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敗因と自分対策
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今ひとつ短編のネタを思いついています。しかし思い返せばいつも、「あれ書きたい」「これ書きたい」と騒いでいるわりに、ほとんど何も完成させられていません。書きかけのネタ下書きがいくつもありますが、残念ながらそれらのストーリーはどう書き上げたらいいか分かりません。なぜ、せっかく思いついた物語を書き上げて投稿できなかったのでしょう。
私は以前、投稿し始めた連載を完結させられずほったらかしたことを反省し、「これは完成させられる」という状態になるまで下書きを公開しないように気をつけてきました。長編を完結させる力はないので、短いお話をたくさん作りたいと思っています。で、なぜ有言不実行が続いているのか。
敗因は、一気に書き上げなかったことだと思われます。ズルズルと何日もかけて執筆すると、「何が書きたかったか」分からなくなってくるのです。ストーリーや空気感を忘れるというか、間延びするというか。「心理描写に力を入れたい」「誰が喋っているのか分かりづらい。大勢のキャラの書き分けはどうやって……」などと身の丈に合わない部分にこだわり、短編のはずなのに冒頭がどんどん長くなって話が進まなくなってしまいます。キャラが動いてくれない、性格もよく分からない。感情移入できない。このシーンどうやって書けば。そもそも現実的にこんな展開あり得るのか……と、こんがらがって止まってしまうのです。
ついでに私は、長文を書きたいですが長文が苦手で、今までのストーリーを繰り返し読んで話の流れやキャラを確認することなども、ちょっと億劫になっています。執筆が長くなるほど収拾がつかなくなりがち。
さて、話が変わりますが、現在春の漫画大賞に参加中ということもあり、1ページ漫画をたくさん(自分にしては)描いています。最初は「このエピソード、1ページじゃまとまらないよ~」とか思っていたのですが、見せたい部分にこだわってそれ以外を削ったり、表現を工夫すると(伝わりやすいかどうかは不明ですが)意外と1ページで収まります。エッセイ漫画としても、2ページ・3ページと続くより、1ページでオチつく(?)方がテンポが良いかも(私の作風だと)。
そういえば漫画を描く際は「ムダゴマをなくせ」とよく言われるみたいです。以前はその意味がよく分からなかった私ですが、今は「なるほど、ムダをなくした方が描くのも楽かも……」と少し思い始めています。まぁ私の創作はすべてムダゴマみたいなところがありますが。
「マンガを1ページでまとめる」ということをなんとなく繰り返してきた(特に理由があるわけでもマイルールでもない)結果、「意外と1ページで言いたいことはまとめられる」「短く終わる方が『まず完成させる』という目標を多く達成しやすい」と分かりました。完全に自由であるより縛りがある方がやりやすいのかも。
もっと細やかな心理描写や深いストーリー、美しい演出だとかは、「今ならそれを描く実力があるな」と思えるようになるまでほっといて、今は「サラッとしたショートショートっぽいストーリー」を増やす方が良いかもしれません。いきなり上級者みたいなものを目指そうとせず、初心者でもできる表現、簡単な言葉、使える部品だけを使って、書けそうなものを身の丈に合ったレベルでサラッと書いたら良いのです。で、気に入ったストーリーはいつか膨らませたら良い。
ってこの話、前にもしたような。本当にいつもワンパターンで(しかもすぐ忘れる)嫌になります。
さて……。小説を書く文章力もマンガを描く画力も不足している私ですが、今はコミックエッセイで絵の練習中です。練習中といっても上手い絵を描くんじゃなく(そもそも上手い絵など描けない)、「下手な絵でも伝わるように描く」練習中です。私としては美麗なマンガとかも描きたかったですが、人には向き不向きってものがあるので……(向上心を捨てた言い訳)。
で、ラクガキみたいな絵では何も描けないかっていうと、そんなこともない気がします。描き方次第では色々な表現ができるんじゃないでしょうか。昔のアニメやマンガ、シンプルなイラストでも深いお話、いっぱいありそうな気がします。となると、必ずしも絵を描き込もうとする必要もないのか(作品を売るためなら需要とか萌え絵とか考えないといけないのかもしれないけど、流行路線以外の作品も多いだろうし、急に風向きが変わって萌え絵が一昔前の文化になる可能性もあるような……)。
