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年齢による制限的な思い込み

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「男はこう、女はこう」「年齢がどう」といった言葉に抵抗してみたり流されたりな毎日です。

「ツレがウツになりまして」で(イグアナの嫁だったかな?)、貂々さんが、「男はこう、女はこう」という考え方が嫌いなのに、いつの間にか染まっていたことに気づくシーンがあったかと思いますが……そんな感じで、いつの間にか概念に飲まれているものですね。

 10代の頃は年齢を聞かれて答えるのが楽しかったし、誕生日もまだ嬉しかったのですが、近年は焦りも強く、「ここまで来てしまったか……」と思うようになりました。それは「年齢が嫌」なのではなく、「この年齢になってもまだ何も達成できていない……」という思いからである……はずです。ツレウツでも、ツレさんが、「この年齢にはこういう自分でありたかったのに」と嘆くシーンがあったような。

 が、この間私、年齢を聞かれて、思わず嫌そうに答えてしまいました。
 何故なんだろうって後悔しています。人も生き物も、年齢なんか関係なく素晴らしい存在であるはず。「若い子が好き」とか言う人もいるでしょうが、私はなんか、そういう考え方になりたくない(年齢関係ないと言いつつ……「若い子が好き」は嫌だけど、「熟女好き」「おじさん好き」エピソードを聞くと嬉しい)。

 年齢を答えるのを嫌がってしまった理由の一つは、前述の通り「この年齢になってもまだ私、落ちこぼれか……」と感じるから、ですが。やっぱり、「若い=素晴らしい」または、「女は年齢を気にするもの」「女は年齢を聞かれたくない」「女は若くありたいもの」という思い込みに取り憑かれていた気がします(男性もなのかな)。
 年齢で人の価値を計る話って、好きじゃないのに。自分の中にも差別心が根付いていたとは。ショックです。

 年齢で価値が変わるような世界に私はいたくないです。でも求人にも、スキルがないと年齢によって職探しが難しくなるだの、何歳のうちにどうだの、色々書いてあって凹みます。
 だからって流されてちゃダメですね。未来は明るいと信じねば、やっていけません。仕事ができなくても、オトナな対応ができる、芯の通った大人になれる道はあるはず……。

 まず落ちこぼれな自分を肯定してあげないと、落ちこぼれ仲間に寄り添えませんね。
「落ちこぼれ」っていう言い方がそもそも問題かもしれませんが。「何歳になったらこうあるもの」そんなの、無理なものは無理。そんな上手になんてできないし、それで良いじゃありませんか。


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