うだつの上がらないエッセイ集（２）

ごめんなさい

　やっぱり昨日書いた内容が、考えれば考えるほど間違っています。私は全然見に行けていないのに、それでも見に来てくださる人も多いのに……。そしてそういう人は、テキトーにいいね連打するとかじゃなく、ちゃんと見てくださっていることが一目瞭然なのに、私は好き勝手に投稿して見てもらうばっかだし……。
　でも本当に、「何の興味もない無差別いいね」を見分けることができれば、そこにかける労力を、本当に見てくださっている人に集中して返せるような……。

　いや、それもただ自分がずっと言い訳しているだけです。近年はお返しにバテて、マジで「お返し」できなくなっていると思うのです。
　いや、「過去にいいね返しをしまくったからバテた」というのも言い訳です。ただの都合いいストーリー。お返し自体気まぐれというか。本来気まぐれだったんでしょう、多分。お返しという概念も変だし、みんな好きなページを好きに見るべきで、「私は見ているのにあなたは見てくれない」と言われるのは嫌です（じゃあ言うのもやめよう）。「閲覧労力が不公平だ」とストレスになるなら見るのをやめていただいて結構です。

「いつか王子様が」的に、ファンを求めるクリエイターは多いかもしれないけど、ファンじゃなくても、もっと気楽な付き合いで良いじゃん、と思ったりもします。「なんか良いねと思ったからいいねだよ！」的な。自分もそう、相手もそう、それで良いんじゃないでしょうか。

　あれですかね、私が言いたかったのは、「私は反応を返したり返せなかったりするけど、私が反応するときは本気です。だからそっちも、心のこもっていないいいね乱発はやめてほしい」みたいな？
　けどそれは「やり方の押し付け」です。鍋奉行みたいな。

　みんな、いいねの軽さも巡回の仕方も、マイルールも違うのです。「いいねはテキトーに付けていいもの、リプライは本気」という人が多いのかもしれないし。私は一発のいいねが重いせいで、逆に見に行けなくなってるし。
　いや、「一発のいいねが重い」って本当でしょうか？　嘘では？　もっとテキトーに押しているような。「内容を読まずに押す」は嫌だけど。全部自分で勝手に思い込んでいるだけの、不確かなマイルールです。自分で自分の言動を美化し、相手の言動を貶めている。

　冒頭で書いたように、私は全然みんなの投稿を見に行けていません。そして自由に行動したいと望んでいます。「いいね返し」はしたくない。特に、心のこもっていないいいねを返すのに一日一時間使っているようでは不毛。
　お互い、好きなように読んで自由にいいねすればいい。そうすれば、いいね返し目的の心のこもっていないいいねにイラつくこともありません。

　もう全面的に私が悪かったです。私が言っていること全部おかしいです。事実は「リンククリック率が低い」こと、それが気になるだけです。「自分自身の閲覧率、お返し率も低い」「お返しをする気もない」「自分は不誠実」なのに、それを棚に上げて、人からの「心のこもった」反応やお金を求めているのです。
　パン屋の前で「私はお金を払いませんが、パンをください」と延々叫んでいるようなものです。あるいは「私はあなたを本気で愛しませんが、あなたは私を本気で愛してください」みたいな。「求めるばかりで与えようとしない」姿勢なのです。

　あー……何が難しいのか分からなくなってくるくらいに、人生難しい。
　とりあえず申し訳ありませんでした。
　でも気持ちの整理がつかないので、同じようなこと言い続けます、永遠に。

「同じことを何度も書いて投稿する」ことに長時間かけている。この時間を使って、誠にお世話になっている人に会いに行くこともできるのに、それをせずに、「誰かのせいで時間がない」みたいな言い方をしている私は最低です。

　時間があっても私は心のこもったいいね返しをしません。できません。自由に動きたいから。本当に自分勝手です。