覚ましてやりたいと思われるくらいかもしれない。

 けど。

 私のせいじゃない。やっぱり私は悪くない。他の環境で育った、性格も違う連中に何が分かるっていうんだ!


 勝ってやる。正当に、世間一般の人間に勝ってやる。ニートや引きこもりや低学歴の人を馬鹿にして書き込みしているような、芸能人の誹謗中傷に忙しいような、あんな脳味噌スッカスカの連中に勝ってやる。仕事ができるだけで新人教育もできないくせに自分を正当化して、仕事できない人間を見下しているような奴らに勝ってやる。人並み以上にメンタル強くなってやる!

 ……いつか。

 絶対金持ちになるぞー!!!


しおりを挟む
感想 41

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

うだつの上がらないエッセイ集(2)

月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
なんてことはない文章の集まりです。「2」とありますが基本的に一話完結の予定で、前作の内容は忘れましたのでどなた様でもお気軽にどうぞ。ただ作者はどネガティブなので、お気軽に開いた結果どんよりとした気持ちにさせてしまったらすみません。

夫から「用済み」と言われ追い出されましたけれども

神々廻
恋愛
2人でいつも通り朝食をとっていたら、「お前はもう用済みだ。門の前に最低限の荷物をまとめさせた。朝食をとったら出ていけ」 と言われてしまいました。夫とは恋愛結婚だと思っていたのですが違ったようです。 大人しく出ていきますが、後悔しないで下さいね。 文字数が少ないのでサクッと読めます。お気に入り登録、コメントください!

愛する貴方の心から消えた私は…

矢野りと
恋愛
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。 周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。  …彼は絶対に生きている。 そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。 だが彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。 「すまない、君を愛せない」 そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。 *設定はゆるいです。

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります

真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」 婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。  そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。  脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。  王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。

世界は何もくれないから 好きに生きていい

月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
不安のプレゼントなら溢れているけどね。

妻を蔑ろにしていた結果。

下菊みこと
恋愛
愚かな夫が自業自得で後悔するだけ。妻は結果に満足しています。 主人公は愛人を囲っていた。愛人曰く妻は彼女に嫌がらせをしているらしい。そんな性悪な妻が、屋敷の最上階から身投げしようとしていると報告されて急いで妻のもとへ行く。 小説家になろう様でも投稿しています。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

処理中です...