84 / 283
ド忘れ
しおりを挟む
いつも使っているイヤホンのくくり方をド忘れしました。
えっ、どうだっけ?
分からないのでテキトーにしまいました。
翌日。まだ頭はド忘れ中でしたが、手に任せてみました。
目が他人事のように、手の動きを追います。邪魔せず見守ります。すると……無事思い出せました。
なんか不思議ですね。お風呂でのルーティンとか布団のたたみ方とか、唐突に忘れてしまい、思い出せなくなるのです。
忘れたという事実にこだわると忘れっぱなしになるので、慣れた感覚を呼び起こそうとします。考えるのをやめて頭を空っぽにします。すると手が引っ張っていってくれます。通い慣れた道を無意識に歩くように。
頭は忘れているのに、手足が覚えている……。
忘れることも覚えていることも思い出すことも、なぜなのかと不思議です。
えっ、どうだっけ?
分からないのでテキトーにしまいました。
翌日。まだ頭はド忘れ中でしたが、手に任せてみました。
目が他人事のように、手の動きを追います。邪魔せず見守ります。すると……無事思い出せました。
なんか不思議ですね。お風呂でのルーティンとか布団のたたみ方とか、唐突に忘れてしまい、思い出せなくなるのです。
忘れたという事実にこだわると忘れっぱなしになるので、慣れた感覚を呼び起こそうとします。考えるのをやめて頭を空っぽにします。すると手が引っ張っていってくれます。通い慣れた道を無意識に歩くように。
頭は忘れているのに、手足が覚えている……。
忘れることも覚えていることも思い出すことも、なぜなのかと不思議です。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。


ありふれた生態系が宝物
月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
この連載は「身近な野生のいきもの探し」の続きのようなものです。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/206695515/767761398
本当に、この世に善も悪もなく、ただベストを尽くした日々が尊いのかもしれない。
ただ、コンクリートで固められた川からはホタルがいなくなり、イタチが駆け回った空き地は公園になった。
潰されて駐車場になった空き家を見て思う。些細なこと、小さな工事であっても、そこにあった小さな国が滅んだのかもしれないと。そして今、目にすることができる小さなたくさんの国も、いつ滅ぶか分からない、儚い夢かもしれない。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる