うだつの上がらないエッセイ集(2)

月澄狸

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存在意義

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 私は仕事や作業が下手なので、よく「これ私がやる必要ないんだろうな~、私じゃなくても良いんだろうな~、っていうか、私じゃない方が良かったんだろうな~」と思います。

 美味しいお菓子を買ってきて「ありがとう!」と言われるとき。
 美味しいのはお菓子であって、誰が買っても美味しいし、美味しいものたくさんあるし。私などいなくても別に良かった。そう思ってしまいます。

 で、「私にしかできない」はずの創作をしていても、求められている手応えはありません。
 どちらかというと、「新作はよ」って言われるより、過去作品を味わっていただきたい派なのですが、過去作品は埋もれに埋もれて、アクセスほとんどありません。最新投稿も、一回読んだらもういいやって感じでしょう。

 下手な作業をして生きて。私の好きなことは必要とされなくて。自分の存在価値って何だろうと思います。
 いいねがリンククリック数や作品へのアクセス数以上に付いていたりするので、一体どのくらいの人が読んでくださっているのか謎です。アクセス数が100だったとしても、100人が読んでくださったとは限らない上に、そもそもアクセス数が1~2桁。夢見る余地もありません。

 求められていないってのは辛いですね。でもこんな愚痴ばっかりこぼしていて、いざ誰かに「小説書いてるの? 見せて!」って言われたときに、私は自信を持って堂々と自分のアカウントを人に教えることができるでしょうか。「あのページ見られたらまずいかも」「このページ読んだらどう思うだろう」というような投稿しかしていないのでは。

 もっと自信が持てることを書かないといけないですね。
 ……いや。

 自信などあろうとなかろうと、とにかく書いて増やすしかなさそうです。仕切り直しても、どうせまた失敗するんだし。当たり障りなく書くより、好き嫌い分かれるくらいで良いかも。

 ……いつも似たような結論で止まる上に、創作がなかなか進みませんね。
 もう自意識過剰の真反対になって、アクセス数や読者様や自分がどうとか、何もかもぶっ飛んで忘れてしまうくらいに、創作にのめり込みたいものですね。「自分のアカウントを、自分が満足する本棚にするぞ~」みたいな。


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