ってゆーか絵はこの先AIちゃんに全部任せられるようになるのか……。ストーリーもAIちゃんにお任せで……。販売も収益管理もお願いしたい……。
それはよく分からないのでさておき。マンガで練習した「シンプルに短く描く」ことは無駄にはならないと信じたいです。これを極めれば、今までグダグダで完成させられなかった短編アイデアの数々も整理できるか。50ページの作品だとバテそうでも、8ページくらいに圧縮できたら描けるかもしれません。
と、いつものように今日も大風呂敷を広げたまま有言不実行でした。
ちゃんと作品を完成させないと、書く書く詐欺の嘘吐きになってしまう……。小説は書きづらいし、なかなか読者様増えないし、読者様を増やそうと焦って集客活動に走っては失敗したので、もう集中して創作した方が良いかも……。質のいい商品が増えれば、お客様も自然と増えるはず……。これもずっと同じこと言っているなぁ……。
自分を追い込む意味で「あれ書きたい」「これ書きたい」と宣言したものの、追い込み効果が出ていないし、承認欲求を創作のモチベーションとすると「待っている人も読んでくれる人もほとんどいないからもういいや」と投げてしまうし、お客様が増えたら増えたで「期待がプレッシャーになる」などとゴチャゴチャ言い出しそうなので、もう私は「書きます」宣言じゃなく「書けました」報告を並べた方が良さそう。書こうとしても書けないものは書けなかった、書きたいものが書けるとは限らない。そしてなんか分からんけどこんなん書けた日もあった、と。それが気に入ったらその間はお付き合いいただき、気に入らないならそっと離れていただきたいな、と。
で、文章も絵も下手だけど、小説を書けないなら短編マンガを目指すのも良いかも。なんといってもマンガなら漫画大賞に参加でき、参加賞スコアももらえるので、無観客でもカネをモチベーションにすれば創作できるかも。カネ目当てで創作しているうちに運良く画力も上がっていれば一石二鳥。で、いつかマジで上手くなって受賞してデビューしてしまったときのために、プロになるにあたっての心の準備もしておかないと……。作品への思い入れが強すぎて、そこは準備しきれない気もするけど、好きなことで生きるためには、思い入れはほどほどに……。
私は以前、投稿し始めた連載を完結させられずほったらかしたことを反省し、「これは完成させられる」という状態になるまで下書きを公開しないように気をつけてきました。長編を完結させる力はないので、短いお話をたくさん作りたいと思っています。で、なぜ有言不実行が続いているのか。
敗因は、一気に書き上げなかったことだと思われます。ズルズルと何日もかけて執筆すると、「何が書きたかったか」分からなくなってくるのです。ストーリーや空気感を忘れるというか、間延びするというか。「心理描写に力を入れたい」「誰が喋っているのか分かりづらい。大勢のキャラの書き分けはどうやって……」などと身の丈に合わない部分にこだわり、短編のはずなのに冒頭がどんどん長くなって話が進まなくなってしまいます。キャラが動いてくれない、性格もよく分からない。感情移入できない。このシーンどうやって書けば。そもそも現実的にこんな展開あり得るのか……と、こんがらがって止まってしまうのです。
ついでに私は、長文を書きたいですが長文が苦手で、今までのストーリーを繰り返し読んで話の流れやキャラを確認することなども、ちょっと億劫になっています。執筆が長くなるほど収拾がつかなくなりがち。
さて、話が変わりますが、現在春の漫画大賞に参加中ということもあり、1ページ漫画をたくさん(自分にしては)描いています。最初は「このエピソード、1ページじゃまとまらないよ~」とか思っていたのですが、見せたい部分にこだわってそれ以外を削ったり、表現を工夫すると(伝わりやすいかどうかは不明ですが)意外と1ページで収まります。エッセイ漫画としても、2ページ・3ページと続くより、1ページでオチつく(?)方がテンポが良いかも(私の作風だと)。
そういえば漫画を描く際は「ムダゴマをなくせ」とよく言われるみたいです。以前はその意味がよく分からなかった私ですが、今は「なるほど、ムダをなくした方が描くのも楽かも……」と少し思い始めています。まぁ私の創作はすべてムダゴマみたいなところがありますが。
