うだつの上がらないエッセイ集(2)

月澄狸

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またやってもーた……

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 最近絵を描くときはラクガキが多めですが、昨日はいつになく真剣にイラストを描きました。完成した絵は満足できるもので、「うぉー、けっこうよく描けた! やればできるじゃん私!」と嬉しくなりました。
 が、しばらく見ていて「なにかに似ている……」と感じ。記憶を引っ張り出して、思い当たるものを検索しました。すると、今回描いた絵は、以前ネットで見たキャラクターさんに似ていました。

 うわー……、せっかく上手に描けたと思ったのに! これアウトか? と、しばし悶々としました。
 で、仕方なく描き直そうとしたけれど、「似ないように崩す」というのは難しい……。しかもせっかく綺麗に仕上げたのをわざわざ崩すなんて……。
 迷った末、今回はそのまま投稿することにしました(まだ投稿してないけど)。

 創作って本当に……どこまで似ていて良くて、どこからアウトなのか……こんなことばっかり気になって時間がかかります。限られた時間なのにー……。
 今は無名だからそこまで何もないかもですが、プロになったときどうなのか……。悪意ある丸写しとかでなければ許していただきたいところですが……。

 今までに描いてきた作品も、世界のどこかに似たものが存在する確率は高いですが、気にしまくっていたら進まないような。知らぬが仏か……。力入れて描いたものでこうやってミスばかりすると、力入れて描くのが嫌になってきます。

 新作アニメとかマンガとかでも「どっかで見たようなキャラ」「どっかで見たような話」ということは多いんだから、自分の創作も、被ることを恐れすぎるより、面白くする方に時間を裂いた方が良いとは思うんですが……。人間の思う「面白い」「可愛い」「かっこいい」「感動」とかってやっぱり被りがちなのかも。


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