「マンガを1ページでまとめる」ということをなんとなく繰り返してきた(特に理由があるわけでもマイルールでもない)結果、「意外と1ページで言いたいことはまとめられる」「短く終わる方が『まず完成させる』という目標を多く達成しやすい」と分かりました。完全に自由であるより縛りがある方がやりやすいのかも。
もっと細やかな心理描写や深いストーリー、美しい演出だとかは、「今ならそれを描く実力があるな」と思えるようになるまでほっといて、今は「サラッとしたショートショートっぽいストーリー」を増やす方が良いかもしれません。いきなり上級者みたいなものを目指そうとせず、初心者でもできる表現、簡単な言葉、使える部品だけを使って、書けそうなものを身の丈に合ったレベルでサラッと書いたら良いのです。で、気に入ったストーリーはいつか膨らませたら良い。
ってこの話、前にもしたような。本当にいつもワンパターンで(しかもすぐ忘れる)嫌になります。
さて……。小説を書く文章力もマンガを描く画力も不足している私ですが、今はコミックエッセイで絵の練習中です。練習中といっても上手い絵を描くんじゃなく(そもそも上手い絵など描けない)、「下手な絵でも伝わるように描く」練習中です。私としては美麗なマンガとかも描きたかったですが、人には向き不向きってものがあるので……(向上心を捨てた言い訳)。
で、ラクガキみたいな絵では何も描けないかっていうと、そんなこともない気がします。描き方次第では色々な表現ができるんじゃないでしょうか。昔のアニメやマンガ、シンプルなイラストでも深いお話、いっぱいありそうな気がします。となると、必ずしも絵を描き込もうとする必要もないのか(作品を売るためなら需要とか萌え絵とか考えないといけないのかもしれないけど、流行路線以外の作品も多いだろうし、急に風向きが変わって萌え絵が一昔前の文化になる可能性もあるような……)。
ってゆーか絵はこの先AIちゃんに全部任せられるようになるのか……。ストーリーもAIちゃんにお任せで……。販売も収益管理もお願いしたい……。
それはよく分からないのでさておき。マンガで練習した「シンプルに短く描く」ことは無駄にはならないと信じたいです。これを極めれば、今までグダグダで完成させられなかった短編アイデアの数々も整理できるか。50ページの作品だとバテそうでも、8ページくらいに圧縮できたら描けるかもしれません。
と、いつものように今日も大風呂敷を広げたまま有言不実行でした。
ちゃんと作品を完成させないと、書く書く詐欺の嘘吐きになってしまう……。小説は書きづらいし、なかなか読者様増えないし、読者様を増やそうと焦って集客活動に走っては失敗したので、もう集中して創作した方が良いかも……。質のいい商品が増えれば、お客様も自然と増えるはず……。これもずっと同じこと言っているなぁ……。
自分を追い込む意味で「あれ書きたい」「これ書きたい」と宣言したものの、追い込み効果が出ていないし、承認欲求を創作のモチベーションとすると「待っている人も読んでくれる人もほとんどいないからもういいや」と投げてしまうし、お客様が増えたら増えたで「期待がプレッシャーになる」などとゴチャゴチャ言い出しそうなので、もう私は「書きます」宣言じゃなく「書けました」報告を並べた方が良さそう。書こうとしても書けないものは書けなかった、書きたいものが書けるとは限らない。そしてなんか分からんけどこんなん書けた日もあった、と。それが気に入ったらその間はお付き合いいただき、気に入らないならそっと離れていただきたいな、と。
で、文章も絵も下手だけど、小説を書けないなら短編マンガを目指すのも良いかも。なんといってもマンガなら漫画大賞に参加でき、参加賞スコアももらえるので、無観客でもカネをモチベーションにすれば創作できるかも。カネ目当てで創作しているうちに運良く画力も上がっていれば一石二鳥。で、いつかマジで上手くなって受賞してデビューしてしまったときのために、プロになるにあたっての心の準備もしておかないと……。作品への思い入れが強すぎて、そこは準備しきれない気もするけど、好きなことで生きるためには、思い入れはほどほどに……。
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